俺のベッドの中には
凍らせた500mlのペットボトルと
ビーコンが並んでた
俺ガス(サバトラの猫)朝夕めっきり秋の空気
ついこの間のことだとばかり思っていた
蒸し暑かった夏は何処へ
今年の夏は・・・
俺専用ベッドに凍らせたペットボトルが投入されると
いつもそこには若猫ビーコンが居た
すっかりビーコン専用のベッドになってしまったよう
ついこの間まで暑かった
その日も、凍らせた500mlの四角いペットボトルが
俺のベッドに入れられた
俺がベッドを覗くと
ペットボトルと平行に巨漢ビーコンが
隙間なく並んでハマっていた
俺に気づき、
一旦座りなおしたビーコン
いい加減、ここが俺専用と知ったのだろう
きっとどいてくれるのだろうと・・・
それは俺の勘違い
甘い考えであった後ろ右足が高く上がったそして再び俺を見る
一体何がしたいんだ、こいつは!
よく見ると器用にペットボトルに
片脚を乗せているではないか
おもむろに
お腹の毛づくろい
次は
すっかり冷えただろう右後ろ脚の毛づくろいも・・・
しっかり右前脚は冷え冷えペットボトルの上にある
猫は肉球で温度調節をすると言うが
きっと右前脚ヒンヤリして気持ちいいんだろうな~
毛づくろいも済み
そろそろ交代?かと淡い期待も
今度はまた器用というか
面倒くさいのか上向きで寝やがったー!(くれぐれも言っておくが、ヤラセではない)
そして俺をチラ見した後
その体勢で再びの毛づくろい
毛づくろいしながら背中をヒンヤリさせてるようだ
見かねた飼い主が、横で待ってる俺に
いつものアイスノンを持って来てくれた
俺も当分開かないだろうと、アイスノンの上に顔を乗せ・・・
今度はこちら向きになったビーコンは
俺の顔にというより、
俺のアイスノンの上に頭をのせて来た
別に気を使ったわけではないが
俺の方が避けて
猫の習性でつい・・・ 頭をペロペロ俺は向きを変えた
そしてアイスノンまで奪われた俺は
ビーコンに精一杯の抵抗として
背を向けて横になった無言の抵抗そんな俺の気も知らないで・・・
若猫のビーコンは
右後ろ脚をペットボトルに乗せ
爆睡かましてた!なんだよ、その右後ろ脚は~
器用に乗せやがってー!!!