急なことだから、
ネット検索でも当たり外れのあるだろう世界
〝ペットセレモニーシオン”の
〝とっても良いスタッフさん”に当たった我が家
グレ、天国へ向かおうと・・・ ※グレの写真は控えようと思いましたが、あえて同じ立場に立たれた飼い主さんたちのために載せました。
俺ガス(サバトラの猫)俺の飼い主夫婦は、夫・おにゃじ、妻・バキ
10月3日、同じ年の姉グレが亡くなった
現実的な話だが、そのままにはできない
泣き崩れている夫おにゃじを横目に、妻バキがグレの遺体をどうしようかと深夜にネット検索
口コミもチェックしたが、つい最近、その口コミを全面的に信用したために、とんでもないことになった経験(
恐怖な外科)から、内容と時期を飼い主なりに精査
このところトラブルもあるらしい
ネットで調べると、出るわ出るわ悪質業者が横行ネタ
一見〝優良”という言葉が付いていても、いざ調べると華やかなのはいいがどう考えても押し付け豪華オプションが乱立しているように見える高額業者もある
大きなおうちの一軒家なら豪華でいいだろうが、我が家のようにご近所の目を気にしながらだと時間かけての豪華は困る
ネットを駆使してたどり着いたところが、
〝ペットセレモニーエデン”
ただし、内容を確認しようとすると
〝ペットセレモニーシオン”に入ってしまう
ある口コミに、ちょっとした不満が記載されていた
その飼い主さんは小動物の火葬で、過去に同じところを使ったそうだが、今回は以前よりスタッフの雰囲気が地味で鼻についたらしい
話方(?)にも不満をもった書き方だった
ただし、オプションや料金のごまかしなどについては問題なくOKだったようなので、飼い主バキにはありがたい
明朗会計な上、シンプルに行ってもらえる方が好ましく、ここにとりあえず電話してみた
すぐに名前やら住所やらを訪ねてくることはなく、グレの名、次に年齢や亡くなった原因、大きさ、亡くなる前の治療状況まで・・・
この時は、
(なんでこんなことまで聞くのか?)
と思ったらしいが、
実は後で凄い理由を知ることとなる
この時まだ、飼い主バキの心にわずかながら猜疑心がとどまっていた
話の中で、電話の向こうのスタッフさん自身が、最近自分のペットの死を経験したという、それもわんこにゃんこではなく〝ウサギ”
過去に2頭のわんこを、そして最近ウサギを看取り、現在わんことにゃんこを飼っており、すべて保護した子ばかりと聞き、正直バキは
(そんな優しすぎる話、どこまで信じる?
わんこにゃんこのみならず、ウサギ?
・・・絶対営業だな~)
と、猜疑心はぬぐえずにいた。
話半分営業にウソもあるだろうと思いながら、とりあえず無事に火葬が行われればと・・・
2Kの猫グレは21000円の予算
(立会拾骨)
粉骨希望だったが、それも予算の中に入っているそれをしっかり確認!
翌日の朝10時にお願いした
お願いするにあたって、近所の目もあるので、極力サラ~っと行っていただきたい旨を伝えた
無料オプシュンには、可愛い籠なんかに入れて玄関から火葬車まで運んでくれるとあったが、それこそ近所の目が気になり、火葬時点では遺体のみ置かれるので、結局移し替えたりする回数が増えるのだから、余計な手間暇は省きたかった飼い主は可愛い籠はお断りした。
10時前・・・
亡くなると、まず火葬前まで冷やさねばならないそうだ
夏用に4匹分の凍らせたアイスノンやらペットボトルやらがありまだ冷凍庫に入ったままだったので、グレを冷やすのには困らなかった
冷た~いグレだが、亡くなってすぐ見開いた眼は眠っているように閉じられ、可愛らしく寝ていた
おにゃじが、グレの髭や毛をちょっぴり切って小袋に入れた
そこまでは良かったが、飼い主おにゃじが
『グレ一人ぼっちだと可哀そうだから、
ガスの髭と毛を持たせてやろう』
と、突然俺の髭と毛をカット!
(おにゃじ、それちょっと違うだろ~)
俺の髭で一番いいやつ切りやがった!
しんみりどころか、グレを囲んでやんややんやしていた不謹慎な俺たち
そこにピンポ~ン♪
10時になろうとした時、出張火葬のシオンのスタッフさんが来た
迷路みたいな地域なのに、遅刻なし
飼い主一安心
ペットセレモニーのスタッフさんは、飼い主たちより年上のおじさんだった
偶然にも暑くなって真夏の気温の日
ラフな飼い主たちに比べ、シンプルながらちゃんとされた服装
口コミとはだいぶ違う、温和でわざとらしさのない好印象
グレと共に飼い主と俺はお外の火葬車へ向かった
マンション前に火葬車が止まっていた
グレが乗る台が引き出され、紙(和紙かな?)が敷かれる
グレが焼かれると思と辛いが、スタッフさんのグレの置かれる場所への準備が丁寧で、天国への入り口かもと思わせてくれた
飼い主バキが自らグレを台に乗せる 側には七種のお菓子を添えて・・・
本来写真にはグレの姿を載せたくないが、もし同じ立場の飼い主さんが出張火葬を探していたならば、どんな様子が一目でわかるよう、あえて載せることにした
最後だからと俺もおにゃじに抱かれお見送り
天国への扉が閉じられる 作業的ではなく、金属音を極力立てずそっと扉を閉じてくれたおじさん
相談の上、近所の目も気にしないようにと、人通りや住宅の離れたご近所に移動して火葬することにした
飼い主たちはその間自宅で待機
10時20分、たら~ととろけていた俺の体が動く!
姿勢をただし座りなおした俺
そんな俺の姿を見て飼い主バキが
『今、グレ点火されたのかな~』
と言っていたが、それは俺だけが知っている秘密。
しばらくして・・・
ふたたびいつものように たら~っと・・・
〝ペットセレモニーシオン”の、とってもいいスタッフさんに出会えたことを、この後ますます実感した飼い主の話は次回・・・