静かに寝てたのに・・・
誰か助けてくれ~!
俺ガス
サバトラ、15歳の雄猫
9月1日、我が家に仔猫が来た
小さな小さな仔猫は、生まれてすぐの大きさも、本当はただただ栄養失調で大きくなれなかったようだった。
我が家に来ると、赤ちゃん用の食事があるにもかかわらず、2日後には俺たち15歳用のカリカリを食べていたほど・・・
いったい生まれてからどれくらいたっていたのか?不明である
そんな仔猫も、日々を追うごとに凶暴性を発揮し、暴れるようになった。
その名も“電波怪獣ビーコン”と名付けられた。
3か月が過ぎた12月初旬・・・
いつも通り、静かにお気に入りの箱ベットに寝ていた俺。
前触れもなく、隙間にスーと入ってきたのが

今や、我が家の
嫌われ者怪獣“ビーコン”
よっぽど痛い思いをしない限り、俺は決して怒ったりしない
ビーコンは俺の頭を舐め始めた

最初は警戒していたが、

そのナメナメの往復が繰り返されるとともに、

心の片隅がちょっと開かれ、

ビーコンの存在を受け入れても良いかにゃっと・・・
ふと思った瞬間、

噛みやがったー!
そばに居た薄情な飼い主バキは、ただ笑って助けてくんにゃい!
『やめて~!』
と、強く訴えるも、
とぼけた振りのビーコン
薄情ながら見かねたバキが、やっとビーコンを箱から出してくれたのだが・・・
やっと落ち着いたかと思ったら、

何か気配が・・・
また来たか!
・・・って、
フェイントで舐めてきやがった!
すると、ビーコンがいないかと安心したわびが盛んにウロウロし始めた
すると、ビーコンも俺もその“ひょこひょこ”個性的な動きに目が行ってしまう

わびには悪いが、すかさず次の獲物わびに飛び掛かって行ったビーコンだった。
わびの悲鳴が悲しく部屋中に轟いていた。
わび・・・申し訳にゃい。