俺寝てたのに~ 
無理やり入るのやめて~
俺ガス
箱が好き♪

高級じゃなくていい、段ボールでいい
誰からもじゃなされず安心して熟睡できる、それで十分である。
11月中旬、野良の子ビーコンも我が家に来て2か月半経つ
そこそこ大きくなっていっていることを感じる。
俺がいつものように箱でゆっくり寝ていたとき・・・

狭いのに、隙間に無理やり沈むように入ってきたビーコン

顔の置き所に悩みながら、俺の背に顎を乗せる

再び顔の位置を変える
猫の習性なのか、顔は上向きでなく、できれば潜りこませたいものである
気持ちはわかるがここは俺の先住の箱!
俺だって顔を埋めて寝たいのである
譲るわけにはいかにゃい!
争い事は大嫌いだ
しかし、こればかりは!
あっ・・・取られちゃった
争うのはやめよう

俺が反対を向けばいいことである
ぐっと狭くなるも、大人しく寝ていてくれれば何の問題もない
なのに、
なのに・・・
なんかこっち向いただろう~ 
背中にもぞもぞ感を感じる
ビーコンの下半身が徐々に俺の背を押し始める
何をされても動くわけにはいかにゃい
ここは俺の箱だ!
なんか後ろで行ったり来たり・・・
ほんと、いい加減にして-!
もうやめて~!
俺、頑張って一歩も譲らずじっとしていた

するとビーコンがもぞもぞを繰り返すうち、

乗っ取りにあきらめ出て行った
やったー、俺の勝利!
その一部始終を見ていた飼い主バキが、
『あんた、ほんと大人げないよね~』
と・・・
俺が悪いのか?