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ヒットエンドにゃんEX
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2015年 07月 17日
マリンの友 前半
文:ふじきせき

記念の守備固めではなく、
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それはベンチ本気の守備固めだった・・・


7月12日 
習志野秋津球場にて君津対県船橋を観戦





10年以上前に知り合った小学生が、この日〝高校最後の夏”を迎えた
ただし、1塁コーチャーとして・・・

マリンの友 思い出編→こちらクリック

試合前のウォーミングアップ
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キャッチボール  
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私にとっては貴重な時間に感じていた

シートノック寸前  
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ベンチ前の選手の中に、14を探す
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そしてグラウンドに駆けていく14を必死で追いかける 
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ノックを受ける姿を逃すまいと・・・ 
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それなりに形になってるじゃん♪と偉そうに思いながら眺める 
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単なるシートノックも、私には一つ一つ彼の頑張りの歴史に思えた

マリンスタジアム・・・
彼がトイレに立った時、お母様が漢字ノートを見せてくれた
お母様曰く、家を出る時は小坂のお姉さんに見せたいと言って持ってきたが、いざ見せるとなると恥ずかしくて見せられずにいたと。
小学生だが、中学生の字と言ってもおかしくない位きれいな漢字が書かれており、そこには大きな花丸。
実は、担任から字を注意され、上手く書けないと何度も何度も泣きながら練習し、やっと彼自身が納得のいく字が書けたとか・・・
担任は努力を評価してくれる方だとお母様がおっしゃっていた
昔の思い出を手繰り寄せながら、目の前でゴロをさばく彼の姿を見て
(きっと、納得できるまでゴロをさばいていたんじゃないかな?)
と、勝手に想像していた

バックスクリーンには、当然彼の名はない  
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寂しくはあるが、客観的に試合を観られそうである

ご父兄の方からメガホンと団扇を配られた  
夫曰く『あれ?どこかのチームと同じスローガンだね』と・・・  
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〝全力疾走”


以前だったら、1塁コーチャーの存在は単に控え選手しかないイメージだったし、実際のこの日の彼もそうだったのかもしれない


東都大学野球が大好きで観戦するのだが、東都では1塁コーチャーは試合を大きく左右する存在である
亜細亜大が優勝を重ねていた時、植田優という1塁コーチャーがいた
単なるゴロも、当然『抜けろ、抜けろー!』と全力疾走を打者に要求し、スクイズだろうな~のシーンでは、大声で
『ゴロゴー、ゴロゴー!』
と・・・バッテリーの心の片隅に(もしやゴロゴーあるかも・・・)と思わせる策
そして当然のようにスクイズ決行し、大喜びする。
それも相手チームが腹立たしく思えるよう演技も入った喜び方。
3塁コーチャーとベンチの策にそってその場に応じた言葉を飛ばす
       つまり、心理作戦なのだ
実際のところチームの実力は、現亜大より決して強いとは思えなかった
まず全く打てなかったし、ついでに外野守備も大甘で、バッテリー&内野守備頼りのチーム
わずかなチャンスをその1塁コーチャーは逃さず得点に必ず繋げていき、気づくとリーグ優勝

どんな熱い1塁コーチャーを見られるだろうと、
             ワクワクしていたのだが・・・

試合が始まる
全国県立でもスポーツ推薦をとりいれている時代
そんな中、努力して県船に入学し野球をがんばったところで、強豪校山ほどいる千葉県でどう戦い勝ち進んで行こうというのか?
ちょっと前はそれでも文武両道として早川大輔氏(現オリックススカウト)が出身
他には大昔日野茂氏・・・

私自身、東都1部リーグで実力ある新人を見ている〝自負”のようなものがある
内心、全寮制で授業は形だけのスポーツ推薦私立が全国にたくさんある中、県船がどんなに頭脳を使い体も使って頑張ったとしても、失礼ながらたかが知れてるだろうと正直思っていた

マウンドに上がった県船の投手は、細身も思いのほか重心低くぶれず安定感を感じる
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踏込が安定し、しっかり沈みフォームが乱れないことから、この投手はかなり走り込んで体作ってるのではないかと・・・  
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投球後も流れることがない

・・・で、県船橋の1塁コーチャーはと言うと
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 微動だにせず・・・  大丈夫なのか?

初回2番の串田選手がライト線へ飛ばした  
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1塁コーチャーからそのままライトへカメラを向けるとスタンドイン! 
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この後、串田選手は猛打賞の活躍を魅せる
守備がちょっとな~と思ったら、1年から期待されていた選手で、まだ2年生だと言う。
来年〝送球”頑張れ~♪

県船ナインのヒットでランナー出塁
彼はどんな仕事をするかなと1塁をユルッと眺めていた
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なんか〝1”って出してるけど、アウトカウント数?  
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オ~ィ、テンション低すぎないか~?
  

打席に投手が立つ
高校生はDHもなければ、攻撃時は得点のために野手と同じ働きを求められる
軸足に体重残し良いフォームでライナーを飛ばすも、レフトフェンス前でファインプレーに阻まれた  
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それにしても良い打球だった♪

県船2回  
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まず2点目
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そして3点目
好走塁を交えてこの回2得点加え3点差に
ちなみに1塁コーチャー相変わらず冷静なのか、テンション上がってるように見えず・・・

3回、まだまだ先が長いとあって、
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ランナー3塁好走塁
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 4点目はスクイズ

ん?
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県船4点目のはずが君津に得点が入る
県船に4点目の点数が入るも、
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今度はスタメン攻撃のランプが君津の鈴木君の上にともって・・・そのままチェンジ
エーイ、このままスタメン丸ごと代えちゃえーって、左右のスタメン丸々表示交換  
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手動じゃないからあっという間だ

なんとな~く余裕を感じたのか、〝マリンの友”の彼のお父様お話にいらした
彼の話以上に、スタメンやら千葉県野球の話やら・・・
個人的に、サードの選手のボールの捌き方と打撃フォームが気に入った話をすると、サードの村井選手はキャプテンだと言う
想像以上だったのが、走塁への意識の高さ
走塁の意識が高ければ、得点の幅も広がるものである

ところで、1塁コーチャーだが・・・
チェンジの際走ってコーチャーズボックスにつく姿を撮ろうと待ち受けるも、チェンジになった瞬間もう1塁にいるではないか~
なかなか撮れず、4回そこだけに集中し、3度目の正直ならぬ4度目・・・
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やっと撮れた~♪  
彼が1塁に到着した時 
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まだ相手ベンチからは一人しか出て来てない
   良いことだが、出てくるの早過ぎ~!

のんびりしているのもわずかだった
打撃に走塁にと手を抜かず目いっぱい働いていた投手、6回サードのエラー(と言っても後ろに逸らさず体勢低く食い止めるも、上に跳ね上がり打球を見失ってしまったプレー)から、急にガクッと来た疲れが表面に現れ始めた
球が浮き、抑えようとするとかなり前でバウンドした
ちょっと高めになって痛打される
素人でさえわかった疲れ・・・監督さんも交代を考えていたと思うが、何せ高校野球
エースを下げることが一発勝負の高校野球ではかなりの覚悟を要するだろう

親御さんたちの熱い声援は続く 
どんなピンチも、ひたすら見守ることしかできない
 
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    それも親の仕事

途中交代となったサードの村井選手がマウンドへ上がる
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そして他のポジションも動く
隣に居たはずのマリンの友のお父様が
            あれ?消えた!

                          つづく・・・
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by fujiki-seki | 2015-07-17 09:36 | バキコラム | Comments(5)
Commented by morokoman at 2015-07-24 22:02 x
バキ様

morokomanです。

この記事はいいですね~。(^^)
バキ様の愛情を感じます。

高校野球は、子供のころは甲子園大会を夢中になって見たものですが、現在では地区予選の方に愛着を感じるようになりました。

この記事のように、観る側と選手や学校との心理的な距離が近いことが、地区予選の良いところです。なんとなく親しみがわくんですよね~。

また、季節的にも「夏のはじめ」みたいな感じで、「これからも楽しいことがいっぱいあるぞ~」というわくわくした気持ちもあるんですよね。

ちなみに、今回の記事の相手校はmorokomanの地元学校です。そんなこともあり、私は相手校に親しみを感じますね。

確か、この学校の近くに社会人野球の南千葉の雄とも言える、かずさマジックがあるのではないでしょうか。新日鉄君津が母体だったはずですから。

この学校、南千葉の県立校ではそこそこ野球は強かった記憶があります。

習志野高校が大昔に全国優勝したとき(この時のエースが後に中大~ヤクルトに行った小川さん)の千葉県大会決勝まで行ったこともありました。

ただ、今はどうなんだろう。監督さんが変わったという話を聞いたことがありますので、今はそんなに強くないのかな。

南千葉も、現在はやはり私立のほうが強い。木更津総合、拓大紅陵は全国でも馴染みの学校になりました。

morokomanが木更津に行くと、こうした学校のすぐ近くを通ります。南千葉のところから、全国の舞台に出るということは、やっぱりすごいことなんだな、と思います。(同じ気持ちは、かずさマジックにも感じますけれども)
Commented by ふじきせき at 2015-07-26 10:38 x
morokomanさん、いつもありがとうございます。

>観る側と選手や学校との心理的な距離が近いことが・・・
私の実家は菊川常葉という私立高校があるのですが、実際は地元からの選手は入部できず(問題を起こした後、ちょっととったようですが・・・)、甲子園に行ってもほとんど地元では盛り上がらないそうです。
近いようで遠い存在なのでしょう

千葉はここ最近、選手がばらけてきて県立も強くなってきていると聞きます。

今、都市対抗が行われていますが、地元企業という面に加え、大学卒業後は地元へ戻りたいという選手が多く、もしかしたら高校野球以上に地元のチーム感は社会人チームの方があるかもしれません。

かずさマジック・・・昨年、都市対抗戦で内野に選手のユニを来ている上司たちが目につき、本当に愛されているチームだと実感しました。
なかなかみんな集まりにくい上、仕事をしながらなので大変だと思いましが、来年はぜひ都市対抗で応援したいです♪

そうそう、昨日ヤマハの捕手として後半東くんが出場し、良いリードを見せてくれました。
Commented by morokoman at 2015-07-27 20:09 x
>私の実家は菊川常葉という私立高校があるのですが、実際は地元からの選手は入部できず


?????? なんでそんなことをするんでしょうか。全国からかき集めてくるから、地元の生徒はいらない、という意味なのかな。

菊川常葉  一時期甲子園の常連でしたが、いまはどうなんでしょうか。

>そうそう、昨日ヤマハの捕手として後半東くんが出場し、良いリードを見せてくれました。

社会人野球には、補強制度があり、他チームから呼び寄せることができますよね。良い制度だと思います。学生野球では採用されないでしょうが。
Commented by 植田優 at 2018-02-28 18:32 x
はじめまして、植田優と申します。
サイトを見つけまして、僕の事をこんな風に書いてくださっていて感謝です!
ついつい感謝を伝えなくてはと思いご連絡致しました!
これからも亜大よろしくお願い致します。
Commented by ふじきせき at 2018-03-02 10:01 x
植田優さん、お元気でいらっしゃいますか?
よくぞ、こんなコアなブログ見つけて下さり、うれしい限りです♪

飼い猫の衰えと共に、東都も観戦できなくなりましたが、都合よくネットで見られるようになり、今でも東都ファン、いやいやそれ以上の生田野球ファンのまま亜大野球を楽しませていただいてます。

当時、植田さんの指示の声を聞きたく、いつも耳を澄ませていたことを思い出します。
試合後、いつも植田さんの指示の面白さを夫には話しており、夫からこんな面白い話はないからとブログに書くよう進められてましたが、亜大ファンの私は、それを書くと他校に作戦がばれちゃうからと断固拒否!
植田さんがコーチの時、亜大はなかなか得点できず、貴重な得点を〝みんな”であげて、それが優勝につながってました。
相手のエースたちが、植田さんの指示される声かけに必要以上に反応していたことも思い出しますし、これぞ亜大の強さだとも♪

感謝するのは私の方です。
植田さんのおかげで、亜大の魅力を越え、チームで勝つ野球の魅力を教えていただきました。
見ているこちらは、本当にあの時代の亜大野球が、癖になるほど大好きでしたし、今でも生田野球のファンのまま♪

どうぞ、亜大で培った〝相手の立場に立って考える力”を大いに生かし、社会でのご活躍を祈っております。
こんなコアなブログですが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします
優しくお話上手なお母様にもよろしく♪

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