9月24日 神宮球場にて
亜細亜大対中央大 東都大学野球1部
読まれ、外され・・・それでもダイヤモンド内にねじ込む空中技 これぞ戦国プロフェッショナル
こんにちは わたしグレ♪
昨日の拓大戦で、島袋さんが完投も負け投手になっちゃいました。
『も~、亜大も拓大も大キライ!島袋さんいじめて~!』
と愚痴ると、亜大マニアバキが
『原樹里くんとの投げ合い(
2012年4月1日島袋投手の球数226球)以降、過保護にしすぎてノーアウト満塁フルカウントで“ど真ん中直球”っていう開き直り心理みたいな強い気持ちを知らない単なる経験不足ってやつよ。何より、本人が自分の球を信じてないもん』
と・・・島袋さんファンとして、痛いところをつかれた感じがしました。
確かに、せっかくの社会人でのOP戦でもランナー抱えた場面をたくさん経験させればいいのにって思うことが多かったです。
今日は亜細亜大対中央大の試合をお送り致します。
本日の審判員さん
亜細亜大
1 [5] 藤岡 (岡山理大附)
2 [9] 中村(毅) (中京)
3 [4] 北村 (星稜)
4 [8] 中村(篤) (青森山田)
5 [2] 嶺井 (沖縄尚学)
6 [7] 水本 (大阪桐蔭)
7 [D] 井野川 (玉野光南)
8 [3] 遠藤(雅) (聖光学院) H 牛場 (常葉橘) 3 原田 (福岡第一)
9 [6] 長曽我部 (新田)
P-九里(岡山理大附)
中央大
1 [9] 影山 (桐蔭学園)
2 [5] 新城 (興南)
3 [8] 福田 (習志野)
4 [3] 小川(拓) (静岡) R 今村 (星稜) 3 和田 (常総学院)
5 [7] 神里 (糸満) 7 郡司 (浦和学院)
6 [D] 二十八 (岩国)
7 [6] 羽山 (静岡商業)
8 [4] 山田(直) (静岡)
9 [2] 東 (高陽東)
P-島袋(興南)
1回表(亜)
中央大の先発は、東都リーグを代表する(とわたしは思っている)島袋投手
亜大マニアのバキは、亜大応援かと思ったら
『今日はしまぷー(勝手な呼び名すみません)だから、負けても諦めつくし・・・いっぱい投げさせて明後日勝てばいいや~』
と、ちょっと弱気なバキ。
1 [5] 藤岡 2-2からファールするも、6球目149K空振り三振
2 [9] 中村(毅) 初球147Kの入り、146Kファール、3球目
134K強振せずうまくバットに乗せ
センター前に運びます
3 [4] 北村 144Kストライクの入り、2-1からライト線へ飛ばすも、すでに待機して構えている影山さん・・・
なんでもうそこにいるの?
4 [8] 中村(篤) 右中間ライトフライ
1回裏(中)
亜細亜大の先発は九里投手
1 [9] 影山 127K・126Kファール、1-2から117Kファースト正面
2 [5] 新城 100Kボールの入り、2球目
セカンドボテボテのゴロ
3 [8] 福田 2-0からサードゴロ
俊足相手にゆったり丁寧な捕球も、強肩唸らせ剛速球でアウトに
2回表(亜)
5 [2] 嶺井 1-0から138K高~く打ち上げセカンドフライ
落球ってことだってないとは言えない!
簡単なフライも、しっかりベースを回ってます
6 [7] 水本 124Kストライク、132Kボール、145K・149Kファール、126K・137Kボール、143K高めファール、8球目
139K高めサードファールフライ
7 [D] 井野川 144K・136Kポンポンとストライク、142Kカット、4球目
146K外へ滑るようなストライクで見逃し三振
毒舌バキがすかさず
『へなちょこピッチャーの見逃しは“振れよ!”って思うけど、絶好調のシマプーの球は仕方ないよね~。坂井くん(東洋大→東京ガス)だって、シマプーの球(中大と東京ガスのOP戦で)見逃し三振してたもん』
と・・・球も軽くなく、美しいストライクのストレートで勝負できるいい投手です、ホントに。
2回裏(中)
4 [3] 小川(拓) 2-0から捉えられちゃったかも~!の右中間への当たりはセンターフライに
小川さんのバットが球に圧されてるようにゆっくり飛ぶように感じます
絶対九里さんの球が重いんだと思います!
あとで、素人の錯覚かと思ってある東都の選手に尋ねると、やっぱり重くなってるとか・・・きっと球に体重が乗った投げ方になったのかもしれません。
5 [7] 神里 2-2から137K見逃し三振
6 [D] 二十八 1-2から連続ファールも、127K空振り三振
3回表(亜)
8 [3] 遠藤(雅) 初球142kファール・・・スイングスピードはなかなかのもの♪
2球目ボールの下叩き、ライト右中間手前のフライに
9 [6] 長曽我部 1球も振ることなく、
141Kインハイ四球
1 [5] 藤岡 初球バントの構えはボール、2球目バスター
島袋さんの球に押されながらも、しっかり振り切った分、サード後方へ飛び、
風に押し戻されてファールになりそうでしたが、
レフトダイブ及ばずラインぎりぎりに落ちポテンもフェアーで、2塁打
2アウト2・3塁
2 [9] 中村(毅) 1-2からキター!
スクイズ~
反射的にはずしにかかった投手に対し、必死に当てに来るも、打ち上げてしまい
サードフライ
サード捕球し駆け足で3塁ランナーより先に3塁へ戻ってWプレーに
3回裏(中)
7 [6] 羽山 初球
打ちはピッチャー足元への強襲
大きく跳ね上がり一二塁間方向へ
この後治療でちょっとタイム
ブルペンを観ると、2人準備してるけど・・・
マウンドに再び九里さんが戻ります
8 [4] 山田(直) 初球
サード猛チャージも、
1塁線へちょっと強めの送りバント
9 [2] 東 1-1から136K空振り、
126K空振りし三振
ランナー俊足ですし、9番といえど力のあるいい打者ですので、最低でも進塁打の指示をだせば1・2塁間方向へでも叩けるはず・・・スイングを見ていると、“ひたすらヒット待ち”のベンチの様子がうっすらと見えてきます
中軸ならそれでいいかもしれませんが、9番打者なのですからここはトップの影山さんの打席で、ランナーを3塁に置くべきところだと・・・
四球で1・3塁なって、2番に回っても、走者打者ともに足があるので併殺もまぬがれそうなのににゃ~
どう見ても、一二塁間方向、もしくはゴロをしっかり叩きなさいという指示は出ていない気がします。
1 [9] 影山 初球デッドボール
2アウト1・2塁
2 [5] 新城 1-2から
141K見逃し三振
4回表(亜)
3 [4] 北村 1-1からショート正面のゴロ
4 [8] 中村(篤) 初球147K空振り、143Kファール、連続ボール、2-2から148Kつりもファール、
147K低め空振り三振
エースと4番の対決って感じでした♪
5 [2] 嶺井 初球
147K捉えたー!と思ったら、
レフト線わずかに切れたフェンス直撃ファール
そんな打球を飛ばされた後の2球目145Kストライク
1-2から引っ掛けサードゴロ
4回裏(中)
3 [8] 福田 1-2から
137K一二塁間狙い済まして
押し込むように叩き強烈なゴロがライトへ
4 [3] 小川(拓) 初球141Kボール、俊足相手に5連続牽制球
そして137k飛ばすもライトファールゾーンへ、2-2から牽制挟んで5球目、130K空振り三振
ここでも超俊足ランナーが居るのに、ノーアウトランナーでのヒット待ち策?
バントとは言いませんが、エンドランかアシスト空振りくらいかけてくると思ったのですが・・・釘付け牽制が利いてますにゃん!
5 [7] 神里 1-0からボールというより、わざと走らせたかのようで、
キャッチャーしっかり送球のための外しで
2塁送球アウトに・・・バッテリー完璧なお仕事!
フルカウントから1塁ベース左へスライス気味も、慌てずしっかり処理しファーストゴロ
5回表(亜)
6 [7] 水本 変化球一辺倒で押さえに来るとおもったら、ストレート主体で振らせようと言う配球も
最後は外れ四球
7 [D] 井野川 初球高めも
勢い殺し
ナイスバントでランナー2塁へ
8 代打 牛場 1-0から三遊間への打球はサードゴロ
その間に2塁ランナー3塁へ
9 [6] 長曽我部 初球147Kファール、144Kストライク、148k・147Kとはずれ、141Kカット、142Kはずれフルカウントも、7球目
129K低め空振り三振
5回裏(中)
6 [D] 二十八 1-2から
128K外低め空振り三振
7 [6] 羽山 2-2から
136K外空振り三振
8 [4] 山田(直) 2ナッシングから
122K上手く合わせて
センター前へ運びます
9 [2] 東 2-1からの4球目の前に、8球目の牽制球は無事戻って・・・って、よく投げさせたにゃ~
フルカウントからの7球目
95K見逃し三振は捕手の読みあい?
6回表(亜)
1 [5] 藤岡 初球打ちはレフトフライ
2 [9] 中村(毅) 2ナッシングからの4球目145K高~く上げて
セカンドフライ
3 [4] 北村 2-2からショートボテボテのゴロは、いつもサードの羽山さん、
この日はショートで頑張って処理
6回裏(中)
1 [9] 影山 107Kストライクの入り、2-2からライトへライナーもファール、6球目124K一二塁間ファーストゴロはファースト捕球し
投手を制しながらベースへ
2 [5] 新城 1-2から
142K空振り三振
3 [8] 福田 フルカウントから連続ファール後、
外見切って粘り勝ちの四球
4 [3] 小川(拓) 1-2から打ち上げた当たりは、
サードがバックしてフライ捕球
7回表(亜)
4 [8] 中村(篤) 0-1からレフトフライは定位置
5 [2] 嶺井 2-0からバットの先も飛ばしますが、
センターフライ
6 [7] 水本 2-1からいい角度も
レフト正面のフライ
7回裏(中)
5 [7] 郡司 1-0から
捉えた当たりは逆方向に低空ライナーで
一二塁間を通過しライト前ヒットに
6 [D] 二十八 初球
ピッチャー左へのナイスバントで
ランナー2塁
7 [6] 羽山 1-0から
捉えた低空ライナーがショート右に飛び、ショート飛びつくも通過
センター前ヒット
2塁ランナーショートの動きを見て動けず・・・1アウトなので、ショートの力量が頭にあり捕球も考えて仕方なかったと思います。
1アウト1・2塁
8 [4] 山田(直) 初球
バント3塁線切れそうで切れず
ナイスなセーフティーバントで内野安打に
翌日同じようなセーフティーバントがあったのですが、今度はサードが凄かった!
簡単に言うと、テストで間違っていた所をそのままにせず、返されてその場ですぐ直した・・・って感じでしょうか。
1アウト満塁
9 [2] 東 内野前進守備の中、初球の空振りも、ランナーの動きから、打ってから動く・・・つまり犠牲フライの意識高いようです
中大ベンチはどんな指示を出されたのかは定かではありませんが・・・
2-2から
124K空振り三振
初球で犠牲フライ狙いだろうと感じさせ、その後の球に対しても何か仕掛ける雰囲気作りもなく、走者もこれといった動きも見せず・・・スクイズ、ゴロゴー小技なしなら、バッテリーはひたすら打者だけに集中できる環境になりました。
1 [9] 影山 2-1から一二塁間抜けそうだったゴロも、
勢いなかった分、セカンド諦めず追いつき間に合ってアウト
8回表(亜)
7 [D] 井野川 いつもは2打席で結果が出なければだいたい交代も、見逃し三振にバントの後の3打席目交代無く回ってきました
監督さんには何か感じるところがあったのでしょう。
なかなかまわってこない3打席目、井野川さんは初球セーフティーの構えで様子を見、2球目
力強く振りぬき、
強烈な打球が3塁線詰めてなかったサード左に飛び、サード飛びつくも及ばず、レフト線へ抜けて行き、
1塁を回る前から1塁コーチャーが激しく2塁へ走るように指示・・・コーチの声だけを信じ2塁へ駆け込み2塁打に
ノーアウト2塁も、相手はストレートストライクで勝負できる投手
好調時に、ただ打っていくだけではなかなか点は入りません
どんな仕掛けで行くのか?
8 [3] 原田 途中守備から入った原田さんも、井野川さんと同じ4年生
初球バントは、
捕手捕球もタッチプレーなので送球してもセーフの確率高く、堅実に1塁へ
1アウトランナー3塁
ここでみんなで相談
9 [6] 長曽我部 145K高め外して様子見、2球目外振ってこない・・・
3球目140Kインコースストライク入れてみた
4球目スクイズ決行も、さすが島袋さん!
動いた瞬間にしっかり外し
・・・たのにー!
宙に飛びながらバットに当てて、それもファールじゃなくって、
しっかり3塁線へ添って転がし
サードに捕らせ、
スクイズ成功
バキ曰く
『天から戦国武将が降りて来たのかも!?』
と・・・別に偶然とかではなく、普段から練習していたからだと思います。
1 [5] 藤岡 島袋さん、崩れるどころか1-1から8回と言うのに148Kなんか投げてきて、藤岡さんも空振りせずきっちり着いて行って・・・ファーストゴロも、来シーズンの対決が楽しみです。
8回裏(中)
2 [5] 新城 2ナッシングから95Kファール、
その後141K空振り三振
141K-95K=46K
46Kの緩急に加え、重い球を投げてくるってことか~
3 [8] 福田 初球打ちは三遊間への打球は、ショートが捕球
捕ってから速いので、俊足相手も安心して観ていられます
4 [3] 小川(拓) 0-1から
142K捉えた当たりは
ショート頭上をライナーで通過
ただ、小川さんの打球はいつも強烈ですが、この時は何となく球威に圧されているように見えました。
球が重いとなかなかロングは出にくいようです
代走 今村・・・この選手、NTT東日本とのOP戦のとき、とってもお上手な捕球をされてました
影山さんがいらっしゃる間にいっぱい教えてもらってにゃん
5 [7] 郡司 1-1から左中間へ打ち上げ
レフトフライ
8回が終了しスコアボードに目をやると、亜大リードもヒット3本に対して、中大7本
上手い野球というより、相手以上に我を知ってる亜大采配を感じます
9回表(亜)
2 [9] 中村(毅) 初球セーフティーバント試みるも、キャッチャーファールフライ
3 [4] 北村 0-1から
145K逆方向へ飛んだ打球は、ライト右へのヒット
いつもの事ですが、ライト影山さんの捕球って、どんな場面でも必ず送球を考え、捕る動作と投げる動作に区切れがありません
普段の小さな積み重ねが、いざと言う時のあの素晴らしい返球を生み出すのかもしれません
4 [8] 中村(篤) 1-0から2球目
ボールの際、
ランナースタート
盗塁成功
そして3球目
捉えた打球はライト右への
クリーンヒット
2アウトなので当然スタート速く、盗塁もしている足あるランナー
いくら影山さんでもせいぜいクロスプレー・・・と思ったら、
速いだけでなく抜群のコントロールで凄い球が還って来て、
ホームで捕手待ち構えてタッチアウト
北村さん、決して遅くは、いや俊足の部類です!
ちゃんとスタートしてました!
なのに・・・
バキ曰く
『今年で影山レーザービームも見納めか~ 寂しいな~』
と・・・
5 [2] 嶺井 初球ファール、2-1からボールの際、
2塁ランナー大きなリードで捕手から牽制
戻るも、その乱れた牽制を観ると、バッテリーがかなり翻弄させられてるのかもって・・・
結局打者に集中できず、連続ボールで四球
2アウト1・2塁
6 [7] 水本 外ストレートは無難にファールも、1-2からの5球目
139Kインコース見逃し三振
9回裏(中)
6 [D] 二十八 1-2から136K空振り三振
7 [6] 羽山 1-0から119K打たされた感じのレフトフライ
8 [4] 山田(直) 2-1から一二塁間セカンドゴロ
打てない・・・ではどうするか?
打たずとも点が取れるのが野球
僅かなチャンスは待つのではなく、作る・・・それがこの日の亜大野球に感じました。
皮肉にも、亜大の勝利の仕方で、ますます島袋投手の良さが際立った試合でもありました。
中大はヒット打ってたし、チャンスもあったし・・・
ただ、気になったことは、前の監督時代から他校の試合もちゃんとデータ取って準備万端にされてるのかしら?と。
個々の実力は、羨ましい位とっても良く見えるのににゃ~
試合結果 亜細亜大1対0中央大