3月12日 法政大グラウンドにて
専修大対法政大 オープン戦
門を入ると、そこには強そうなバス

今シーズンから、神宮の門を入って右は、このバスの指定席
ペット連れ込み禁止ということで、今回は私ふじきせきが記事担当
(ペットたちは勝手に観戦)
専修大対法政大 3月12日 オープン戦・前半(クリック)
観戦席に向かう途中、専修大ブルペンの横を通る
すると、ブルペンから『こんにちは~』と、歯切れのよい良い声がした
そちらを見ると、笑顔の専修大キャッチャーがいた
儀礼的ではない清々しい挨拶に、心躍る
それに続くかのように、すれ違うたびに多くの緑のユニが、OBでも関係者でもないおばさんに元気な挨拶を届けてくれる
以前、専修大グラウンドへおもむいた際、選手たちは挨拶はしてくれたが、どこか怖々の部分があったが、いまや東都1部らしい堂々とした挨拶♪
東都1部に昇格し、横柄になるどころか、“勝って兜の緒を締める”かのような、関係者でもない中年のおばさんへの挨拶・・・
当然、応援したくなるそんな姿を感じた
ちなみに、教育現場では挨拶は自衛とも考えられている
積極的に挨拶することで、怪しい人間が入って来にくいのである
そんな挨拶の姿ひとつで、ついつい応援したくなった一人が途中からマウンドにあがった・・・そんなお話を含めながら綴りたい
専修大
1[4]渡邊
2[8]市原
3[9]森澤 9荒井
4[2]河合
5[3]荒木
6[D]髙崎
7[7]河野 H渡辺(和) R 7新垣
8[6]三浦
9[5]稲角
Pー大野 西畑 谷本
法政大
1[7]若林 7伊藤
2[4]岡崎 46吉澤
3[9]大城戸 9安慶名
4[D]西浦(直)
5[3]高木 R鈴木(翔) 4河合
6[5]佐藤(竜) 3杉本
7[8]畔上
8[6]皆川
9[2]安本 H鈴木(仁)
Pー浅野 飯田 六信 納富
6回表(専)
この回から法政大の投手は飯田投手
2[8]市原 初球打ちはピッチャー正面のゴロ
3[9]森澤 2-1からピッチャー左へのライナーは、ピッチャー好反応でキャッチ
4[2]河合 3-2から深~く飛ばすも、

センターランニングキャッチ
6回裏(法)
てっきり投手交代かと思ったが、大野投手そのままマウンドへ・・・いいのか専修!?
3[9]大城戸 ちょっと上ずった球も見られたが、うまいリードにしっかり応え

見逃し三振に
4[D]西浦(直) 0-2から逆方向ライト線へ飛ばすも、

難なく好捕球
5[3]高木 3-1から四球
6[5]佐藤(竜) 引っ掛けセカンド正面のゴロ
7回表(専)
5[3]荒木 1-1から

ライトオーバーの良い当たりは、

3塁行けるかと思ったが、法政にとってはビジターであり、ライトの処理を見て、大事をとって2塁止まり
6[D]髙崎 初球

ピッチャー前へのバントは2塁アウトの危険も、

ちょっと手間取ったのか

捕手が捕球して1塁送球
7代打渡辺(和) 1-0から

レフトへの

クリーンヒット
代打策大成功で、先制♪
東都2部担当ガスが
『あ゛~これで大野くん、ますます代えられなくなっちゃった~』
と、隣で一匹ごと・・・
R?選手
8[6]三浦 0-1からバント

3塁打の後のバント・・・いいね~
きっと変なプライドなく、賢くも素直な選手と見た!
9[5]稲角 ランナー2塁に置いて、詰まってセンター手前のフライ
7回裏(法)
この回専修大投手交代は西畑投手

スタンドに行く途中、手を拭きながらトイレから出てきた彼は、歩きながらではなく、すかさずその場に止まって直立不動で『こんにちは』と、キレよく心ある挨拶をしてくれた
誰が見ているわけでもなく、OBや関係者でもなく、単なるおばさんに・・・
東都1部に昇格して横柄になるどころか、人が見ていないところでもしっかりと対応できるとは・・・嬉しい限りである
今後、どんな道を歩むのかはわからないが、野球は観客が居てこその職業
顔を覚えて、今後野球の道に進んだ時は、ぜひ応援してやって欲しい・・・そう思わせてくれた選手だった
7[8]畔上 初球ストライクを見て行き、2球目

三塁線へ叩き、強くもサードゴロ

しかし、打球を避け、押され気味のにレフトへ抜け2塁打に
ただ、この時レフトのカバー速かったのか、それとも走塁が甘かったのかは定かではないが、2塁打コースもシングルに
正直、静岡出身者としては、頑張って欲しい・・・
8[6]皆川 初球打ちは小フライで、キャッチャー後方へのフライも、河合捕手飛び込んでナイスキャッチ

ファインプレーも姿消え・・・
9[2]安本 ランナー1塁に置いて、2-1から

捉えた当たりは左中間フェンスまで飛び、タイムリー
打者走者に3塁まで行かれたのはちょっと気がかり・・・
1アウト3塁
1[7]伊藤 初球キター!

スクイズも、ファール・・・ホッ♪

0-2から空振り三振
2[4]吉澤 初球

好反応でピッチャーゴロ

失礼ながら、専修大の投手は良い投手揃いだが、フィールディングが少々難ありと観ていた
しかし、この時のフィールディングは、問題なく“東都1部のフィールディング”だった
8回表(専)
この回から法政大の投手は六信投手
1[4]渡邊 0-1から

叩いたピッチャー返しは、

大きなバウンドがピッチャーの頭を越え、

センター前に
2[8]市原 初球

インコースに入ってくる球も、

上手に1塁線に送りバント
3[9]荒井 一二塁線へ引っ張ろうとしているように見えるスイングも、0-2から空振り三振

決してアッパーになってるわけではないのだが・・・そう簡単には打たせてくれない
4[2]河合 3-1から

逆方向のレフトへ飛ばし、

打球はグングン伸びて、

タイムリー2塁打に
専修大が1部昇格で、各選手の特徴を東都2部担当のガスから引き継ぎされていた
その中に『河合くんは基本引っ張る打撃だが、ライトじゃなくて、なせかレフトへの打球の方がすごい伸びを見せるから・・・』と聞いていた
この打球がそれなのか~と、その伸びにちょっと驚き!
5[3]荒木 1-2からの5球目、外低め駆け引きっぽい見逃し三振
この回好リードを魅せていた河合捕手が、今度は自らのバットでタイムリーを叩きだし再びリード
専修大2対1法政大
8回裏(法)
3[9]安慶名 1-2からショートゴロは、送球低すぎるも、1塁手が好捕球
東都1部の試合を観ていて気づいたことだが、ファースト善し悪しで流れが一気に変わり、ファーストの動きによって勝ち試合を落とすことが多く見受けられる。
ファーストはやっぱりおろそかにできないポジションであると、ヒシヒシと感じる
4[D]西浦(直) 3-2からライト手前へのフライ
5[3]高木 3-2から

いい当たりのライナー性もレフト捕球出来そうに見えたが、ちょっと合わなかったようでヒットに・・・ついでに2塁打に
代走鈴木(翔)
1点差・・・ここはヒット一本で同点も有り得る
6[5]佐藤(竜) 3-1から叩いた打球は、

ゴロもそこそこ強く、

一二塁間抜ける~と思ったら、なんとショート三浦選手が飛びつきキャッチ!

それで十分だったが、なんと立ち上がって投げようと・・・
ガス『あっ、投げちゃダメ!』とつぶやくも、

投げちゃったー!
送球はベース後方(ライト側)にそれ気味も、低く送球できていたので、ここは上手なファースト荒木選手が体伸ばしてナイスキャッチ!
アウトー♪
若い選手はすぐに成長するものなのだな~と。
前半センターへ抜けていったゴロより、明らかにセンター返しのヒット性の当たりだったのに、三浦選手は追いついた
そして、ずっと2部で観てきたガスは、せっかくとっても悪送球になってしまうと確信していた
しかし、何とかファーストの好捕球も手伝ってアウトにできた
試合の中でしっかり成長していく姿は、おばさんには眩しく見える
9回表(専)
この回からの法政の投手は納富投手
6[D]髙崎 1-0からサードフライ
7[7]新垣 交代したばかりのショートの元への

正面ショートゴロ・・・
あ゛~こぼしてエラー出塁
8[6]三浦 初球

ワイルドピッチでランナー2塁へ進み、2-1から

再びワイルドピッチで3塁へ
内野前進守備の中、3-2から

ファーストにあえて叩きつけて


大きなバウンドのゴロを打ち、余裕でサードランナーホームイン♪
この日3塁打を飛ばすも、きちっと次の打席でバント、そしてこの打席でゴロゴーのチーム打撃
3塁打以上に、価値あるゴロに見えた
ノーヒットで1点ゲット♪
9[5]稲角 1-0からピッチャーゴロは

好反応で捕球し、ファースト送球アウト
9回裏(法)
7[8]畔上 1-0から

深くレフト線よりに飛ばすも、レフトがサーっと落下地点に・・・あ゛~、滑ったー!

ズルって滑るも、すでに落下地点に入っていたので、立て膝状態で冷静にナイスキャッチ♪
ここで投手交代は谷本投手

新2年生・・・投球フォームがとっても綺麗♪
8[6]皆川 2-1から

セカンド正面のゴロ
9代打鈴木(仁) 2-1からピッチャー右へのボテボテのゴロは、ピッチャー抜けるも、

セカンドダッシュで捕球し、

急いで送球ファースト体を伸ばし

ギリギリ間に合ってアウト
試合終了
試合結果 専修大3対1法政大
賢そうな三浦君に言いたい!
『右上の“小坂誠・ファインプレー集”を見て、真似てほしい』
と・・・小坂も、最初は宮本選手、そしてメジャーのあこがれのショートをビデオで何度も見て勉強したという。
専修大が東都1部にどんな風を送り込んでくれるか、今からとても楽しみである♪
この日の試合風景を見る限り、すぐに落ないで頑張ってほしいと願ってしまうチームだった。