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ヒットエンドにゃんEX
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2012年 12月 06日
おにゃじ “第31回菊花マラソン”を走る 前編
俺ガス
おにゃじ “第31回菊花マラソン”を走る 前編_b0166128_106780.jpg
前を歩くは
おにゃじの友人 左Aくん 右Hくん
ここは福井県越前市 11月3日の早朝8時





話は6ヶ月前に遡る・・・
それは5月の連休明けの事だった
おにゃじと数少ない友人の一人Aくんが、新宿の居酒屋で杯を重ねる
おにゃじの初マラソン大会出場(春日部大凧マラソン・ハーフ)とAくんの初フルマラソン(かすみがうらマラソン)の報告、そしてお互いを労いあった夜だった
おにゃじが走る一因となったのは、Aくんがすでにマラソン大会に出場しているのを前々から羨ましく思っていた事もある

話題が今年4月に福井に転勤したHくんに
その時はあまりその気も無く、「福井に行ってみたいね」と
当日はマラソンの話題が主だったので、その流れで
「ちょうど、手頃な大会が福井にあればね~」
「走って、飲んで、歌って・・・」
「Hも走らせよう」
と、冗談交じりに
行くなら高速深夜バスで(3800円~あるらしい)安く行きたい
しかし日曜日にマラソン大会に出て(ほとんどの大会が日曜開催)、夜行バスで月曜朝に帰ってくるのは勤め人のAくんにはしんどい
「なかなか、無いだろうね」

その夜は近いうちの再会を約束して帰路に着いた

翌朝パソコンを開いて“マラソン大会一覧”を検索
都道府県別の大会をさらに検索
すると昨年11月3日に開催された大会があった
たしか昨年の11月3日は日曜日ではないはず、2011年のカレンダーを確認すると木曜日
どうやら毎年“11月3日文化の日”の開催されているようだ
えっと・・・
今年の文化の日は、“土曜日だ”
これなら金曜深夜出発で、日曜朝に帰って来られる
と、おにゃじは行く気“本気モード”に!

場所は・・・
福井でもHくんの住まいから遠ければ面倒だが
      “福井県越前市”
ん・・・
携帯電話でHくんの現住所を確認すると
“福井県越前市・・・・・・・・”
ビンゴだ!
早速Aくんにメールするおにゃじ

それが“第31回菊花マラソン”なのであった

Aくんからの返信は前向きに検討するとの事
Hくんにもメールで事の次第を伝えた
Hくんによると、バスが早朝着く武生駅は、最寄の駅で家から数分の所
早速Hくんに勧められたバス会社のWEBでタイムテーブルを見ると、武生駅着はAM6:55頃
ハーフのスタートはAM9:00なので時間もちょうど良い
(Aくんが行ければ行こう!)と、おにゃじは心に決めたようだった

後日Aくんからも“是非行きたい”と返事を貰って、Hくんに報告
その時冗談半分に「Hも走るの~ 11月までに練習しておくの~」と
(説明しよう!おにゃじとHくんとのメールの文末は“の~”で終わるのが鉄則なのだ)

6月に、新宿で研修のため東京に出てきたHくんに会った
ジョギングを始めたそうだ
そもそもHくんは高校時代はラガーマンで、おにゃじとは能力の絶対値が違うのだ
とは言っても、体重は大学時代と比べて30%増は疑いの無い所
おにゃじもそうだったが、走り始めは体重が筋肉不足の膝に圧し掛かり、故障を招きがちなのだ
案の定、その後足を痛め練習中断を余儀なくされたそうだ
医師から階段の上り下りを禁じられ、会社がエレベーター無しのビル3回にあるので仕事に行けないとぼやいていた

8月の盆中にHくん、Aくんと新宿で飲む
(何だかんだで良く会っているのだ)
足を引き摺っていた
本気で走りを続けているようだった

8月末に、再び上京したHくんにおにゃじは会いに行った
その日はなぜか新橋駅で待ち合わせ

どうやら行きたい店があるそうで、居酒屋とカラオケで時間を潰して向ったのが
おにゃじ “第31回菊花マラソン”を走る 前編_b0166128_221236.jpg
この“なつかしや”
店内のテレビモニターでビデオを鑑賞しながらのお店
俺はおにゃじのバックの中から、その歌を聴かせていただく♪

70~80年代の歌謡曲中心に当時のテレビ番組等の映像が途切れることなく流れる
そして可能な限りお客さんのリクエストに応えてくれるのだ
飲み物は全品735円 おにゃじはライムサワー、Hくんはウーロン杯を傾けながら・・・

この夜は
駅(竹内まりあ) 派手(中山美穂) 夢冒険(のりピー) 青春の坂道(岡田奈々、Hくんがリクエスト) チューブの曲 まちぶせ(石川ひとみではなく三木聖子版) 愛はかげろう(雅夢) ひとり咲き(チャゲ&飛鳥) Mr.サマータイム(サーカス) スローなブギにしてくれ(南佳孝)・・・

ザベストテンで俊ちゃんと聖子ちゃんがテニスコートからの中継で
テニスをした後で、最初に俊ちゃんが『原宿キッス』を歌って、曲のランクが上位の聖子ちゃんにマイクを手渡し、『小麦色のマーメイド』が続く・・・記憶の奥底に眠っていたひとコマも見られた
また会社の上司に連れられてやった来た若い女性が、村下孝蔵さんを初めて見たようで失礼にも笑い転げていた(いい歌いっぱい歌ってたんだぞ~)
そんなこんなのマラソン計画そっちのけの一夜?

9月1日にバスの申し込み完了
4列シートは往復で7000円と格安なのだが、着いてからのマラソンの事も考えて往復11,000円の3列シートにしたおにゃじたち
夏に4列シートを利用したHくんが、
「となりの見知らぬ人と、互いにすね毛が絡み合うのが嫌だった」
と言っていたのも考慮に入れてのことだ

Hくんにおにゃじが“ハーフに出ろ”とせっついていたが、Hくんは今回は5Kの部で申し込んだようだ
確かにハーフに無理やり出して、何かあったらHくんの家族に合わせる顔が無い

おにゃじは10月13日“荒川30K 2012秋”
10月21日“第41回タートルマラソン国際大会”に出場

10月31日、Hくんからのメール
    「今月は217K走ったの~」
偶然にもおにゃじと同距離、
    「俺(おにゃじ)も今月217Kなの~」と返信
しかしその晩
 「会社を早く切り上げたので9.6KM走ったの~ 10月227KMなの~」
と、Hくんから連絡が来た
遠い北陸の地から、5Kのレースに燃える男の息遣いが聞こえてきそうだった
おにゃじは呟いた
        「奴は本気だ!」


11月2日9時半頃、新宿でAくんと落ち合ったおにゃじはサウナで汗を流し、時間を費やす
そして23:30発のバスに乗車
座る場所が決められており、おにゃじとAくんの名は最前列に記入されていた
おにゃじは中央に、Aくんは進行方向に向って左の席に座る
途中海老名・掛川・養老のSAで停車休憩するのだが、その度に最前列中央のおにゃじは目を覚まさせる環境だった(ついでにバックの中の俺ガスも・・・)
元々寝つきの悪いおにゃじなので、睡眠時間はかなり削られてしまった
Aくんに目を向けると微かないびきと共にグッスリ

そういえば
大学時代・・・当時の後楽園球場に翌日の巨人阪神戦を見に行こうと夜中思い立ち、おにゃじのアパートから毛布をもって、後楽園球場のチケット売り場に並んで寝たの事があったそうだ
その時も野外で周りを車が駆け抜ける道路脇の歩道でもしっかり熟睡していたAくん
どこでもしっかり眠れるのだ
その翌朝、目を覚ますとおにゃじ達の前には人は並んでいるも、後ろにチケットを求める人の姿はなし・・・
(それなら朝来ても一緒の状況だったってこと)

話はバス車中に戻って・・・
おにゃじは、眠れたかと思えば目が覚めるの繰り返し、満足には走れないかなと弱気になっていた
俺としては、荒川の時のように倒れることなく無事に終えてくれれば良いと願うだけ。

6:10分に敦賀駅で停車、そこで何人かの乗客が降りた
そこから急な睡魔が訪れ、短時間ながらかなり深い眠りに落ちたようだった

そして6:40分頃武生駅にバスは停車した
おにゃじは何とか覚醒 絶好調メールをバキに送った

申し訳ないが、続きは次回・・・
by fujiki-seki | 2012-12-06 09:33 | 2012 おにゃじ“走る” 
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