3月14日 神宮球場にて
第67回JABAスポニチ大会
俺ガス
予選ブロック3日目、神宮球場の第一試合は、ようやく芽吹きだした陽射の力もまだまだ微力な中での、朝九時プレーボール
日本通運のマウンドに鷲尾くんが立った
前日、日本通運は神宮球場第三試合で鷺宮製作所に勝利
試合終了のマウンドには、中継好投で勝ち投手となった鷲尾くんの姿が
時計はナイター照明の中、午後6時40分を指していた
中十五時間のマウンドで、鷲尾くんが飄々と躍動する
試合結果 JR九州6対2日本通運
(タイブレーク11回)
JR九州
1[6]田中敬
2[4]田村
3[9]藤島
4[D]宇多村
5[2]中野
6[7]中田
7[3]三丸 PH東向(3)PH塩田 PR高橋 (3)竹上
8[5]只隈
9[8]田中允
P濱野
日本通運
1[5]浦部
2[9]福田
3[4]大槻
4[8]小甲
5[6]澤村
6[7]松隈
7[3]金子 PR今村 (3)松本雅
8[D]遠藤
9[2]小澤 PH濱川 (2)鈴木
P鷲尾-高橋-加茂-菅井
日本通運の先発は國學院大からの新入部員鷲尾くん
つい半年前はお隣の第二球場で投げていたのに、こんな大事な試合で
頑張れと思わざるを得なかった
1回表(九)
1[6]田中敬 1-1からライト左へのフライ
2[4]田村 1-2から111Kサードフライ
3[9]藤島 0-1から122Kバット合わせるもセカンドの正面ライナーに
まずは無難な立ち上がりの鷲尾くんであった
JR九州の先発は投球術の達人、風格ある、社会人実績抜群の濱野投手
こちらも東都所属の国士舘大出身の投手
1回裏(通)
1[5]浦部 初球133Kセンター前の浅いフライ
2[9]福田 2-2から119K変化球はレフトが前に出てきてキャッチ
3[4]大槻 初球レフトフライに
気負いのない、楽な投球で打たせて取った
2回表(九)
4[D]宇多村 0-1から135Kセカンドゴロ
5[2]中野 0-1から123K引っ掛けてショートゴロ
6[7]中田
0-1から
右中間へ落ちるヒット
7[3]三丸 2-2から120K、
当たり損ないのセカンド左のゴロ
2回裏(通)
4[8]小甲 2-2からファーストファールフライ
5[6]澤村 1-1から134K、良い当たりの打球がライト後方に飛ぶもキャッチ
6[7]松隈 1-2から
122K変化球に空振三振
3回表(九)
8[5]只隈 初球136Kショートゴロ
9[8]田中允 1-1から134K、
上手くあわせてセンター前に運ぶヒット
1[6]田中敬 1-2からショート左のゴロ
2[4]田村 2-2から110K、たての大きな変化球に空振三振
3回裏(通)
7[3]金子 2-2から、123Kはセカンドへの力ないライナー、
軽くジャンプしてキャッチ
8[D]遠藤 2-2から
ピッチャー右抜けていく小フライは、
ダッシュして来たセカンドが捌くナイスプレー
9[2]小澤 2-1から122K、ショート右の小フライ
JR九州の中軸が鷲尾くんを捉えはじめる
4回表(九)
3[9]藤島 0-1からライトへ良い当たりの打球
4[D]宇多村 1-0から
136Kを痛打、
良い角度のライナーはライトの守備範囲
5[2]中野
2-0から112K、
変化球上手く捉えレフト左に2塁打
6[7]中田 3-2から128K、インロー外れて四球
連投の疲れは否定できない、それも前日は第3試合での登板
ほんの15時間後の先発のマウンドなのだ
7[3]三丸 1-2から
ショートへの当たり損ないのゴロで無得点
日本通運としては、鷲尾くんの代え時がポイントになると感じた
JR九州の先発濱野投手が、3回パーフェクトの投球も、二回りめまさかのピンチを招く
4回裏(通)
1[5]浦部 1-1から122K、
痛烈にサードの左
レフトの左にヒット
2[9]福田
0-1からサード左破る流し打ち、レフト線の打球はレフトの打球処理素早く1塁ランナーを2塁に止め置く
ここら辺にもJR九州の強さを感じる
3[4]大槻 0-1から119Kの変化球が足に当たって無死満塁
4[8]小甲
初球センターの右へ
ダイレクトキャッチ試みるも
惜しくもショートバウンド
ランナーは、その時点でスタート切って3塁ランナーはホームイン
外野からの返球は3塁へ、しかしセーフで再び無死満塁
5[6]澤村 2-1からセカンドゴロ、
セカンドからバックホーム、
キャッチャーから
ファーストへの送球も楽に間に合ってダブルプレー しかしまだ2死2,3塁
6[7]松隈 2球目のファールフライはファーストが落球
フルカウントからファール挟んで136Kアウトコースボールで2死満塁
7[3]金子 2球目3塁側へのファールフライは
サードがフェンスにぶつかりながらも掴めず
2-1から125K、
1,2塁間の打球は力なく1塁アウトに
日本通運1点先制よりも、その後の濱野投手の粘投が印象に残った
5回表(九)
8[5]只隈 2-2から6球目ファースト右のゴロ
9[8]田中允 ピッチャー右のセーフティーバント、
鷲尾くん手につかず投げられず1死1塁に
1[6]田中敬 初球ボール、
2球目ストライクも1塁ランナーは2塁に盗塁決める 3球目ボール、4球目ライトへファール、5球目1塁側へファール、6球目3塁側にライナーのファール、7球目122K変化球は低くボール
フルカウントからの8球目、
121Kスイングはチップもキャッチャー掴んで空振三振
2[4]田村 0-1から
ライト後方への大きな打球
ライトの福田選手が何とか掴んでフェンスに激突
無得点に凌ぐも、そろそろ代え時と感じた
5回裏(通)
8[D]遠藤 0-2からレフトフライ
9[2]小澤 1-2からショートゴロ
1[5]浦部 2-2からセカンドゴロ
6回表(九)
3[9]藤島 初球ショートへの小フライ
4[D]宇多村 1-1からセカンド後方に上がった打球は、センターがキャッチ
5[2]中野
1-1から
レフトポール僅か左1Mほどに打ち込むファール
2-2からレフト左へヒット
6[7]中田 1-1から122K、レフトフライに
6回裏(通)
2[9]福田 1-2からセカンド左のゴロ、
しかし弾くエラーで無死1塁
3[4]大槻 ボール3つから、ストライク、5球目134Kストライク時に2塁に盗塁して無死2塁
ここは1点が欲しい、最低でも1死3塁に形は作りたい
しかしフルカウントからの打球は、サード正面のゴロで2塁ランナーは動けず
4[8]小甲 3-1からライトへ打ち上げて、2塁ランナーは3塁へ
5[6]澤村 2-0から、137Kライトへのライナー、しかしライトがバックしてキャッチ
7回表(九)
7[3]三丸 0-2から4球目、119Kの大きな変化球で空振三振
8[5]只隈 0-2と簡単に追い込んだのにフルカウントに 6球目134Kは浮いて四球
9[8]田中允 初球ボール、2球目ランナースタート切ってのエンドランはファールに、3球目外に外してボール、4球目アウトコース132K空振でカウントは2-2に
6球目134K、空振三振
1[6]田中敬 1-1から1塁ランナースタートしてヒッティング
しかしセカンド左のゴロで3アウトに
鷲尾くんが踏ん張り続ける
7回裏(通)
6[7]松隈 0-2から118K、ファーストへのファールライナー
7[3]金子
初球レフト左のヒット、レフトが素早い処理で1塁ストップ
8[D]遠藤 2-1から
三遊間へのショートゴロ
6-4-3のダブルプレーに
8回表(九)
2[4]田村
0-1から128Kを
三遊間へ押し込んでレフト前ヒット
3[9]藤島 送って1死2塁
4[D]宇多村
センター右へのヒット センターが打球を懸命に抑えようとするも弾いてしまう
ライナー性の打球で2塁ランナーは、一旦2塁に戻ってから走り出すも楽々ホームイン
打った宇多村選手も2塁へ
もう代えて欲しい、しかしベンチは動かず
5[2]中野 2-1からライトフライ、ランナーはそのまま
6[7]中田 フルカウントから130K 右中間へライナーもライトが追いついてキャッチ
他にピッチャーはいないのか
鷲尾くんは同点にされるも、勝ち越しは許さず 立派に先発の責任を果たしてこの回でマウンドを降りた
8回裏(通)
9PH濱川
1-2から124K、ライトへヒット
1[5]浦部 送りバントで1死2塁
2[9]福田 2-2」からレフト前の打球は
レフトが突っ込んでキャッチ、
2塁ランナーは急ぎ戻ってセーフ
3[4]大槻 3-1から137K、
サードへの
強いゴロも1塁アウト
9回表(九)
この回から日本通運は高橋投手に
7PH東向 3-2からデッドボール
8[5]只隈 送って1死2塁
9[8]田中允 3-1から四球で1、2塁
1[6]田中敬 初球109K変化球決まってストライク、2球目136K空振、3球目139Kバックネットへファール、4球目136Kもバックネットへファール
そして0-2からの5球目120K変化球で空振三振
2[4]田村 1-1から122K変化球でセカンドゴロに
9回裏(通)
4[8]小甲 1-0からファーストフライ
5[6]澤村 フルカウントから8球目デッドボールで1死1塁
6[7]松隈 初球バントはファール、2球目バントの構えもファール、3球目バントは小フライのファール
4球目失敗できないバントはサード前に転がして2死ながら得点圏にランナーが進む
7[3]金子 初球136Kボール、2球目137K空振ストライク、3球目外高め137Kボール、4球目137K空振ストライク、5球目139Kバックネットへファール、6球目136Kバックネットへファール
そして7球目135K空振三振
1対1
タイブレークへ
JR九州は3番藤島選手から
10回表(九)
3[9]藤島
1-1から
センターフライ、
まずは1点勝ち越し
4[D]宇多村 3-2から
サードへ高く上がるフライ
JR九州の攻撃は1点止まり
日本通運は1番浦部選手から
10回裏(通)
1[5]浦部 3-2から
140Kはボールで押し出し四球で同点に
2[9]福田 1-2から
139K空振三振
3[4]大槻 2-1から
セカンドゴロ
濱野投手がギリギリの所で踏ん張った
11回表(九)
5[2]中野 ボール、ボール、ボール、
そしてボールで何と押し出し
ここでピッチャーは駒澤大出身の加茂くんに
頑張れ加茂くん!
しかし・・・
6[7]中田 3-1から123K低めは明らかなボールで押し出し
7PH塩田 デッドボール、押し出し 代走に高橋選手
8[5]只隈 3-1から四球でまたも押し出し
ここでマウンドに立正大出身の菅井くんが立つことに
加茂くんには辛すぎるマウンドになってしまった
9[8]田中允 1-1からレフトフライ
3塁ランナー突っ込むも、日本通運の中継がミスなく返球はホームへ
タッチアウトで3アウトに
JR九州はノーヒットで4点勝ち越す
11回裏(通)
4[8]小甲 1-0からライトフライは、
好返球のバックホームで3塁ランナーは動けず
5[6]澤村 ピッチャーゴロで試合終了
2勝1敗で並んだJR九州と日本通運
当該対戦で勝ったJR九州がブロック優勝かと思いきや、同ブロックの三菱重工横浜も2勝1敗で3チームが勝敗で並んだ
(1)2チームの勝敗が並んでいる場合、当該対戦の勝者を上位とする。(例1)
ただし、当該対戦が引き分けの場合、リーグ戦の全試合の成績により以下の順で順位を決する。(例4)
①得失点率差が大きいチームを上位
②失点率が小さいチームを上位
③自責点率が小さいチームを上位
④チーム打率が高いチームを上位
⑤抽選(コイントス)
(2)
3チーム以上の勝敗が並んでいる場合、リーグ戦の全試合の成績により、以下の順で順位を決する。(例2、例3)
①得失点率差が大きいチームを上位
②失点率が小さいチームを上位
③自責点率が小さいチームを上位
④チーム打率が高いチームを上位
⑤抽選(コイントス)
首の皮の差で、日本通運が辛くも勝ち抜けた
そういう訳で、翌日もマウンドに立った鷲尾くんなのだ