9月5日 神宮第二球場にて
東都大学野球2部 國學院大対拓殖大
俺ガス
いよいよ
最強2部リーグも開幕!
東都大学野球では
前節1位校対5位校が開幕カードになる
1部降格校は2部1位扱いになるので、春に入替戦で日大に敗れて、2部降格の國學院大が1位扱いになる
この前節5位校が中々手強いのだ
5位チーム反攻の洗礼
東都大学野球を見出してから日が浅いのだが、ここ数年この前節5位校が降格校を苦しめている
2009年春は日本大が東農大に1勝2敗で勝点落とし
2010年春は青学大が拓殖大に連勝で勝点上げるも、開幕戦は劣勢で何とか追いつき、延長で勝利と苦しめられた
2010年秋は立正大が拓殖大に0勝2敗で勝点落とし
2011年春は国士舘大が東農大を開幕戦こそ勝利も、連敗で勝点は奪えず・・・
今年は2部降格の國學院大(昨年秋は1部優勝校)に対して、
未だ1部昇格未経験の拓殖大が相手
選手たちの溢れる熱気と闘志を受け入れるには、その器が窮屈すぎる・・・ここは神宮第二球場
その上空に垂れ込める、流れの速い厚い雲が、なにやら波乱を予感させた
試合結果 國學院大2対3拓殖大
國學院大
1 [8] 藤本 (都城商業) H 春田 (瓊浦) R8 荒谷 (桐蔭学園)
2 [9] 小木曽 (中京大中京)
3 [3] 庄司 (修徳)
4 [6] 谷内 (金沢西)
5 [5] 山下 (関東第一)
6 [7] 飯村 (國學院栃木)
7 [4] 村上 (近大高専) H 上林 (八幡商業) 4 井村 (横浜創学館)
8 [D] 清藤 (市立川越)
9 [2] 清水 (酒田南)
P高木(星稜) 阿部(日大山形)
拓殖大
1 [9] 野添 (天理)
2 [7] 米屋 (埼玉栄) H7 鎌田 (武相) 7 小橋 (武蔵工大二)
3 [4] 山下 (八王子)
4 [D] 石渡 (志学館) RD 伏見 (西武台千葉)
5 [2] 浦 (明徳義塾)
6 [8] 周防 (高崎健康福祉大学高崎)
7 [5] 馬淵 (明徳義塾)
8 [3] 谷口 (明徳義塾)
9 [6] 安田 (明徳義塾)
P池田(佐久長聖) 石橋(明徳義塾)
カウントはBS順で
1回表(國)
拓殖大先発は池田くん
春はエースと目されていた石橋くんが不調
その代わりに拓大投手陣を支えていた池田くんが、夏も順調に越せたようで開幕先発に抜擢
1 [8] 藤本 (都城商業) いきなりボール3もフルカウントになって外見逃し三振
2 [9] 小木曽 (中京大中京) 1-0からレフトフライ
3 [3] 庄司 (修徳) 2-0から右よりに守っていたセカンドがセンターよりのゴロに追いつき、
1塁はショートバウンド送球もナイス捕球でアウトに
1回裏(拓)
國學院大先発はサウスポー高木くん
ブレーキの利いた大きなカーブが持ち味
1 [9] 野添 0-1から
ショートゴロ
2 [7] 米屋 1-1から
ショート左に勢い無いハーフライナーを、
ワンバウンドで捕って1塁送球アウトに
3 [4] 山下 0-2から外のストレートは
遠くに見えたか見逃しの三振
2回表(國)
4 [6] 谷内 3-2から
サード左のゴロ
5 [5] 山下 2-2から1塁ベース付近のバウンドが変わった打球を、ファーストが冷静に処理し自ら1塁駆け込んでアウトに
6 [7] 飯村 3-1から変化球が外に流れて四球で1塁に
7 [4] 村上 1-2からインコースの変化球にバット回って三振に
2回裏(拓)
4 [D] 石渡 1-2から鋭いスイングも
伸びたりないライトフライ
5 [2] 浦 ファール2つの後
際どいスイングはノースイングの判定
その後ボールが3つ続いて四球で1塁に
6 [8] 周防 2球目送って2死2塁
7 [5] 馬淵 内外に変化球で誘うも手を出さずに3-0
4球目外ボールで四球、
いつものように1塁に全力疾走で
8 [3] 谷口 1-2から
キャッチャーファールフライに
実に慎重且つ丁寧な攻めの國學院バッテリー
3回表(國)
8 [D] 清藤 フルカウントから外の変化球ボールで無死1塁
9 [2] 清水 バントの構えもサードが猛チャージで、投球も厳しくコーナー突いては見送られ、カウントは3-0に
ここでまだバントの構えも、2球ストライク見送ってフルカウントに
こうなると極端なバントシフトは引きづらくなる
6球目意図的かどうかはわからずも、
1塁線に転がして1死2塁に
1 [8] 藤本 2-2からピッチャーゴロ、振り返れば2塁ランナーが大きく塁を離れたところに
2,3塁間に挟んでアウトに
2 [9] 小木曽 1-0からセンター右の打球は、
落下点でセンターの足が止まってキャッチ
3回裏(拓)
9 [6] 安田
0-2から
ライナーはショートの正面
1 [9] 野添
1-0から
セカンド右をライナーで破るヒット
2 [7] 米屋 初球バントはファール、2球目一転して強打もショート正面のゴロ
6-4-3のダブルプレーに
4回表(國)
3 [3] 庄司
0-1から引っ掛けて
セカンド左のゴロ
4 [6] 谷内 1-2から
セカンド左の強いゴロ
5 [5] 山下 2-0から
サード前のキャッチャーフライ
4回裏(拓)
3 [4] 山下 初球センターフライ
4 [D] 石渡 2-2から肩口からのカーブ、
開かされるどころか逆に右肩入れてすくい上げてのレフト前ヒット
技ありの一打!
全体を通して、拓殖大の左打者の体勢が大きな変化球に崩されずに、ミートを心掛けている
研究の跡が垣間見れる
5 [2] 浦 1-0から
高めの甘い変化球を、待ってましたとばかりにフルスイング
打球はレフトへ伸び、
フェンスオーバーの先制2ランホームラン
6 [8] 周防
2-2からこれまた変化球合わせて良い打球も
ライトフライ
7 [5] 馬淵
3-2からレフトへ、しかし上がってしまってレフトフライに
5回表(國)
6 [7] 飯村 2-0からセカンド右のゴロ
7 [4] 村上 1-2から
外鋭くキレて空振三振
8 [D] 清藤
0-2から
セカンド左センター前ヒット
9 [2] 清水 ファールで粘るも2-2から
8球目センターへの浅いフライ
5回裏(拓)
8 [3] 谷口
初球
サードへのライナーは
グラブを弾いて2塁打に
谷口くんは春には4番を打っていた選手だ
9 [6] 安田 3塁線に転がす、
これ以上ない完璧な送りバントで1死3塁
1 [9] 野添 初球外のストレートでストライク
2球目、
スクイズは無く強打
前進守備のセカンドが
強烈な打球を怯まず抑える
ここで3塁ランナーが三本間に立ち止まり、それを見たセカンドがランナーに向かって
一直線に駆け寄ってタッチアウトに
打った野添くんはこの間に2塁に
2 H7 鎌田 初球
完璧に盗んで3塁盗塁を決める
フルカウントから変化球はバウンドして四球で2死1,3塁
3 [4] 山下
1-1からつまりながらも
左中間に落としタイムリーヒット
4 [D] 石渡 1-0から高く打ち上げてショートフライ
6回表(國)
1 [8] 藤本 3-2からライトへの打球、バックしてから慌てて前進キャッチ
2 [9] 小木曽 1-1からショートゴロ
3 [3] 庄司 2-2から
ピッチャーゴロに
6回裏(拓)
この回から國學院大は阿部くんに
5 [2] 浦 3-1からショートゴロ
6 [8] 周防 初球ショートゴロ、送球若干逸れるもアウトに
7 [5] 馬淵 3-2から8球目、
ピッチャー足元左抜くもショート正面のゴロ
7回表(國)
4 [6] 谷内
1-1から
セカンド左のヒット性の打球は、
捕ってから踏ん張って1塁送球アウトに
5 [5] 山下 初球打ち上げた打球に、センターの足は動かず定位置でキャッチ
6 [7] 飯村 3-1から四球で2死1塁
7 PH 上林
2-2から
6球目を振り切った打球は
ファースト右破ってライト線に
1塁ランナーは一気にホームへ
タッチプレーはホームベースが大きく空いて、
ランナー有利も判定はタッチアウト
7回裏(拓)
8 [3] 谷口 サードゴロ
9 [6] 安田 0-1からライトフライ
1 [9] 野添 0-1からセカンドゴロ
8回表(國)
8 [D] 清藤 初球セカンドフライ
9 [2] 清水 1-0から
レフトオーバーの2塁打
1 PH 春田 初球鋭いライナーもレフトは落下点に入って・・・
しかしまさかの落球で2,3塁に
2 [9] 小木曽
1-0から
セカンド右破るライト前ヒット
3塁ランナーに続いて2塁ランナーもホームイン
その間にバッターランナーが2塁狙うも、
これは欲張りすぎでアウトに
次が3,4番なので自重すべきだった
2点還すも塁上は無人となってしまって
3 [3] 庄司 1-0から
ライナーもセカンドの守備範囲
2点還すも自ら反撃にブレーキを掛けてしまったようだ・・・
8回裏(拓)
2 [7] 鎌田 1-2から外の変化球空振三振
3 [4] 山下 0-1からセンター右のフライ
4 [D] 石渡
スイングスピードが魅力の石渡くんが、
3-2から閃光一振りライト右へヒット
打球が強烈、ライトの打球処理も迅速でフェンス到達も1塁ストップ
代走に伏見くんが1塁に
5 [2] 浦 初球サードゴロで無得点
9回表(國)
拓殖大の最終回のマウンドには石橋くんが上がった
春は不調で後半出番も減少
大学野球雑誌の名鑑には背番号無く、ベンチ入りも無理なのかと心配していた
しかし急仕上げなのか、満を持してなのか、この大事な場面に登板
しかし18だったエースの背番号ではなく、40の文字が背中に
4 [6] 谷内 1-1からサード前のボテボテゴロ
熱すぎる男、馬淵くんが捌いて吠える
5 [5] 山下 初球センター後方の打球は周防くんの守備範囲
6 [7] 飯村
センター後方への打球、ここは狭い狭い神宮第二球場
入れば同点の打球も
周防くんがフェンス前跳んでキャッチ
試合終了
小躍りするネイビー&オレンジのユニフォーム
神宮第二を知るキャッチャー清水くんの工夫したリードも、國學院を研究していたと感じる拓大の前に一歩及ばず