こんにちは わたしグレ(キジトラ雌ネコ)
好天に恵まれた連休に、神宮球場で行なわれた東都大学野球を観戦
毛の抜けるこの時期、ブラッシングを怠る飼い主バキに、
『20歳を越えるにゃんこさんもブラッシングしてもらったから、私もブラッシングして~』とお願いし、きれいににゃって神宮に向かいました。
飼い主バキが隣で一緒に観戦・・・離れて座りたかったわ~、うるさいんだもの!
早速スタメン見て文句ばっかり
バキ『なぜ藤岡を使うのか?ギャンブル過ぎるー!』とグチグチ・・・ちょっと納得する部分も。
確かに藤岡さんは前日完投しましたが、すでに最後は気力だけで投げてましたし、それまでの先発も全て完投です。
どんなに素晴しくとも、疲れは表れるもの・・・大学生の野球と言っても、相手はパワフルな中央大相手です。以前ならそれでよかったかもしれませんが、今の東都レベルではそう簡単に抑えられるものではありません。
もし前日100球以内とかなら話は別ですが・・・
いけるとこまで行くということでしょうか?
毎試合ご覧になってる常連のおじさま達は、スタメンを見た瞬間
『今日は藤岡打たれるぞ!』と・・・
さすが、すべての試合を長く見てるだけあるおじさま♪このお言葉がすべてだった試合でした
スポーツニュース記事から・・・
投げる精密機械と呼ばれた前ロッテ小宮山悟氏(44=日刊スポーツ評論家)が、今秋ドラフトの超目玉、中大・沢村拓一投手(4年=佐野日大)を初めて生観戦し、今すぐプロのローテーションに入れると絶賛した。
・・・(中略)・・・
立ち上がり早々、1番の左打者(東洋大・坂井貴文外野手)に左への本塁打を許した。速球を5球続けた5球目、高めに入った153キロだった。もっとも、その打球はフォローの風に乗ったもので、強い当たりではなかった。ボールが高めに行けば、速くても打たれるということだ。本人はいきなり本塁打されて慌てたかもしれないが、あれは気にすることはない。
バキの突っ込み(風?ふざけるなー!坂井君の実力だよー!それに、この日の澤村くんは初戦に比べストレートが全く走ってなかったではないか~)
わたしグレ(この日をみて褒めていただけるとは素晴しいにゃん♪だって5月4日の澤村さんはこんなものではなかったもの・・・きっと疲れているはずのこの日にどんな投球をされるか、あえてこの3戦目にいらしたんだわ)
・・・(中略)・・・
私が見た今年のアマ球界の投手では、沢村がNO・1だ。早大にもドラフト候補が3人(斎藤佑樹、大石達也、福井優也)いるが、現状の力でいえば、沢村が上。投手としての完成度で上回っている。故障さえしなければ、プロのレベルでも十分に通用する楽しみな投手である。(日刊スポーツ評論家)
バキの突っ込み(入替戦がある激しいリーグだから戦国って言うんだから、東都の投手を全部見てから比べてほしい!東大レベルは2部までの中に存在しないから毎回油断したり計算できる試合はない!)
わたしグレ(にゃんで比べる相手が昨年4位だった早稲田投手なの?いつも完投している加賀美さん(法政)や野村さん(明治)の方が、早稲田投手陣より上だと思うけどにゃ・・・)
試合結果 中央大12対4東洋大
中央大
1 [4] 西銘 (沖縄尚学)
2 [6] 遠藤 (駒場学園) 6 関口 (桐蔭学園)
3 [2] 鮫島 (鹿児島工業)
4 [3] 井上(晴) (崇徳) R 廣瀬 (関東第一) 3 二十八 (岩国)
5 [7] 杉沼 (秋田中央) H 山元(興南)H7板井(北海)7上嶋 (常葉菊川)
6 [D] 志田 (静岡市立)
7 [9] 石川 (浦和学院) H9 久保田 (静岡)
8 [5] 佐藤 (大分舞鶴)
9 [8] 影山 (桐蔭学園)
P澤村(佐野日大)
東洋大
1 [9] 坂井 (春日部共栄)
2 [4] 上原 (帝京) 4 小柴 (東農大二)
3 [7] 木村(篤) (愛工大名電)
4 [5] 鈴木(大) (桐蔭学園)
5 [2] 佐藤(貴) (春日部共栄) R 藤嶋 (長野商業) 2 岡(翔) (日大三)
6 [D] 堀越 (浦和学院)
7 [6] 林崎 (東洋大姫路)
8 [3] 戸田 (前橋工業) H 小田 (九州学院)
9 [8] 瀧本 (静岡商業) H8 緒方 (PL学園)
P藤岡(桐生第一)鹿沼(桐生第一) 乾(東洋大姫路)
能間(桐蔭学園)藤田(浜田)
1回表(中)
前日先発だった藤岡さんがこの日も先発
てっきり乾さんか、鹿沼さん→内山さんバージョンで試合を作るのかと思っていました。
1番西銘さん、ショートゴロ
2番遠藤さん、空振り三振
3番鮫島さん、ピッチャーライナー
1回裏(東)
中央大は、中1日の先発の澤村さんがマウンドに
1番坂井さんに対し、目いっぱい投げても疲れからか151Kしか出ません・・・それもしっかりファールされます
そして5球目を1戦目の引っ張るスイングから変え、無理に強振しないスイングで
先頭打者HR
まぐれではございません、実力です!
2番上原さんは、1戦目に比べ肉眼でわかるほど延びのなくなっている初球を叩き


センターへヒット
3番木村さんは
初球ニャイスバント
4番鈴木さんセカンドゴロの進塁打
5番佐藤さん、かなりと飛ばすも

センターへの大きなフライ
2回表(中)
4番井上さんショートゴロ
5番杉沼さん、センターにいい当たりを飛ばすも センター名手の瀧本さんの守備範囲
6番志田さん2-2からレフトへ抜けても良い当たりでしたが、
林崎さんが食い止めます・・・しかし内野安打です
杉沼さんと志田さんの捉え方から、藤岡さんの前日の球の伸びがないことが伺われます
何とかここで踏ん張って次の回は早い投手交代がいいにゃ~と思ったのですが
7番石川さん、
エンドランでライトへ・・・1塁ランナーの志田さんが2塁を回ったところ転ぶも、必死の走塁で1・3塁に
8番佐藤さん初球を叩き、ゆるっとした打球ながらショートとセカンドの間を上手く通過・・・打球のスピードからして、捕れそうな打球でした

このセンター前がタイムリーとなり、中央大が先制
9番超俊足の影山さん、初球セーフティーバント

ピッチャーの横を抜けるもセカンドの上原さんがナイスカバーでアウトに
2回裏(中)
6番堀越さん、
レフトへヒット
7番林崎さん、バントでも進塁打のゴロでもなく左中間へのフライ

センターフライかレフトフライか不明
8番戸田さんセカンドフライ・・・

打ち負けないようにという意識からか、力が入る過ぎに見えました
9番瀧本さんの打球はショートゴロ・・・俊足に焦ったのか、

握りきれずセーフ(記録はエラー)
終わった事を言っても始まらないのですが、1戦目とは違い球威の落ちている澤村さんの球なら、バットに当てられる確立が上がり、もし前の打者が進塁打を意識していたならば、もしかしたら得点できたかもと・・・
1番坂井さんの打席でパスボール・・・2・3塁に
しかし149Kボール球を見せられた後、132Kの変化球で空振三振
速いストレートに着いて行ける坂井さんに対し、この日1戦目より明らかに球威の落ちている自分の球を理解できていた澤村さんは、変化球で抑えることを選択したようです
3回表(中)
1番西銘さんの打球は、
センター前に落ち、

捕球に突っ込んだセンター瀧本さんを抜くもカバーが早くすぐ捕球

しかし、俊足西銘さんはスピードを落とすことなく2塁到達
2番遠藤さん、当たりに行って審判から“ダメだし”しかし、指を怪我されてしまいました

その後打った打球は思いのほか伸びて右中間へ・・・センターとライトが奪い合う形となりエラーの表示がHの横に付け加えられました。
このヒットでランナーホームイン
ここで鹿沼投手をマウンドへ送ります
いつも投手交代には早い判断をされる東洋大の監督さんですが、3回頭から投手交代させず、この時ばかりは何か思う所があったのか、藤岡さんを引っ張ってました。
ノーアウト3塁で
3番鮫島さん2-0から打って、前進守備のショート横へ・・・しかし、林崎さんは飛びつかず素早い移動捕球でアウトに
4番井上さん・・・怖さはありますが、9割がたスクイズはないと・・・2-0から143K見逃しの三球三振
5番杉沼さんカットしてくるも攻めてショートゴロに抑えます
たった1イニングではありますが、かなりのエネルギーを費やした事と思われます。
3回裏(東)
2番上原さん、初球150Kストライクを見逃し、次を引っ掛けてセカンドゴロ
3番木村さん初球狙ってライトライナー

芯で捉えたっぽい素晴らしい当たりもライトの石川さんがニャイスキャッチ!
4番鈴木さん、引っ張ってセカンドゴロ
この回澤村さんに投げさせた球数は5球・・・鹿沼さん、落ち着く暇なくあっという間のマウンド
4回表(中)
6番志田さん、ギリギリをつくも四球に
7番久保田さん0-1からエンドランで 
ライト前へ運び、ランナーも好走塁で1・3塁に
8番佐藤さんはスクイズ失敗も、


飛び出したランナーのタッチに手間取り、1アウトランナー2・3塁に
9番影山さんの打球は、前進守備も1塁ゴロでランナー動けず
この時のセカンドランナーは、セカンドがスルスルって入って牽制受けたらアウトになっちゃいそうって思うくらい、前進守備のためかなり大きなリードを取ってました。
2アウト2・3塁
1番西銘さん・・・初球125K変化球ストライクを入れてきます。そして140kストライク・127Kボール・123Kファール・144K抜けてしまってのボール・・・明らかに疲れを感じます
次の6球目を叩かれるも

ショート林崎さんかなりのボテボテでしたが、俊足西銘さんの足を抑えてアウト
林崎さんのファインプレーでチェンジに
4回裏(東)
5番佐藤さん・・・150Kファール・130・131Kボールが続き、150Kストライクで2-2、次の130Kを抜かれたスイングで空振り三振
6番堀越さん、初球を叩くもレフトフライ
7番林崎さん、変化球に空振り三振
5回表(中)
ピンチを2度切り抜けるも、4回最後は抜けるような思い通りの投球が出来ない鹿沼投手・・・この回もマウンドに送られます
内山さんや乾さんはもしかしたら怪我なのかと心配になってしまった回でした
2番遠藤さんに、外を見せインをつく配球も良い時なら空振りしてもらえるも、この時はファールされてしまってます
そして粘られセンター前方向に 

しかしセカンド上原さんが滑り込みながらの捕球・・・ただし、走者が俊足の遠藤さんなので内野安打となりました。
3番鮫島さんに対し、死球でノーアウトランナー1・2塁に
東洋ベンチはまだ動きません!
4番井上さん、ストレートの四球・・・満塁です
5番代打山元さん
ここで鹿沼投手から乾投手に交代
中央は代打山元さんに代え板井さんを代打で送ります
定番の代わり端の初球を叩いて、レフトへ犠牲フライ・・・プロ感覚なら、ここで三振を取れる投手をと考えがちなので、てっきり内山さんを出されると思いましたが、まだ5回ということでそれが出来なかったのかもしれません。
1アウト1・2塁で
6番志田さんの打球は、セカンドゴロ・・・しかし前にこぼすも見失ってセカンドエラー出塁
今シーズン、内野が弾くシーンを多く見てますが、打球が以前よりみなさん強くなっております。
プロが待って捕るような強い当たりも、プロの強打者は俊足は少なくしっかり捕球すればアウトをとれますが、東都の選手は、全員内野ゴロも1塁ベースを全速力で駆け抜けますので、どんなに強くてもゴロの瞬間突っ込んで捕球しようとします。
これがまた東都の激しさなのかもしれません!
7番久保田さん0-1から
センターへ2点タイムリー2塁打
8番佐藤さん、スクイズ失敗後、見逃し三振
5回裏(東)
8番戸田さん2-1からボールだと思いバット上に上げたのに・・・なぜかスイングを取られました。
これだけはにゃんこにも“振ってにゃい!”と見えました
9番瀧本さん152K真っ直ぐを見逃し三振・・・変化球でくると読んでたようです
1番坂井さん 2-2から144K変化球を空振り三振
前の打者をしっかり見ている東洋大の打者の心理を逆手にとった配球です。
そして、澤村さんの140K中盤は変化球ですので手強いです!
6回表(中)
9番影山さん初球ピッチャーゴロ
1番西銘さん0-2から置きに行った球を強く引っ張られ、サードの鈴木さんが弾くもショートの林崎さんがニャイスカバー

しかし、西銘さんの足が勝ちギリギリセーフ
2番遠藤さんバントでランナー進めますが
3番鮫島さんを空振り三振に
6回裏(東)
2番上原さん128K見逃し三振
3番木村さん
ショートへの内野安打
3回のとき、指にボールを当ててしまった影響からか、ショートの遠藤さんの様子がおかしく感じた中央大ベンチは、この内野安打でショート関口さんに交代
4番鈴木さん2-0からファールで粘るも、142K見逃し三振
147Kをファールしてましたので、真っ直ぐに絞っていた打席だったようです
5番佐藤さんはセンターフライ
7回表(中)
4番井上さんファーストゴロ・・・井上さんには、やっぱり遅い球が有効にゃん♪
5番板井さん、初球をレフトフライ
6番志田さん、
1-1からライトへ2塁打
ライトの坂井さん、打撃は素晴しいのですが守備に甘さを感じます。(日ハム以外のパリーグなら通用する守備ですが、東都レベルではちょっと心配)
7番久保田さんセンターフライ
7回裏(東)
6番堀越さん真っ直ぐを狙いすぎて、力んでキャッチャーフライ
7番林崎さん2-0から叩いて 
レフト線への2塁打・・・力負けせず引っ張ってます!
8番戸田さん粘るも7球目の119K変化球を空振り三振
9番代打緒方さんは130K空振り三振
8回表(中)
8番佐藤さん見逃し三振
9番影山さんセンターフライ
1番西銘さん見逃し三振
8回裏(東)
1番坂井さん149K打ち返し
センターヒット
2番小柴さんの当たりはセンターへ抜けそうだったのですが、

セカンド西銘さんのグラブに当たり、勢いが落ちたところをゲッツー体勢に入っていたショートの遠藤さんがニャイスカバーで捕球し2塁ベースに入ってアウトに
3番木村さんサードファールフライ
4番鈴木さん、
強い打球がセンターに抜けヒット
5番佐藤さん四球で2アウト満塁に
6番堀越さん2-1から

151K高めボールを空振り三振
9回表(中)
2番関口さんに四球
3番鮫島さん、バスターするも、セカンドの小柴さんが落ち着いて処理
4番井上さんの打球はレフトのエラー

そうは言っても、井上さんの打球は想像以上に強いので、バウンドが頭を越すのも鋭く越します
(井上さん→代走広瀬さん)
5番板井さんバントでランナー進め
6番志田さん四球
1・3塁で7番久保田さん146Kを打ち返し
センター前にタイムリー
ここで投手が乾さんから能間さんへ
8番佐藤さん四球で満塁
9番影山さんの打球は
センターの緒方さんの頭を越し、俊足なので楽勝サード到達の3点タイムリー
1番西銘さん死球
2番関口さんライトへタイムリー
3番鮫島さんも、
ライトへタイムリー
昨シーズンは引っ張ってばかりの鮫島さんでしたが、今シーズンは上手く逆方向へ強い打球を飛ばします
4番広瀬さんサードフライでやっとチェンジに・・・
9回裏(東)
7番林崎さん2-3から
レフトへヒットで出塁
8番代打小田さんインコース142K見逃し三振
9番緒方さん、セカンドのエラーで1・3塁
1番坂井さんセカンドゴロ・・・2塁のみアウト
2番小柴さん初球叩いて2ランホームラン


『小柴さん、ごめんなさい・・・帰り支度してました』
3番木村さんセカンドゴロでアウト・・・
中央大が東洋大に勝ったことで優勝が近づきました
東洋大は手も足もでなかったなら仕方ないのですが、どう見てもそうは見えませんでした。
なぜ乾さんを先発にしなかったのかが今でも不思議です。それだけ信用を失ってしまったのかと心配にもなりました。
内山さんは如何されたのでしょう?
この日藤岡さんを使うことで、乾さんだけでなく藤岡さんも壊してしまってはどうしようもありません
中央大との試合を残している亜細亜や國學院は、バットを短くもって大振りせずシャープに!
変化球はできればカットして行き、球数を多く投げさせ、1戦目を落としても、2戦目・3戦目を考えても策でがんばって下さい。
守備の穴はファーストです!
そして井上さんは決してバントはしません。
澤村さんのことですが、彼は血豆が出来てもそれを言い訳にはしませんでした。
3戦目、かなりの疲れがあっても、それを表に出すことなく9回までなげきりました。
サインをたくさんされたそうですが、ファンの方には先発の日だけは避けてあげて欲しいと・・・お願いしたいです。