負傷者が出ても、試合は続けなければなりません
仲間を裏方さんにお願いし、ベンチ前に向かわなければならない選手
東都の厳しい一コマです
(激突したのにもかかわらず、一人は倒れて一人は作戦の輪に向かいます。倒れてない選手もかなり痛かったのだと思われますが、ここで痛いと言ったなら即交代なのでなんともない様子で戻ります)
よく、大学生野球は好きな野球に没頭しさわやかな雰囲気を持ってるようなイメージがあるかもしれませんが、この東都大学野球1・2部は全く別物です。
プロ野球以上に厳しく、勝利のためにバッサリと切り捨てられる世界です。
こんにちは わたしグレ
まだ、亜細亜大・中央大が出てきていないので、簡単にどこ優勝にゃんていえませんが、にゃんこ視線で見ると東洋大の奥底から沸々と強さが沸いてきている感じが致します。
澤村さんと山崎さんの先発を任せられる投手&現東都最強打者と思っている井上さんを抱える中央大、守備と練習量はずば抜けている亜細亜大が東洋大とどう戦うか?楽しみでしかたありません。
この日、神宮球場では立正大対東洋大の第3戦が行われました
試合結果 立正大0対2東洋大
立正大
1 [D] 佐藤(健) (日大三)
2 [8] 伊藤 (鶴岡東) H 関本 (平安) 9 服部 (高陽東)
H 吉田 (日大三) H4 原田 (天理)
3 [5] 中嶋 (銚子商業)
4 [9]8 越前 (横浜)
5 [4] 早見 (平塚学園) 9 大熊 (日大三)
6 [3] 長谷川 (青森山田)
7 [7] 荒木 (東大阪柏原)
8 [6] 上地 (浦添商業)
9 [2] 椎名 (銚子商業)
P 大村(静岡) 中川(祐)(白樺学園) 勝又(静岡)
東洋大
1 [9] 坂井 (春日部共栄)
2 [8] 瀧本 (静岡商業)
3 [6] 林崎 (東洋大姫路)
4 [5] 鈴木(大) (桐蔭学園)
5 [7] 木村(篤) (愛工大名電)
6 [D] 堀越 (浦和学院) RD 山口 (PL学園)
HD 緒方 (PL学園) HD 戸田 (前橋工業)
7 [2] 佐藤(貴) (春日部共栄)
8 [4] 上原 (帝京) 4 橋本 (広島商業)
9 [3] 平山 (九州学院)
P 乾(東洋大姫路) 鹿沼(桐生第一)
1回表(立)
東洋大の先発乾投手がマウンドに
1番佐藤さんの打球はショートの内野安打
2番伊藤さん打席に着くや
完璧バントスタイル
しかし2-3後スリーバントと見せかけてバスター
ショートゴロとなり
2塁ベースに送られ
卒のない送球で
6-4-3のゲッツー成立
3番中嶋さんがライトへ2塁打を放つも、4番越前さんファーストフライでアウトに
この時、セカンドとファーストが激突!
セカンドの上原さんはすぐに動けず、結局おんぶされ交代に
上原さんは、やっと今回レギュラーポジションを取ることができたのに1回で負傷退場・・・痛さ以上に、悔しさが伝わってきました。
怪我をしてもプロは待ってくれますが、たった4年の大学はどんなに才能があっても待ってくれませんし、ほとんどが1年生から出ているわけではないので、1,2年の勝負です
すぐに治って来て欲しい反面、その負傷で出てきた選手もいるのでとても切なくなりました。
1回裏(東)
立正大の先発は大村さん
1番坂井さんは初球をサードフライに
2番瀧本さんの打球はサードファールフライ
3番林崎さん、 センターへのクリーンヒットで出塁
4番鈴木さん レフトへヒットで1・2塁に
1本でれば失点になるところ、大村投手踏ん張り、5番木村さんを124Kで空振り三振でチェンジに
2回表(立)
1アウト四球でランナー1塁
7番荒木さんの打球はレフトへ抜けるかと
しかし、東洋大のサードの名手鈴木大地さんが捕球
そしてキッチリアウトを
次の上地さんを空振り三振に
2回裏(東)
6番堀越さん、 2-0から叩いた打球はセカンド横を抜け
右中間方向へのヒットに
7番佐藤さんは、外野がバックする強打者の一人ですが
2球目をきっちりバントしランナー進めます
8番スタメン上原さんに代わって、急遽出場の橋本さんが
レフトへのヒット・・・セカンドランナー堀越さんは、3塁をまわったところで足を滑らせ
3塁ベースに戻りました・・・しかし、足を負傷され交代です
ランナー1・3塁
しかし、9番平山さん・1番坂井さんを連続三振でおさえます
3回表(立)
1アウト後、
1番佐藤さんの打球はレフトへのヒット性の当たりでしたが、 ここでもサード鈴木さんが捕球
しかし送球は鋭すぎて、1塁手が捕球したつもりが
グラブを通り過ぎていきました
記録はサードへの内野安打とエラーですが、1試合目でエラーしてしまった鮫島さんに代わっての出場だった平山さんなので、体が慣れてないようでした
この間にランナー2塁に行ってしまいます
しかし2番代打関本さんの打球は再びレフトへ抜けそうな当たりを
サード鈴木さんが好捕球で1塁送球アウトに!
そしてセカンドフライでチェンジに
3回裏(東)
2アウト後
4番鈴木さんが1-3から打った球は レフトスタンドへのHR
5番木村さんの打球は、ライト前へのポテンヒットになりそうでしたが、
セカンドの早見さんがバックしながらのナイスキャッチ♪
4回表(立)
ボール球から入るも、追い込まれるとキレのいい変化球に手を出してしまうので、この回は早打ち気味・・・そのおかげでサラッと三者凡退
4回裏(東)
この回から、立正は中川投手をマウンドに送ります
6番堀越さんはファーストゴロでアウトに
7番佐藤さん、 1-1から打った打球は
深めに守っていたレフトの前に落ちてヒットに
8番橋本さんがバントで進めるも 中川投手が捕球後セカンド送球し
1-6-3のゲッツーに
5回表(立)
投手の乾さん、球のキレの良さだけではなく、とてもテンポ良く投げ込まれてます
7番細身ながら長打力のある荒木さんを見逃し三振にとります
野手の方々も、そのテンポの良さに合わせた好守備を披露
8番上地さんショートゴロ
9番椎名さんをサードゴロ
ランナーがいなかったので、よりライン際から離れ気味のサード鈴木さんですが、スルスルっとライン際の打球を正面捕球 そしてきれいな送球でアウト
5回裏(東)
9番平山さんが死球で出塁
1番坂井さん、0-3になるも三振
2番瀧本さんショートゴロのゲッツーコース
ショートからセカンドに送られアウト
ファーストは俊足瀧本さんは刺せず
3番林崎さんセンターの前にポテンヒットかという位置に上がるも
セカンドが捕りに行き、体勢不安定で落球
しかし中川投手踏ん張り、4番鈴木さんをファーストゴロに抑えます
6回表(立)
1番佐藤さんを2-1からボール球を振らせて三振・・・乾さん、疲れどころか絶好調
2番関本さんを詰まらせますが、打球は5回表の立正大のエラーになったセカンドフライの位置よりもっと内野寄りに落ちそうに
守備力抜群のセンター瀧本さんが凄いダッシュで突っ込んでくるも捕球の瞬間はもう楽勝到達
3番中嶋さんライトへクリーンヒット
この時すぐにカメラを向けたのですが、初球で間に合わず撮れませんでした
可愛くてつい・・・すずめさんを
この時間になると、すずめさんがたくさん遊びに来る時間です。
ランナー1塁で4番越前さんの打球はサード前へのボテボテ
サード鈴木さんが猛ダッシュも捕球できず・・・エラー表示でしたが、鈴木さんだからこそ私の中ではエラーかしら?
5番早見さんの打球は低空飛行でライト前にワンバンしての捕球かと思いましたが
ライト坂井さんがギリギリにゃいすキャッチ♪
6回裏(東)
この回からマウンドには勝又投手が上がります
2アウト後、佐藤さんに死球
8番橋本さん、HR張りの凄いファールがありましたがセカンドゴロに倒れます
7回表(立)
ストライク先行が続き乾投手
この回空振り三振・サードゴロ・空振り三振
疲れも見せず、140Kもマークするなど絶好調
7回裏(東)
9番平山さんのライトに向けそうな1・2塁間の当たりも、セカンド早見さんが追いつきアウトに
1番坂井さんをファーストゴロ
2番滝本さんもファーストゴロ・・・かと思ったら 俊足飛ばしセーフ
3番林崎さん内野ゴロでチェンジに
8回表(立)
1アウト後
1番佐藤さんに 左中間に飛ばされるもシングルヒット
ここで乾さんから、鹿沼さんに投手交代
代打吉田さんの代打で、打席には原田さんが入ります
レフトへのライナーで2アウト
3番中嶋さんを見逃し三振にとります
8回裏(東)
勝又投手もヒット1本ありましたが、しっかりと抑えました
9回表(立)
鹿沼さんの140K中盤を主体とした伸びのある球にバットがついて行けず、4番越前さんはショートゴロ、
5番大熊さんは打球が鋭くとも
ファースト前に落としての捕球で 自らベースに入りアウト
そして最後は144Kで空振り三振をとり試合終了
やはり精神的に強い鹿沼さんが後ろにいることで、先発の乾さんも疲れる中半を踏ん張れたのではないでしょうか。
立正大はチームを支えていた投手が抜け、この春は優勝というより1部に残る為に必死になると思われます。
試合をつくった小石投手・精神的に投手陣をまとめていた菅井投手の穴は大きそうですが、技術の面で言うと立正大は投手を育てるのがお上手なようです。
大村さんも中川さんも勝又さんも、大崩れのない投球をされました。
東都は先発は当然大切ですが、やはり後の投手の力次第で1部か2部かが決まってくるようです