俺ガス
前日この大会の常連校でもあり、優勝候補でもある本家東海大を破り金星をあげた東海大海洋と、関西国際大との準々決勝の第一試合
トーナメント式だと、こんなこともあるものだと、改めて野球の恐さ面白さを感じる
試合結果 関西国際大11対2東海大海洋 (7回コールド)
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東海大海洋の先発投手は奥投手
左腕の軟投タイプで、110K台(たまに90K台)の変化球が主の配球で打者を打たせて取る投球が持ち味か。
ストレートは見せ球で130Kがやっとといったところだったが、間を外したり、走者が出ると執拗に牽制して打者の打ち気を逸らす投球で懸命にかわそうとしていた。
関西国際大の先発は松永投手
左腕の横手投げの投手で、球は9割以上ストレートで、測ったように140~144Kの球を投げ込んでくる。
奥投手とは対照的なタイプ。
1回表(関)
先頭の田中聡選手がヒットで出て、バントで送って1死2塁。
ここで気になったのが東海大海洋の守備陣形
3番吉永選手は右打ちなのに、三遊間を大きく開けレフトがかなり前に、そして2塁への牽制球もショートが入っていた。吉永選手は浅いレフトフライに倒れる。
次の左打者のときもほぼ同じ守備位置であった。この回は奥投手がピンチを凌いだ。
3回表(関)
内野安打、送りバント、センター前ヒットで1死1,3塁
4番西川選手の1,2塁間へのゴロをセカンドの中村一選手が深い位置でまわり込んで抑えるが、球を落として内野安打に。3塁ランナーがホームイン。
5番金丸選手がライト前にタイムリーヒットで2点目
6番小西選手がレフト線に大きなタイムリー2塁打で3点目
1死2,3塁となり、
7番山本選手がスクイズ
この回関西国際大が4点をリードした
試合前に止んだ雨がまた降りだした。大粒の雨ではなかったが一時的に激しい霧雨が視界を覆った。
3回裏(東)
雨の中7番藤森選手がセカンド左に内野安打
8番田中選手が三遊間に内野安打
9番水口選手がカウント2-2となりながらもバントを決め、1番中村一選手が2-3から内角高めのボールを見送って歩き1死満塁に
2番下見選手も追い込まれながらカウント2-3まで粘り、松永投手を苦しめたがショートゴロに倒れた。この間に3塁ランナーはホームインして1点を返した。
3番遠藤選手の打球はセカンド後方に落ちるかと思ったのだが
セカンドの吉川選手がナイスキャッチ
後一押しが欲しかった東海大海洋だった
4回表(関)
ヒットとバントの打球の野選(捕手が2塁送球でセーフ)、そしてストレートの四球を与え無死満塁となった所で奥投手は降板・・・2番手は山口投手
レフトへの犠牲フライと内野ゴロで2点が入った
4回裏(東)
関西国際大の松永投手が、急にコントロールを乱し始めた
2つの死球で2死1,2塁
8番の田中選手はサードの頭上を越える

レフトへのタイムリーヒット
9番水口くんはこの回3個目の死球で拳を突き上げながら1塁へ
2死満塁のチャンスも、1番中村一選手がセカンドゴロに倒れ、東海大海洋は1点どまり
5回表(関)
ヒットと死球と送りバントで1死2,3塁
1番田中聡選手の強烈なゴロはショートの横を抜け、

さらに球足速く、カバーに入ったレフトも抑えきれず左中間のフェンス手前まで転がっていき3塁打に
そして2番吉川選手もセンターにタイムリーヒット
この回2点を追加し9対2となった
5回裏(東)
先頭の2番下見選手に死球を与えた所で松永投手は降板・・・2番手田島投手がマウンドへ
1死後、代わった田島投手も死球を与え1死1,2塁となるが内野ゴロと三振にしとめた
7回表(関)
サードのエラーで無死1塁
途中から2番に入っている皆本選手が

左中間にタイムリー2塁打
さらに内野のエラーで1点入り11対2となった
7回裏(東) 2死後、
3番遠藤選手がライトへヒット
コールドは免れようと代走も起用したが4番大田選手がファーストゴロに倒れ試合終了
両チーム合わせて7個の死球で荒れた試合となった。

東海大海洋の応援団が「あしたもがんばれよ~」と相手チームにエールを送っていた。
試合途中に降りだしてはすぐ止んだ雨のため、差したり畳んだりした折り畳み傘は、次第に強くなっていく日差しを避けるための日傘としても活躍してくれた