俺ガス、千葉に・・・
この日は千葉マリンスタジアムにてロッテ対巨人を観戦した
試合結果 ○【M11対3G】
試合前、ベンチの手すりと戯れる白川くん
詳しくは下記の試合の詳細をクリックしてにゃん
前日は巨人野間口投手を打ち崩し、この日も実績ある木佐貫投手と対戦。
しかし今絶好調の浦和打線に怖いものなど無いし、この試合から根元くんという素晴らしい3番打者が合流して連勝街道まっしぐら。
ロッテの先発上野くんは東洋大出身、木佐貫投手が亜細亜大出身なので、東都大学野球の代理対戦でもある
先発の上野投手
この試合での球速は最高で144Kだった。
大学時代は140K台後半のストレートと、切れの良い変化球でガンガン攻めて行くタイプだったが、この試合ではタスク捕手が変化球を多く要求し、それをG打線が振ってくれた。
結果を残したいファームの選手はとにかく振ってくる。
日本の野球では、四球は投手が『与えてしまうもの』の意識が強く、ファームの試合で四球を多く選んでも、それが1軍に昇格するための評価になる事はまず無い。
1軍では多分この試合程度の変化球の制球力では見極められてしまうと思う。
大学時代と比べてまだ球のキレ・伸びはイマイチ?相変わらず打者にテンポよく向かっていく姿は好感を持てる。
しかし上野くんが延長14回を投げきった試合や、2日続けて完投勝利をあげた時の凄みのある投球を思い出すとまだまだこんなものではないはずだ。
見方を変えればこの上野投手の能力を最大限に引き出していた大野捕手(日本ハム)のリードが卓越していたという事にもなるのだが・・・
延長14回を投げきった昨秋の立正大戦
2試合連続の完投勝利で東洋大を4連覇に導いた亜細亜大戦
上野投手はどちらかというと、試合の中で調子を上げていくタイプで5回を過ぎたあたりで球速も上がってきて、気合も徐々に高じて相手を威圧していくイメージがあった。
上野投手が乗ってきたときの特有の仕草(勝手に俺が思ってるだけかもしれないが)で、捕手からの返球をグラブを叩きつけるようにキャッチすることがある。
己を鼓舞するようなこの場面が見られたときは概して好調なのであった。
高校時代から彼を知っているお仲間にこの話をしたら、
『その仕草、高校時代の頃からだよ・・・乗ってくるとそうなんだよ~』と。
仮にこの試合の投球が評価されたとして上に上がっても、適性の無いいつ投げるかわからないショートリリーフをさせられるくらいなら、じっくりと下で球威と変化球のキレに磨きをかけて欲しい
そして実績を積んで登録即先発くらいの起用をして欲しい
高校、大学とそれほど肩を酷使していないので伸びる余地は大きいはずだ
1回表
先頭打者が初球を打ち上げレフトフライ。その後2つの三振を奪う
1回裏
早川くんの四球と根元くんのセンターオーバーの2塁打で1死2、3塁。
4番細谷くんがつまりながらもレフト前に2点タイムリーヒット
2回表
4番田中選手と
5番大田選手を連続三振に
この試合は3塁側で観戦したのだが、まわりのGファンは『大田はつかえない』と。
大田選手も大変なチームに入ってしまったものだ。
ドラフト1位で期待が大きいのはわかるが、高卒1年目の選手なのだからもう少し温かい目で見守ってあげられないものか。
バットの芯に当てるよう練習しているみたいで、最近の大田くんの打撃は振り回さずミートっぽくなってる。きっと良い選手ににゃると思うよ!
まあロッテファンも下から上がってきた若い選手がミスするとすぐに
『うらわにいけ~』と騒ぎ出す輩が最近増えてきたのであまり偉そうなことは言えないが・・・1軍でいつも出ている選手が同じことしても言わないのににゃ~
隠善選手をレフトフライに
大塚くんも守備につけるようになって来た
2回裏
1死後センター前ヒットで
出塁した南くんが2塁へ盗塁
ボールがセンターに逸れたのを見逃さず3塁へ、好走塁
2死3塁となって1番早川くんが止めたバットに当たった打球はサード手前のボッテボテのゴロ。
早川くんが1塁へ駆け込んでタイムリー内野安打
3回表
先頭の加治前選手にレフトスタンド中段へホームランを打たれた。
しかし内野ゴロと2つの三振を取って崩れず
3回裏
四死球とエラーで1点が入った後、2死1,2塁で
カウント2-3から角中くんが
低い球をすくい上げてライト前タイムリーヒット
南くんもセンター前にタイムリーヒット
4回表
1死後、投手強襲のヒットで走者を出すも
4番田中選手に高めのつり球を振らせ三振に
続く大田選手のレフト後方への打球に
途中から入っている定岡くんがジャンプしてキャッチ
ファインプレーにベンチ前でチームメイトに迎えられる定岡くん・・・守備には全く興味の無い定岡くんの、極めてまれな光景。
正直、いつもこんな風に動いてくれれば、試合がもっと楽になるのににゃ~って思ってもみた。
上野くんはこの回で降板。
ボールに闘志が乗ってくる前に代えられてしまった。
できれば7回位まで投げさせて欲しいのだが・・・
4回裏
先頭のバーナムくんがエラーで出塁すると、
2番の将くんが、レフト線いっぱいに流し打ちの2塁打
3番根元くんがセンターオーバーのタイムリー2塁打
2点追加
さらにこの後四球で出塁した細谷くんと根元くんが、巨人の投手がアンダースローの会田選手に代わった初球にダブルスチールを決めた。相手の虚を突く策にこちらも写真など撮れるはずも無く・・・
得点には繋がらなかったもののレン監督が最近ちょっといい感じにノッテルにゃん
5回表
先頭打者の1,2塁間のゴロを根元くんがお手玉してエラー
次の打者の三遊間のゴロをショートの細谷くんが取って
併殺狙って2塁に送球
ところが小野晋吾選手のキレのいいシュートのように右に逸れて悪送球に・・・
送球が3塁手のままみたい・・・
ファールグラウンドを球が転々とする間に1塁走者はホームインして、打った打者も3塁へ。さらに内野ゴロでこの回2点目が入る。
細谷くんは高校時代はショートだったが、プロに入ってすぐにサードにコンバートされた。
しかし猛練習して浦和ファンがその守備を楽しみにするほどサードが上達してきたのに、チーム事情からか最近はショートに・・・
強いゴロやライナーには素早く反応できるのだが、弱いゴロや遊撃手としての送球・守備範囲・足の運びにまだ戸惑いがあるようだ。
なぜ今さらショートなのだろうか?
とにかく投手が他球団に比べ異常に多く、野手が不足して捕手に内野を守らせたり、20代後半の投手がほとんど育っていない等、チーム編成がかなり歪な感がある。
監督問題も大事だが、それ以上に先を見据えたチーム編成にしてほしい。
誰が監督になろうとも暫くは低迷が続いてしまうように思う。
と言ってもスカウトの方々や編成の担当が何年もかけて積み上げてきた調査活動・アマ側との信頼関係を無視して独善的に指名をし続けたのも現監督なのだが・・・
次期監督が低迷して『やっぱりボビーが良かった』と思わせる、これもボビー・マジックか!
客観的にファームを見ていると、このチームが破綻の一歩手前まで来ているような不安に駆られる。
5回裏
先頭の南選手がライト前ヒットで出ると、すかさず盗塁を決める
途中から大塚くんの代わりに入っている
定岡くんがレフト線にタイムリーヒット
バーナムくん、将くんが連続ヒットで無死満塁。
そして、この日新加入の3番根元くんが放ったこの日3本目のヒットは、
バットをへし折られながらもセカンドの頭を越えてライト前に
6回表
2死後、田中選手のレフトへの飛球
先ほどはグラブに球が入った定岡くんだが、
そうそう上手くはいかず・・・
普段から練習してないから2度はにゃい!
しかし2番手の服部くんは次の打者を抑え得点は許さず。
次の7回も3人で退け、目立たないながら最近安定している服部くん。先発投手が良くも悪くも7人と固定されている現状から考えて、どうせ先発タイプの投手は今シーズンは枠がないなら左のリリーフとして1軍に上げるとしたら服部くんが適任かと思う。
昨年の悪い時のイメージは、二回りめに連打を浴びて大量失点にというパターン。
この日は縦の変化球が有効に使われていい投球だった。
球威不足は心配だが、今ファームで一番制球力がよく安定感がある(というか他にいない)ので1度上げて使ってみてはと思う。松本くん、根本くんよりはいいと思う。
2順しなければ上手く行くかも・・・
6回裏
エラーでさらに得点を連ねる
8回表
橋本健太郎くんが2安打打たれるも2三振で無失点。
8回裏
1死後、角中くんがファールを打ったときなにやら腕を抱えてかなり苦痛な表情。そのまま負傷退場しカウント
2-2から岡田くんが思わぬ形で代打で出場
叩きつけた内野ゴロはショートが掴んで1塁へ送球も
岡田くんの足が勝って内野安打に
足があって、バットに当てれば、出塁率も高い
ファームの試合も滅多に出してもらえず、こんな形で出場・・・これで実力とかを判断されるんだろうな~とかわいそうに思った。いつもベンチにいて、試合には自分より下手な選手が守る・・・きっと納得いかないだろう。打席だって滅多に立たせてもらえず、こんな形でやっと立てる。それでも必死に走る彼を見ていたら、練習しない選手より、岡田くんを出してやってよ~!と思ってしまう。
9回表
根本くんが三者凡退に取ってゲームセット
最後の打者のショートゴロを捌く細谷くん
エラーもあった試合だったが、チーム内の空気が良い♪ベンチと選手のバランスも良い♪1軍から下がって来ている大塚くんや早川くんなどのベテランと、上を目指す若者達の関係も良い感じ♪
このまま平和なままファーム優勝をめざしてくれたらニャ~
角中くんの怪我と、細谷くんのまた初めからスタートしなきゃいけないショートの守備に、俺は心配で心配で・・・なのにバキ(飼い主)は
『これで大切な2人は、
ドロドロの1軍に当分来なくて済む
』
と、ひとりホッとしていたみたいだ。
この日の試合、監督のサイン会が試合中に行われ、行列ができていた・・・相手チームの選手はその列が気になって仕方なかったようだった。
両チームの選手たちにも、相手ベンチにも、にゃんか申し訳ない気分になった