こんにちは わたしグレ
5月27日、神宮球場で行われた亜細亜大と東洋大の試合は、東洋大が勝ち『2009年春季リーグ優勝』を東洋大が手にしました
ずっといい余韻が続きます♪野球がこんなに面白いとは・・・
先日、東京六大学で法政大が優勝を決めた試合を観戦しました。確かに面白い試合でしたが、比べてみると、個々の選手の才能は六大学も東都も同じ・・・しかし試合内容の面白さ、細かな技術、ベンチの策など、東都1部が格段に上だと言うことを実感!
そして、野球場を社交場ではなく、野球を観るために通う野球好きの方たちに、この面白い
“戦国東都”の野球を一度でいいから見ていただきたい、そう思う気持ちがますます増した試合でした。
同じ出身校だからとか、同じ地元だからとかでないとなかなか観る気になられないとは思いますが、そのようなものがなくても、
必ず楽しめる最強の2校の戦い!
亜細亜大は、最強のプロフェッショナルなアマチュア野球を奏で、東洋大は今のプロ野球以上にプロ野球らしい野球を展開するチーム・・・そんな感じが致しました。
やっぱりバキ(私の飼い主)は、プロ野球好きなので東洋大の策が好きみたいです。ちなみに私は東都大学野球ぜ~んぶ大好きです♪
ついでにチアも好きです
試合結果 亜細亜大2対3東洋大
続きは試合の詳細をクリックしてにゃん!
先攻・亜細亜 後攻・東洋
1回表 マウンドには前日に先発した
乾さん(3年東洋大姫路)!
わたしはてっきり藤岡さんが先発だと予想してたのに、意表を突かれました・・・亜細亜の監督さんも、これには驚かれたのではないでしょうか?
乾さんは、1~5回の途中(ノーアウト1塁)で交代されましたが、前日からその気でいらしたのでしょう。
前日には、ほとんど140Kを投げ込むことなく散らしてましたし、球数自体も集中して多くを投げ込んでいたイメージもありませんでした。力を温存することができる投手だと知り、あらたな魅力を感じました。
そのためか、この日は行けるとこまで行くという投球だったようで、140K台を中心に緩急で抑える投球内容に見えました。
初回連続三振ですんなり抑えると思いましたが、3番中田さん(4年明徳義塾)が初球を叩いてライトへのヒットで出塁し、4番中原さん(4年武蔵工大二)と5番加嶋さん(3年新田)にフルカウントまで行きながらも、じっくり見られ連続四球で満塁にしてしまいました。
すかさずベンチから監督さん・・・相変わらず、なぜか手で球の軌道を説明
こんなピンチに、のん気に技術論!これがまた面白いのですが
打席にはDHの6番工藤さん(4年崇徳)
初球から振ってファールに・・・球がどうも高めで心配でしたが、
空振り三振に取り失点なし!
1回裏 亜細亜大の先発は北原さん(3年穴吹)
わたしの予想は倉又さんでしたので、これもちょっと驚きです。強打者には、小宮山さんみたいなタイプの方が抑えちゃうのにな~、わたしだったら曲者倉又さんを出すのにと亜細亜ベンチにちょっと不満!でも、使うほうからしてみると、倉又さんは打たれそうな遅い球だから、こんな大切な試合で先発には出しにくかったのかもしれません。
先頭の1番小島さん(4年桐生第一)、一度もバットを振らずに6球投げさせ四球で出塁し、2番木村さん(3年愛工大名電)は当たり前のように強攻でライトフライに倒れ、
3番坂井さん(3年春日部共栄) 初球を叩いて

右中間へのタイムリー3塁打!
前日は、バントをさせるためかと思わせるオーダーでしたが、この日は本来の東洋の強気なオーダー・・・バントは極力させません。
1アウト相手にあげるくらいなら、しっかり打っていく!そこには監督と選手の熱い信頼関係があるからこそできる策なのだと・・・
どこぞの策無しのプロチームとは
似て非なるもの
1アウト3塁で
林崎さん(3年東洋大姫路)もバットを折りながらも初球を叩き

サード後方へのタイムリー!

そして、林崎さん盗塁も決めます
5番都築さん(4年浦和学院)の打球はライトへのフライ・・・

ライト中原さんからサードへ好返球、しかし林崎さんの足が勝ちます!
結局この回2得点
2回表(亜) 7・8番を連続三振にとった乾さん、なぜか9番下館さん(2年一関学院)に四球を与え、1番小野さん(3年中京)にレフト前に転がされ、2番石井さん(4年成立学園)にも四球で、2アウトながら満塁のピンチ!
3番強打者中田さんを何とかショートフライに抑え、この回も満塁にしたものの何とか無失点に・・・
2回裏(洋)
マウンドには亜細亜2番手として倉又さん(4年上田西)が上がりました
(だったら先発で出してればよかったのににゃ~)
打てそうで打てないゆる~い球に、東洋打線が翻弄されます
遅すぎて、バットで巻き込んじゃったり、腰砕けだったり・・・
3回裏(洋) ゆる~い球を先頭1番の小島さんが合わせてセンター返し
しかし鉄壁な亜細亜守備包囲網にかかり

6-4-3のゲッツー!
5回表(亜) 先頭に四球を出し、乾さんから
前日も投げた鹿沼さん(3年桐生第一)に交代
4番強打者中原さんに対し、2球続けてストライクを入れ、4球目をサードゴロに・・・
5-4-3のゲッツーかと思ったら
中原さんヘッドスライディングでゲッツーを免れました
続く5番加嶋さんがいつもの強く叩くスイングではなく、バットに乗せるかのようなスイングでセンターに運び、ランナー1・3塁に
そして代打ブルーノさん(3年八王子)がタイムリー!
この時点で東洋2対1亜細亜
尚も1アウト1・2塁で、代打新井さん(3年武蔵越生)・・・ずっとバントの構えで3バント決行
しかし空振りし、その上明らかな守備妨害でチェンジ
6回表(亜) 1アウト後
9番下館さんが逆方向への上手いレフトへのヒットで出塁
1番小野さん、当たり前のようにバントで進め
2番石井さんライトへヒット
ライトからの返球が少し逸れ、

捕手佐藤さん(3年春日部共栄)、球を捕球できずにセーフ
この時点で2対2の同点です!
7回表(亜) 先頭の中原さんを2-1と追い込みながら
レフトへヒットを打たれます。

2塁打張りの打球ですが、中原さんと言うことで外野守備はもともと深く守ってます。
またも当たり前のように5番強打者加嶋さんでもバントをさせランナーを進ませます
1アウトランナー2塁で、マウンドには鹿沼さんから
最強リリーフの内山さん(2年浦和学院)に交代
タイムリーを打っているブルーノさんに対し、148K後半の球を見せ攻めの投球で詰まらせてセカンドフライに抑え、次の打者には140Kで攻め続け6球目には
150Kをマーク・・・そして7球目の138Kの変化球で空振り三振を取ります
内山さんに限りませんが、一回沈むフォームなので沈んだ上半身をもう一度持ち上げる強靭な下半身が必要となりますが、その点東洋の投手の方たちは、かなり下半身が鍛えられていることがわかります。
7回裏(洋) 先頭のDH6番雑賀さん(4年PL)
初球113K・2球目115K・3球目なんか100Kのスローカーブ・・・しかし、全くそんな球無視?みたいで動かず。時折来る速い球(この日ボールだが142Kってのがあったにゃ~)は、多少ボール気味でもそっちの方が打ちやすいと思われます。
4球目の真っ直ぐだと思われる球を狙っていたようにソロHR

マウンドには倉又さんに代わり
大山さん(3年別府青山)が・・・
打者は7番鈴木さん(2年桐蔭学園)・・・センターへの2塁打

抜けなかったのですが、俊足を活かし2塁に・・・
この時側で閉会式を待っていた農大(東都2部)の選手達がいらしたのですが、このプレーをみて
『今の打球、普通抜けるよな~、止めたのも凄いけど、
止められてるのに2塁セーフになってるよ・・・』と。
わたしは内心(こんなのいつものこと!もっと凄いプレーがいっぱいだよん♪)と。
ノーアウトランナー2塁で、8番佐藤さんがバントをしましたが、
サードアウトに・・・亜細亜の守備が唸ります!
そして4-6-3のゲッツー!
亜細亜の守備は、なかなか破れるものではありません・・・そういえば、あの中日の井端さんも亜細亜だったにゃ~
8回裏(洋)
この回から東浜さん(1年沖縄尚学)をマウンドにあげてきた亜細亜・・・もう1点もあげられない亜細亜の気持ちもわかると同時に、つくづく越えられない『東洋の厚い壁』を実感しました。
亜細亜はこの回も三振ゲッツーで

自慢の守備の連係を披露
9回表(亜) 東洋3対2亜細亜で迎えたこの回
3番中田さんの当たりは強かったのですがサード正面

アウトでしたが、最後まであきらめずヘッドスライディング

4番中原さんの当たりは深~いレフトフライ

5番加嶋さんは初球・2球カットで、3球目をフルスイング・・・三振で終了
試合終了と同時に、東洋の捕手『佐藤貴穂』さんが投手に向かって駆け寄っていきます

その後彼は、込み上げてくる涙を抑えるので大変だったようです。
彼はもともと捕手ではなく、昨年1月にサードから捕手にコンバートされたそうです。
昨年まで大野捕手(現日ハム)がいたので、それを受け継ぐ為に猛特訓をしたのでしょう。
今シーズン最初の試合の時、元気もありリードが強気ではあるけれど、ワンパターンに見えていました。
しかし、見るたびごとにそのリードは繊細になり、なにより投手への気遣いが観戦していてもよくわかりました。まるでボール球になってしまったのは自分のせいみたいな仕草をしたり、ストライクだと心から感動したように全身で喜んだり・・・1球ごとの仕草がこれほど面白い捕手も珍しく、観ていて飽きません。
終了と同時に涙した彼の中では、単に試合に勝ったからではなく、誰よりもたくさんのプレッシャーがのしかかっていたのだと思います。

きっと秋季リーグの時は、強くたくましく、そして大野捕手を越えるくらいの捕手に成長していることと、今からとても楽しみにしております。
本当は、もっともっと載せたい内容がいっぱい合ったのですが、あまりにも多くなり試合内容はこんな感じで・・・
長文にお付合いくださった方々、どうもありがとうございます。ありがとうついでに、よろしかったら東都大学野球の秋季リーグに一度でいいので足を運んでみてください!

東洋大おめでとうにゃん!そして東都のみんなありがとうにゃん♪