俺ガス
東都大学野球リーグは4部まである。
当然各校開幕当初は優勝を目指す。しかし、それが不可能になった時点で最下位を免れるのが最低限の目標となる(なぜかと言えば入れ替え戦に出ることになるから)。
2部は専修大学が優勝した。その対戦校になるのは1部の最下位。
この時点で國學院大か立正大のどちらか。
この日 國學院勝ち・・・最下位は立正
國學院負けて立正も負け・・・最下位は立正
國學院負けて立正が勝ち・・・最下位は國學院
そして
試合結果 國學院大3対1青学大
となり第一試合で立正大の最下位が確定した
詳しくは下記の試合の詳細をクリックしてください
國學院の先発は
MAX153Kの村松伸哉くん(3年光星学院)、青学大は
MAX154Kの山室公志郎(4年桐光学園)くん。
しかし神宮球場のスピードガン表示は、かなり水増ししている感じがするが(6~7Kほど)・・・、従って参考程度に。
両投手とも今春はまだ良化途上の段階か、速い速球もあるのだが変化球主体の配球だった。
元気だけが売りの國學院大は、勝てば5位で1部残留が決まる。
いつも以上の声の大きさは、青学大を遥かに圧倒していた。そして第2試合の立正野球部は静かにスタンドでこの試合を観ていた。
2回表(國)
先頭の4番長岡建太くん(3年花咲徳栄)が
セカンド右を破るライト前ヒット
5番の原田朋和くん(2年修徳)は送りバントを失敗するが2塁への盗塁を決め1死2塁
6番澤田昇吾くん(3年金沢)は
セカンドのグラブを僅かにかすめ抜けていくライト前ヒット
ホームインして待望の先制点
2回裏(青)
センターへ抜けようかというゴロを軽快に捌く
國學院のショート渡邊貴美男くん(3年文星芸大付)
4回表(國)
この回先頭の渡邊くんが初球をライト前ヒット
送りバントで1死2塁、
5番原田くんがセンター前ヒットで1死1,3塁
カウント1-1からスクイズしかけるも、
ボールは澤田くんのバットには当たらず捕手の後方バックネット前に・・・3塁ランナーがホームインして國學院が2点目(記録はワイルドピッチ)
さらに澤田くんが四球を選んだところで青学大は投手交代、石井くんへ
今春のリーグ戦では、ランナーを背負った場面で粘り強く凌ぎチームのピンチを幾度と無く救ってきた石井くん。
次打者の小フライとなった送りバントを好フィールディングでキャッチし、1塁に転送して併殺を奪い追加点は許さず。
4回裏(青)
ボールへの執着心がそのフライを追わせるのか・・・・
レフト方向へのフライをショート渡邊くんが
センター方向へのフライをまたまた渡邊くんが
5回裏(青)
4回終わって國學院の村松投手は一人の走者も出さぬパーフェクトピッチング。
この回も簡単に2アウトを取ったが、
首位打者を狙う篠塚宣政くん(2年桐蔭学園)が左中間へ2塁打
6回裏(青)
先頭の8番長島一成(4年修徳)くんが
二遊間破るセンター前ヒット
盗塁、内野ゴロで2死3塁となって、
2番木野学(2年PL学園)くんが
センター前タイムリーヒット
7回表(國)
6番澤田くんがバントで三塁線に転がし内野安打で出塁
送りバントの後、8番庄司輔くん(2年修徳)がライト前ヒットで1死1,3塁
9番柚木くんの打球は三遊間へのゴロ。
青学大ショート篠塚くんこの難しいゴロを抑え
すぐさま2塁へ送球し6-4-3のダブルプレー!
7回裏(青)
この回から國學院大は2番手奥村和久(3年旭川大高)くんにスイッチ
ショートゴロを捌く國學院ショートの渡邊くん
この試合勝ちたい気持ちが前面に現れていた
この回ヒット2本で1,2塁とするがあと一本が出ず青学大無得点
8回表(國)
頑張る渡邊くんに野球の神様からの御褒美
2死後、この試合守備でいつも以上に気合の入ったプレーを見せる3番渡邊くんの打席
止めたバットに当たってきたボールは三塁線に・・・
必死で走って内野安打に
途中から守備でレフトに入っている中澤竜也くん(3年駒大苫小牧)が打った打球はライトへ
ライトの青学大のファイター広滝航(3年清峰)くんの遥か頭上を越えて行き、タイムリー3塁打になり國學院が3点目
9回裏(青)
先頭の4番加守田隆介くん(4年青森山田)が
ショートの右を破るセンター前ヒット
5番小池くんはサード正面のゴロ。ボールは5-4-3と渡ってあっという間に2アウト。
最後の打者、篠塚くんの打球は右中間へ・・・センターが捕って試合終了。
勝利への貪欲さが國學院大の1部残留を決めた