甘えがそがれた顔だち 11年目の勝負!
俺ガス(サバトラの猫)
朝、待ちきれないとばかりにコンビニに走った飼い主!
今だけだってうれしい♪
パリーグの打撃順位の一番上に
これって、
現在首位打者だよね~
細谷圭の名!
名だけじゃなかった
写真付きの記事にもなってるし~
あれから何年経ったのだろう。
初めて浦和で彼を見た時、アンパンマンのような赤くかわいいほっぺをし、一生懸命ボールボーイを務めていた。
指導する監督やコーチ達にはやはり名門から来た選手が優先なためか、ひたむきに頑張る無名校から来た若き青年の姿はなかなか視野に入らなかった。
優秀な選手をスポーツ推薦で私立が採って行く。
そして甲子園出場と言う名をゲットし、その上の世界へ羽ばたいて行く。
そんな中、無名校ながら彼は小坂誠を見つけた名スカウトの目に留まる。
『打てる小坂誠になるかも・・・』
と言っていたらしい。
確かにその身体能力の高さには目を引くも、
何かが足りない!
彼に足りないものは
ストイックさ!
俺はそう思った。
なぜなら、姉を持つ末っ子の彼は家族から溢れんばかりの愛を受けていたからだ。
人を蹴落とすことができない性格は、試合の中にも現れていた。
ただ・・・
彼は、高校時代から上級生になっても下級生と一緒にボールを拾い集めることを続けていたと言う。
そして、その行いはプロになり、先輩という立場になっても新人たちとボールを拾い続けていた。
亜大とのOP戦でも、率先して黙って大学生たちとボールを拾っていた姿は今でも覚えている。
無名の高校でも、彼の実力は有名で名門の大学から声がかかっていたという。
しかし、彼は
大学とは勉学に勤しむところ
と考え、自分の行くところではないと思っていたらしい。
今の時代、名門大学に推薦で入部も最初から勉強もしっかりやらねばなんて考えてる選手ばかりではない。
それどころか、卒業しなくてもまるで卒業したかのようにプロもアマも大学名が名簿に記載されている。
中には、犯罪を犯してもスポーツ推薦枠で大学側が来てくださいという世の中である。
以前、彼を知る東都リーグの大学生(現在審判の道を歩んでいる)が、我が家のブログを見て訪ねてきてくれた。
そして彼のことを教えてくれた。
彼は、思った通りの
〝いい人”だった。
活躍してほしいが、プロは厳しい世界である。
昨夜は久しぶりに胸高ぶった。
俺の知っている顔とは違う顔がそこにあった。
アンパンマンみたいな愛くるしいほっぺはもうそこになかった。
引き締まった顎のラインが印象的。
口にする言葉も、浮かれることなく落ちついた大人だった。
本当にいい男になっていた。
TVにカメラなんぞ向けて・・・
でも、11年目に入った彼のヒーローインタビューの姿を残しておきたかったから。
彼のスイングの美しさは以前からであり、これからもきれいな軌道のスイングを忘れず、大活躍してほしい。
昨夜は本当に幸せだった・・・。
ありがとう、これからももっと磨け! 今でも俺は、細谷圭が大好きだ!