わんこか? いや・・・
雪女怪獣・スノーゴン
俺ガス(サバトラの猫)
12月12日、俺の飼い主である中年夫婦が、早めの忘年会を帰ってきた怪獣酒場で行った
この日、わんこ風の顔のつくりと体のふわふわ感から、その残酷な性質が感じとれない怪獣が店内訪問に来た
5時半頃、中年夫婦はそわそわし始めた
今か今かと待っていると、中年夫婦の夫おにゃじのが『あっ!』と声を上げ、その横を白い塊が通過していった
天井から吊るされたTVに角が当たって揺れる大きな体も、身軽そうに
そのまま店外のお客様の行列へ挨拶に向かった
店外がわずかに見えるガラスの向こうには、
まだまだ列が連なっているようで、人の頭が並んでた
きっと外の挨拶に時間かかりそうだな~と思っていたら、いつの間にか
もう店内に帰ってきていたスノーゴン!
ボックス席と
カウンター席に交互にご挨拶
待ちきれないとばかりに、他の席のお客たちも身を乗り出して笑顔いっぱいでスノーゴンの一挙手一投足、目が離せないようだった
斜め後ろ姿の際、ふとおにゃじが
『シッポ、クオリティー低い・・・』
と、口走ってしまい、店員ダダにそこに触れてはならぬと注意されていた
しかし、その平たいシッポ・・・ちょっと気になる
そのわんこ顔は、人間たちをひきつける
確かになんとなくかわいい♪
一旦大人数の宇宙人エリアに向かう際、角がTVにひっかかりそうになった時、
すかさず店員ダダがTVを抑え、
スノーゴンも腰かがめて移動
宇宙人エリアに登場すると同時に、
歓声が上がる
そして
ちょうど空いていた場所にどっかり座り、撮影タイム♪
女性たちも見ているだけでなく、離れたところからでも握手を求め・・・
その可愛らしいパフパフな風貌がなせる業
一仕事終えると、再び怪獣エリアに戻ってくると、
飽きることなくカメラが向けられ、大人たちの顔が満面の笑みへと変わっていった
カウンター席の男性たちに挨拶し、
もれなく2ショットサービスも出た♪
会話(?)も弾み、そのサービス精神に、
周りもうらやむというより、
一緒に楽しんでいる空気が感じられる
お隣のボックスシートに来たスノーゴン
やっぱりわんこ顔が可愛らしいと、おにゃじ&バキはひたすら見入る
来た来た~
我が家の中年夫婦の前に
おにゃじもバキも笑顔いっぱいの中、アップの
わんこスノーゴンを撮らせてもらい、
お姉さんのホワイトボードもパシャリ♪
夫おにゃじが、妻バキに
『肉球も撮らせてもらえば・・・』
と言い、妻バキも
『すいませんが、肉球も撮らせてもらっていいですか~』
と・・・快く手を出してくれるも
おにゃじ一言
『あっ、肉球じゃないんだ~』と
わんこじゃなくって怪獣だから当たり前だが、この時までウルトラプチマニアだったはずのおにゃじも、スノーゴンの掌が“手”だったことは知らなかったようだ。
一応“雪女怪獣”なので、人間と同じなのは当然なのかもと・・・
スノーゴンが次に向かったのはお座敷
まずは
右足を店員ダダに拭き拭きしてもらい、
もう片方も拭き拭き
そしてお座敷に入っていくと、
一斉にシャッターが切られていた
その後は、
スノーゴンのところに子供たちの列ができ、握手会
最後の仕事は、密談室
見えなくなるまでなかなかかわいい怪獣だったが、
一応ウルトラマンを冷凍してから首を切っちゃう怪獣でもあり♪
中年夫婦は、スノーゴンのお話を思い出しながら、楽しいひと時を過ごしていった・・・