フルマラソンの前に、
疾風の如く通過する車いす
俺ガス(サバトラの猫)
マラソンとは縁遠かった俺の飼い主バキの夫おにゃじ
しかし、40歳後半になると健康を心配し始め、ちょっとばかりマラソンをはじめた
気づくと趣味になっていた
年齢的にもサブ3は無理とは思いながらも、淡い夢を見ながら走るおにゃじ
おにゃじの妻でもある飼い主バキは、全く〝走る”ことを苦手とする女であるが、ランナーたちを見ることは大好きである
夫のマラソンを口実に、夫について行き、いざカメラに収めるのは強者ランナーたちばかり!
時には夫を撮り逃がすことも多々・・・
4月19日、おにゃじが第26回かすみがうらマラソンに参加した
その様子をお送りしたい
前日に霞ヶ浦に宿泊し、雨の予報もあったが空は曇り
雨が降らないことを願うのは妻、夫は多少降った方がいいのにな~と思いながら2人と俺は会場へ・・・
かすみがうらマラソンは、第23回の大会に参加したのだが、その日は土砂降りの雨で凍えるような寒さだった。
ゴール後、おにゃじも他のランナーたちも、寒さで震えは止まらず、足が攣っていたり痙攣していたり・・・
応援のバキも、雨宿りする場もない中、指先の感覚を失っていたくらいだった
でも、今回はそんな心配はなさそう♪
平成27年4月19日(日) 雨天決行
・10マイルの部スタート 午前9時20分
・車いすの部スタート 午前9時50分
・フルマラソンの部スタート 午前10時
・5キロの部スタート 午前10時30分
コインロッカーに荷物を押し込み、30分以上前だが、
混み具合が凄いのでスタート地点近辺で待機することに
何やらおにゃじが体操を始めたのが・・・
恰好悪い体操だった
〝足タッチ”というそうだ
バキが
『恰好悪~い♪』と言いながらも喜んでいたが、
俺は本気で格好悪くって見ちゃいられなかった
ただし、身体能力の高そうなランナーがやった映像を見たが格好悪くなかった、なぜこうも違うのか?
バキの待機する場所は、スタート地点から500M位先にある交差点と決めていた
走るの嫌いなバキは、移動を心配し、ちょっと早いがもう並ぶよう夫に催促
すると、すでに多くのランナーが並んでおり、それもみんな体育座りで・・・
係りの方が『みなさん早くから並んでいるので前に入ってこないでください』と、注意をされてたランナーもいた
横入りしても、じつはランナーの大半は文句を言わないのである。中にはそれをいいことに、横入りを平気でするランナーも確かにいるのである。
おにゃじは多くの強者ランナーたちが見渡せる後ろに遠慮がちに並ぶ
バキはさっさと〝がんばってね♪”の夫への激励の言葉もなく目的地へ向かって行った
途中スタート地点を通過して行くのだが、
ものまねアスリート芸人・M高史氏を発見!
他にも・・・
ただバキの中では、川内選手のモノマネの人と言うより、あの〝名門駒大陸上部のランナー”と捉えているようであった
アントキの猪木氏より、バキにとってはずっとずっとM高史氏の方が知名度が高い
スタート地点前には、多くの〝サブ3は大昔にクリアしたよ!”風のランナー揃い
そんな風景にワクワクしながら500M先へ向かうバキ
実は9時50分スタートの車いすのレーサー(?)も見たいバキ
第23回の時、土砂降りの中ゴールできたのはたった一人だった過酷なレースでもあるのだ
雨が降ってないが、凄いカーブをどうこなすかを見たいそうだ
走らない女のくせに、ワクワク感が手伝ってか、小走りなんかして向かい、余裕の到着となった
9時50分、車いすのスタートとなった時、500M先のこの地点に、9時20分スタートのしていたはずの10マイルランナーのカップルが楽しそうに車道を走って来た
バキは車いすの速さを以前見ていたので、 『あの人たち轢かれちゃうよ!』と、そばの係の方に訴えた
係りの方がそのカップルに気づき、急いで歩道を走るよう指示
するとすぐその後ろから
来た来た~! 凄いスピードで車いすの集団がやってきたのだ
あっという間にすぐそば!
カーブはどうするのか?
かなり前から車輪を回すことを止め、
鋭角なカーブにそって小さくふくらみ、
スムーズにカーブして行った
一緒に走る自転車も、
全力でコギコギしないとついて行けない
マラソンと一緒で
スピードはさまざま
ラストの自転車が来た
一台につき、自転車は2台なのかも・・・
10時スタートまでちょっぴり待ち時間あり
見渡すと
ワンちゃん
そしてマラソンを報道するヘリが
お空で待機
10時、遠くでスタートの花火音がした
すぐに現れた先導者に続き、
タイム表示の車も・・・
そして2台の白バイと、大きなレースならではの風景
きましたー! 先頭ランナーたち~
トップが見えてくると、急にバキのテンションあがり出した~♪
つづく・・・