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ヒットエンドにゃんEX
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2013年 10月 26日
2013 東都リーグドラフト “東都大学野球ファンとして”編 
文:ふじきせき(協力・東都2部&社会人担当ガス)

元ロッテファン、そして東都リーグファンとして、今回のドラフトは衝撃的だった
昨日はロッテマリーンズのドラフトについて、偉そうに語らせてもらったが、今日はプロ野球ドラフトを、東都大学野球ファンとして、偉そうに語らせていただく
(感情優先しながら書くため、常体の記述をお許し下さい)




ロッテドラフトの東都リーグ出身者
2位 吉田裕太捕手(現立正大)
4位 吉原正平投手(東都2部東農大→日本生命)
5位 井上晴也内野手(東都1部中央大→日本生命)
   上記3人はこちら→クリック


日本ハムファイターズ・・・無し!


ヤクルトスワローズ
1位 杉浦稔大投手(國學院大)
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性格の評判は良好
さすが國學院大だけある。
投球に関しては、世間の評価とちょっと違って、野手にかなり助けられていたように思う。
観戦していて、彼の球を『素直な球過ぎる』と表現された方がいらしたが、そんな感じである。
しかし東都2部当時は、今のようなまとまりすぎてる感じなく、荒れ球があり今より個性的な楽しさがあった。
そうは言っても、素人視線。プロが1位評価をしたのだから、きっと凄いのだろう。
嬉しいことに、谷内くんと同じチーム♪
まずはDHじゃないのでバントを谷内くんから教わろう。
いや、もう春田くんから教わっているだろう。
杉浦くんは、来年も國學院大から選手を取ってもらえるよう頑張って欲しい!
そして谷内くん入団でヤクルト400LTを取り始めたが、杉浦くん入団でこれからも取り続けることにした!


オリックスバファローズ
1位 吉田一将投手(日本大→JR東日本)
大学当時コントロールが不安定も、途中膝を伸ばしていたのを修正したのかコントロールがよくなり、捕手(柴原)にも恵まれ勝てる投手になった
社会人に進むと、ここで再びプロ排出キャッチャーの名捕手・石川修平に出会い、お約束のようにプロの指名を受ける。
私は大学当時の彼のピッチャーとしてのスタイルは好きではなかった。
理由は、投げっぱなし!
フィールディングが下手なのかもしれないが、それでも自分なりに捕球に向かって欲しかった。
投げたら野手になる!それをしなかった。
しかし社会人になると、下手ながら守ろうという意思が感じられ、完投目前の交代も内心は悔しくも、笑顔を作ってベンチに戻る・・・そんな彼の精神的成長を観たとき、心から応援したいと思った。
2部を経験した投手は心も強い! 
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今年都市対抗で観たとき、一段と腰周りが大きくなっていた  
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力で押しまくる投手ではないので、ただただ捕手に恵まれることを願う
吉田くんは社会人からなので、時間がない。
新人といっても、遠慮なんかしてられない。
時には首を振る必要があると・・・


8位 大山暁史(亜細亜大→セガサミー)
亜細亜時代、ほとんど控え
ガスが大山くんを社会人で観たあと
『セガサミーでの1年目の投球を見て、なぜ大学時代に登板機会が激少だったのかと、亜細亜関係者に問い質したいくらいだった』
と言っていたが、当時上級生・倉又投手(エネオス)、同期・北原投手(エネオス)・中村投手(日本新薬)がおり、ついでに1年生には東浜投手・・・出たくても出られなかった。
しかし、先々を考えた監督の指導により、社会人に進むと即戦力に
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可愛いルックスから、リズミカルに真っ直ぐを投げ込む投球は、心地よい
ただ単調にもなりがちなので、右打者のインをえぐる、左打者の外へ切れ込む変化球を磨き、うまく使いたいところだ
捕手次第でもっと伸びると考えている


DeNAベイスターズ
まず東都リーグは4部からなっており、1部6チーム、2部6チーム・・・毎シーズン、1部と2部の入れ替え戦があり、よく入れ替わる激しいリーグでもある。
これは観ていて最近実感することだが、勝つチームは捕手の存在が大きい
投手力があっても、なかなか1部に上がれないチームもある
(ロッテの2位には2部捕手。打撃高評価も東都レベルではキャッチングとリードに難アリ)

3位 嶺井博希捕手 (亜細亜大)
嶺井捕手は個人的にはドラフト1位でもおかしくない実力者だと思っているが、何せ地味な仕事なんで・・・
亜大マニアになった理由の一つに、彼の存在がある
1年からファースト出場上級生たちの中で揉まれながら、最終的に絶対的な正捕手を確保したのだが、その道のりは本当に厳しかったようだ。
正捕手の座の争い厳しく、怪我を隠して出場し、パスボールで負けた試合があった  
その後スタンドで彼と遭遇したのだが、腕には包帯がぐるぐる巻きに・・・
そんな彼も、いまや生田監督の分身のようにさえ見える。(いや、親子かとも思った)
単に肩がいいのではなく、 “相手をわざと走らせ刺す!”のはたまらなくしびれる
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[9月24日中大戦・俊足福田選手を刺す]
(プロに行ったら、野球が身についている投手の時ならできるが・・・)
以前は両打ち(足があったので子供の頃お父様が両打ちにさせたとか・・・)も、きちっと飛ばせる右打席に固定し、今シーズンはチーム打撃中心の自由に振らせてくれないチームの中、好成績を残した。
そしてリード・・・下級生の頃は、自分を前面に出していた。しかし現在は、存在を消そうとしてるのでは?と思わせるほど、投手を引き立てる。
自分のリードに酔うことがない。だから配球が読みにくいのかもしれない。
投手がピンチになると、あえてゆっくりマウンドへ向かう。
どんなに配球が良くても、投手がそこに投げてこられなければどうしようもない。
その誘導がうまい!
今回DeNAに指名されたが、正直不安だ。
だって・・・(言うまい)
1年後、いや5年後、
       球界No.1捕手と言われる活躍を望む♪



中日ドラゴンズ・・・無し!

ソフトバンクホークス・・・無し!


広島東洋カープ
2位 九里亜蓮投手(亜細亜大)
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現在、わたしの目には東都1部リーグの中で、コントロールがそこそこ良く、球が重いといえば、彼が一番!
力勝負で滅多に外野手の頭をこされない。
捉えたと思った瞬間、なぜか球が宙で失速する
力負けしないといえば、現在は國學院大の石川良平選手と青学の吉田選手くらいだろう。
1位ではなく、2位ってのがまたいい♪
カープにはロッテが指名を約束しておいて裏切っちゃった前田投手と、大学時代周りからなんと言われようとストレートにこだわり自分のスタイルを貫き通した明治の野村投手がいる。
2人にいろんなことを教わりながら、磨り減ってないその肩で勝利を重ねて行って欲しい。
先発にこだわって!


阪神タイガース
3位 陽川尚将内野手(東農大)
え~まずは彼のチームについて・・・万年2部の2部3部最下位入れ替え戦の常連?
作戦なんてありゃしない!
自由気ままに飛ばしてく
しかし自由だからこそ、目標を見失わなければ個性を存分に生かしながら、強い意志が育つのかもしれない

社会人野球・日本通運のOP戦で、エース級の野村投手が投げた球を、101Mのレフトスタンドを楽に超えるHRを放ったのは記憶に新しい  
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レフトへの特大HR
守備はサードも、一応ショート・セカンドは経験ならある・・・でもサードにして欲しい。
守備も何となく社会人野球風の貫禄があるが、上手下手は別問題。
ロッテ時代の西岡選手(現阪神)よりはショートの守備は上と断言できる
でも、サードでお願いしたい。
彼に今何が必要かといえば、バッテリーの場に立って配球を考えることと彼に近しい方が言っていたが、とりあえず日大の柴原捕手にはいつも簡単にひねられていたとガスは言う。

そして・・・
大学生離れした体の頑強さ 
ロッテの今江選手が“ゴリ”という愛称だが、それはゴリラに似た愛嬌さから
しかしこちらは、人間に限りなく近い、本物の”ゴリラ”だ
チャンスを与え、我慢強く使ってくれれば、日ハムの中田より上だと信じている
という意味では、若手を使わない阪神という球団ではどうだろうか


6位 岩崎優投手(国士館大)
清水東高校出身・・・静岡県出身者ならピン!とくるだろう
彼の高校は地元では有名な県立で、いくらスポーツどうたらこうたらで入ったとしても、県立なのでそれなりに大変である。
もし私が球団側だったら、芽が出ようが出まいが、将来阪神幹部として取り込む
投手として・・・
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東都2部担当のガスに聞く
グッと重心を深く沈め、力強い踏み込みから、三振を狙って取れる投手 
試合の中での修正能力高く、冷静さを忘れず、思慮深く球を配する頭脳派
あまり感情を表に出す投手ではないが、内には国士館のハードさを持ち合わせている
応援してるぞ


西武ライオンズ・・・無し!


読売ジャイアンツ
育成ドラフト
青山誠外野手(日本大)
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彼の指名を知った時、東都2部担当のガスが
『育成ってのがちょっと・・・でも巨人、よくあの子見つけたよな~♪』
と、褒めていた 
打撃がとてもいいという話はガスから聞いていたが、ガスは
『ドラフトは無理、だってあの華も実力もあった井上くん(井上彰吾・現ホンダ)だってかからなかったんだよ~。』
と言っていた。
青山くんは、小さく振り抜き力強いセンター返しのライナーが印象に強い
4年になってようやく花開いた選手だ


みんな頑張ってくれ!
どう考えても上だろう~と思う選手が選ばれてないのも事実
実力があっても選ばれるわけではないのがプロドラフト

ただ・・・出さなきゃ選ばれるチャンスもないプロ届け
選ばれなかったあとの厳しさを思うと、安泰を選んでしまう気もちも正直わかる。
そして社会人野球の方が合う選手もいる。
一概に何がいいかはわからない。

先日地方TVでとあるチームの投手の練習風景をみた
長髪の茶髪だった
それを見て、古臭い私は
『何が罪を反省しただ?!だったら1年間くらいは髪染めんな!』
と、画面に文句を言ってしまった。
世間の常識とは違う世界なのはわかっているが、やはり犯罪はやんちゃという言葉で済まされたくない。

少なくとも東都リーグ出身の選手たちには、自分だけではなく、自分の後ろには東都リーグがあることをいつも忘れずに、誇りをもって頑張って欲しい。

来年こそ、
   大阪ガスの青柳匠内野手が
        選ばれますように・・・

by fujiki-seki | 2013-10-26 11:38 | バキコラム
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