俺ガス
全国100万人の東都2部ファンの皆様はもう耳にされているでしょう
東都2部が神宮第二球場を使用できる日が減るとか減らないとか・・・
いったい本当のところはどうなんだろう?
・東農大球場・・・各校からのアクセスも最も無難な場所
しかし観客席は少なく、土のグラウンドの荒れ具合に東洋大の高橋監督から厳しいクレームが来る事間違いなし
・東洋大球場・・・神宮と同じ素晴らしい人工芝も、ネット裏の観客席は見難く、野球部部員が独占していて座れる余地無し グラウンド1塁側沿いのベンチの場所取りに早く家を出ることになりそう
また秘密主義の東洋大なので、カメラなんて構えてたら注意されそう
・国士館大球場・・・場所はまずまずも観客席も観戦する人の立場にたってのものではなく、太い鉄柱が視界に入る
野球部はOKも、学校の方針で写真撮影には厳しい
最寄の駅からバスに乗るのもちょっと・・・
・立正大、日本大、拓殖大 は行ったことがない 遠くて行けない
そうなるとこの2部観戦記も続けていくのはしんどくなって来る
何試合かは観戦できても、ほぼ全試合を見た上での、このベストナインを自負しているので、この企画は最後かにゃ~
しかしこんな駄ブログの事は置いといて、心配事は
・あくまでも、となりに神宮球場があることが2部のモチベーションの一つになっていたと思うので、どうしても士気の低下が懸念される
・第二球場にも足を運んでいたプロ野球スカウト・社会人野球関係者の足が遠のくどころか、ついでの観戦は決してない!
例えば、東都1部の1試合目に見たい選手を見に来て、ついでに2部2試合目の気になる選手も見ていくことを、携帯で話されていた(選手名も聞こえちゃった♪・・・万年2部っぽいチームの選手)
首位打者 仁藤敬太(専修大4年)
最高殊勲選手 矢幡勇人(専修大4年)
最優秀投手 春山大介(専修大4年)
おめでとうございます!
しかし1部はこの他にベストナインの表彰がある
素晴らしいプレーを魅せてくれた2部の選手たちへの感謝の意も込めて
と思い勝手に表彰してみようと思い立ったのは2年前の秋のこと・・・
2010年秋
2011年春
2011年秋
2012年春
今回は第5回2012年秋版、偏った感を持たれる方もいらっしゃるかも知れませんがご了承願います
野手部門
まず各ポジションの最高打率選手と数字で見る各部門のトップは
(規定打席到達者から、丸内数字は打率順位20位内)
捕手・ .400中園②(専修大) .375柴原③(日本大)
.200川島(拓殖大) .188外間(東農大)
1塁手・.333中野④(東農大) .327吉田⑤(日本大)
.211原田(立正大) .159田中(洋)(専修大)
2塁手・.271日置⑰(立正大) .200田村(日本大)
.149渡邊(祥)(専修大)
3塁手・.412仁藤①(専修大) .318陽川⑨(東農大)
.224高橋(弘)(拓殖大).207長谷川(立正大)
遊撃手・.325三浦⑥(専修大) .208安田(拓殖大)
.146村田(日本大)
外野手・.325井上⑥(日本大) .324須田⑧(東農大)
.315矢幡⑩(専修大) .310⑪古野(東農大)
.306伊藤⑫(立正大) .293伊達⑬(立正大)
.286玉城⑭(東農大) .277森(勇)⑮(国士館大)
.275市原⑯(専修大).235根岸(昴)⑱(日本大)
.234⑲丹澤(国士館大).225山口(篤)⑳(日本大)
.211平(日本大).186浅香(拓殖大)
指名打者・規定打席到達者無し!
最多本塁打・4本 矢幡(専修大)
最多打点・14打点 仁藤(専修大)
最多安打・21本 仁藤(専修大)
最多盗塁・6個 須田(東農大)
最多得点・11 矢幡(専修大)
最多2塁打・5 須田(東農大)
最多3塁打・1 規定打席到達者6名
最多犠打飛・10 浅香(拓殖大)
投手部門(規定投球到達者上位)
防御率
0.70石橋(拓殖大) 0.94岩崎(国士館大)
1.48沼田(立正大) 1.78池田(拓殖大)
最多登板
10 池田(拓殖大) 山井(日本大)
9 岩崎(国士館大) 沼田(立正大) 坂寄(国士舘大)
沼田(立正大)鷲尾(國学院大)
最多完投
5 池田(拓殖大)
4 春山(専修大)
勝利数
5 沼田(立正大) 湊(日本大)
4 池田(拓殖大) 春山(専修大)
最多イニング
65.2 池田(拓殖大)
61 沼田(拓殖大) 52 春山(専修大) 47.2 坂寄(国士館大)
奪三振数
62 池田(拓殖大)
37 石橋(拓殖大) 33高木(東農大) 32春山(専修大)
奪三振率
9.31岩崎(国士館大)
8.76石橋(拓殖大) 8.45池田(拓殖大) 7.24高木(東農大)
以上の数字・印象度・好みから
投手
沼田優雅(立正大2年・天理)
(写真は9月10日 国士館大戦 完封勝利をあげた)
今季も立正大の先発には沼田くんが立った
この2年間、他の投手が1シーズンで行方不明になって行く中、沼田くんは投げた
開幕カードの日大戦ではイマイチも
国士館戦での2完封では粘り強さ、逞しさが見られた素晴らしい投球
しかし拓殖大戦では完全試合も見えた中、3四死球で無安打降板・・・
そして優勝目前での農大戦ではリードを守れず敗戦・・・
終盤は厳しい結果も突きつけられた
それでも来春も立正大は沼田くんが頼りのはずだ、無事是名馬
優勝は逸したものの5勝と投球回数を評価して選出
石橋良太(拓殖大3年・明徳義塾)
(写真は10月16日 対専修大 完封勝利)
開幕カードは登板無し、2カード目の日大戦でリリーフ登板も痛打を浴び、本調子には遠い出足だった
しかし立正大戦で今季初先発の舞台で見事完封勝利
専修大の単独優勝のかかった試合での完封勝利で、拓大の最下位を回避決定の活躍
つい単調になってしまって連打を浴びる場面もあったが、専修大戦では得点圏に走者を背負ってからの投球が、本来の大胆さに細やかな粘りも加わった新たな一面が見えた
自分の個性を失わずに4年生の池田くんの投球の上手さが加味されたか・・・
この安定感が加われば、来年はプロの声も掛かるはずだ
投球回数・勝利数など不満も2部からのプロ輩出を夢みて選出
プロと言えば、大穴で岩崎優くん(国士館大3年・清水東)はどうだろう
長身の左腕、グッと沈むフォームから力攻めの投球も出来れば、緩急も使える
同じ対戦カードの中で、又は一つの試合の中での修正能力もあると見ている
考えて投げる事の出来る投手だ
主にリリーフエース的登板で、防御率は0点台、奪三振率はトップ
最後まで選出を迷ったのだった
湊哲郎くん(日本大4年・日本大学)は5勝を上げ、日大優勝決定戦進出に貢献した
コーナーに速球と変化球を集めていく丁寧さに好感が持てた
春山大介(専修大4年・桐蔭学園)は優勝チームのエースとして連盟選出の最優秀投手に
しかし最初に見た時の印象が強すぎるのか、つい春山くんには、より高いものを求めてしまう
短いイニングで、押しまくっていたあの投球を
専修大は鈴木亮(専修大4年・竜ヶ崎一)はどうしたのだろう?
秋開幕当時は鈴木くんがエースだったはず、グラウンドに姿はあるものの、リーグ戦中盤以降、入替戦も登板無し
秋の明治大とのオープン戦の完封が素晴らしかったのに(ここでピークに達してしまったのか、それより何故に夏の炎天下のオープン戦で完封させたのか・・・)
池田望(拓殖大4年・佐久長望)は勝ちに恵まれずも、文句なしのいつもの池田くん
もう一度好調なときに神宮で投げる姿を見たかった
高木伴くん(東農大4年・市立川口)は開幕時はどうなる事やらと
しかし徐々に良化し、拓殖大戦での完投勝利・国士館戦での完封勝利でエースの仕事を全うした
あの恵まれた体型からしっかり腕を振り下ろせば、この位の投球くらいは出来る能力はあるのだ
しかし4年生と言うのが残念
大野亨輔くん(専修大1年・星稜)は抑え投手として順調に成長
まだ“力で捻じ伏せる”とまではいかないが、ストレート主体の中、変化球もうまく使えるようになって来た
入替戦ではリーグ戦よりも変化球を多く使って、別の一面も見せてくれた
専修大は投手力が生命線のチームだ
大野くんと池田駿くん(専修大2年・新潟明訓)と山田智弘くん(専修大3年・県岐阜商)の3人への期待が大きくなる
今年は4年生投手が主力のチームが多く、慣れ親しんだ彼らがいなくなるのは寂しい
しかし新しい力に出会える楽しみを持って来たる春を待ちたい
捕手
柴原健介(日本大3年・履正社)
(写真は9月20日 対拓殖大 同点のホームランがレフトポールを捲いた)
ここはハイレベルで悩んだ
打率は2位と3位と文句なしの数字、ホームランも2本づつ
キャッチャーとしても優勝決定戦進出とチームに貢献した中園雄一郎くん(専修大4年・筑陽学園)と柴原くん
私感だが、キャッチャーとしてはインサイドワークは柴原くんが上、送球も含めて肩の強さは中園くんが上かと
中園くんは打撃が春と比べて急上昇、夏の明治とのオープン戦でのホームランにその長打力を垣間見せ
3,4番を打つに遜色のない打撃力の持ち主だった事を再認識
開幕時は打順8,9番も、徐々に打順を上げ最後は5番に伸し上げて来た柴原くん
最初の2カードを失うも日大が最後には首位に並べたのも、柴原くんの上昇と比例している
配球を読んでの打撃(のように見える)はキャッチャーならではか
優勝は専修大も、後半の日大を牽引した柴原くんを選出
勝利に直結した価値ある打点10も評価したい
他には川島大地くん(拓殖大3年・麗澤瑞浪)は途中からレギュラー、それも中軸に定着
日大戦での打撃に目を見張る活躍でデビュー、ホームランも完璧に捉え切った本物ホームラン
しかし後半打撃は失速してしまった
最悪のスタートから立ち直った農大の正捕手は、外間正伍くん(東農大1年・興南)がガッチリキープ
火の車の投手陣と共に修正、高木くん、小見くん(東農大4年・東農大二)と卒業する4年生と最後は勝利を分かち合えたのは嬉しい
真正直な勝負だけでなく、変化球・ボール球で目先を変える粘りの配球、それが逆に高木くんのストレートを活かす事になったのだ
我慢して外間くんを最後まで使ったことが、来年以降に繋がって欲しい
鉄板のレギュラーだと思っていた吉田裕太くん(立正大3年・日大三)は中盤は青木匠平くん(立正大4年・横浜創学館)にそのポジションを譲る事に
しかし規定打席未満も、3本のホームランはどれも飛距離十分で全て記憶に強く残っている
青木くんは南投手(現ロッテ)の頃、マスクを被っていた、打撃型の捕手だったと思っていたが、今季は捕手としてのリードに忙殺されイマイチ力を発揮出来ずか
一塁手
中野智博(東農大4年・西城陽)
(写真は10月16日 9回逆転の3ランホームランがレフトへ)
中野くんは、昨年までは上級生の樺澤くん(現トヨタ自動車)、下級生の陽川くんと派手なタイプの2人に隠れたレギュラーながらも地味な存在であったが、最後の秋に花開いた
打率は4位 拓大戦でのサヨナラヒット、立正大戦での9回逆転の3ランと強く印象に残る場面が思い起こされる
ファーストの守備も堅実、2部では最も安定感有り、迷うことなく選出
サードも守れる中野くん、社会人野球では、右の強打者として頑張って欲しい
吉田薫平くん(日本大3年・日本大学)も高打率を残した
原田拓実くん(立正大3年・天理)は故障明けのためか、2年秋の天才的打撃力には程遠く、今年は厳しい1年間となってしまった
来年に期待だ!待ってるぞ!
田中洋平くん(専修大4年・日大三)は打撃不調で後半戦はベンチも、主将として1部昇格を支えたか
二塁手
日置翔兼(立正大4年・堀越)
(写真は9月4日 対日本大 9回表決勝のタイムリー3塁打)
このポジションで数字を残しているのは日置くん
主に1番打者として立正大を牽引した
2塁手として守備は安定感有り、積極的に動き回れる選手
試合状況に応じて内野は全ポジション可能で、どこを守っても標準以上の守備力があるのだ
立正の顔と言うべき選手の一人で、彼も卒業かと感慨深い
田村昌大くん(日本大2年・新潟明訓)は夏の法政大とのオープン戦で大当たりの打撃を現地観戦していたので、そのイメージで最初見ていたが、思うように数字は残せず
渡邊(祥)くん(専修大3年・作陽)は意外性のある打撃が魅力の選手だが、今秋は低迷
主力の4年生が抜ける中、1部で専修大が生き残るためには、打撃力・守備力ともにレベルアップが必修だ
申し訳ないが、後編につづく・・・