5月9日 神宮球場にて
青学大対日本大 東都大学野球1部
日本大ナイン&ベンチの皆さまに、飼い主バキから伝言です
『申し訳ございませんでした!』
byバキ
ところで、あなたは“こすもす純ちゃん”をご存知ですか?
日大ナインは、こすもす純ちゃんが、大手を振って神宮正面玄関で過ごせるよう頑張りました!
・・・って、わけではないと思いますが、緻密な策を入念に練り上げての勝利だったと思われます
バキは試合終了後、
こすもす純ちゃんにもごめんなさいと声をかけ・・・
こんにちは わたしグレ♪
勝利するには、投手が7割を締めると信じているバキ
この日バキは、甲子園で活躍していた投手を山ほど抱える青学が勝利だと決め付けていました。
日大の相手は、甲子園でブイブイ言わせた有名(高校野球に詳しい方々には知れた名が多い青学ナイン)投手が勢ぞろいの上、野手も単に甲子園出場ではなく、厳選されたメンバーがずらりと並ぶ青学
そんな最強メンバー相手に、自慢の機動力や、コツコツランナーためての辛抱強い攻めも、豪快な一発で返されちゃうんじゃないかと・・・
日大勝利だったら、上手く行けばロースコアで逃げ切りとかあるかも・・・そう思っていたようです。
帰宅後東都2部担当のガスから
『個々が素晴しくたって、勝手に個々が試合をやってるわけではないからね・・・』
と・・・
青学大
1 [3] 佐野 (大阪桐蔭)
2 [4] 筒井 (桐光学園) H 安田(大) (PL学園)
4 吉田(聖) (仙台育英)
3 [9] 内藤 (千葉経済大附)
4 [8] 杉本 (徳島商業) H8 山口 (三重)
5 [7] 井上 (報徳学園)
6 [D] 吉田(正) (敦賀気比)
7 [6] 小林(諭) (日大藤沢)
8 [5] 安田(紘) (天理)
9 [2] 谷 (千葉経済大附) H 宮本(真) (報徳学園)
2 猪又 (千葉経済大附)
P-齋藤(青森山田) 福島(大阪桐蔭) 高橋(京)(本荘) 小畑(鳥取西)
日本大
1 [8] 井上(彰) (筑陽学園)
2 [9] 平 (日大山形)
3 [7] 山口(篤) (龍谷大平安)
4 [5] 村田 (PL学園)
5 [3] 齋藤 (青森山田)
6 [D] 青山 (育英) HD 内ノ倉 (日大鶴ヶ丘)
7 [2] 柴原 (履正社)
8 [6] 田村 (新潟明訓) R 山崎 (青森山田) 6 宮守 (青森山田)
9 [4] 谷 (報徳学園)
P-山井(宇都宮南)
1回表(青)
日大の先発は山井投手
湊投手と思いこんでいたわたし
真っ直ぐには全く遅れない青学打線相手に、真っ直ぐ主体だと打たれちゃうんだろうな~って、試合前からこれまた決め付けて・・・
1 [3] 佐野 初球130Kストライク、2球目137Kセンターフライ
2 [4] 筒井 初球118Kボール、2球目130Kインえぐって(?)デッドボール
3 [9] 内藤 初球127Kボール、2球目スイング速すぎの
セカンド深いフライ
4 [8] 杉本 初球空振りの際
ランナースタートも、
柴原捕手の速くて低めにコントロールされた送球に当たらないよう素早く投手はちっちゃくなり、
いつもの良い送球できちっと刺し盗塁失敗
今シーズンも後半になり、データが増えてきます。
毎シーズン後半になると、ベンチの采配の比重が大きくなってくるものです
球威・球速ではなく、相手心理を逆手にとる日大バッテリーが、打ち気を誘い出し早打ちさせて抑えます
1回裏(日)
青学先発は齋藤投手
いつも抑えがほとんどで、荒れ捲くりも150K以上のノビのあるストレートを楽しみに観ています。
この日は先発なので、中盤にどのような投球をするのか楽しみのスタートでしたが・・・
1 [8] 井上(彰) 初球132Kボール、2球目134Kレフトフライ
2 [9] 平 137K・135Kとボールが続き、3球目141Kストライク、
4球目136K叩きつけて、
打球はセンターに抜けての出塁
3 [7] 山口(篤) 初球137Kストライクはバントの構え、2球目129K高めに抜け、牽制挟んで144Kストライク、エンドランはファール、5球目143K乱れてとめるのでいっぱいいっぱいのボールに
ランナースタート投げられず・・・
6球目あえてゴロする打撃に見え、セカンドゴロは進塁打に
アウトになっても、必ずランナーを先へ行かせる意識が強い日大ベンチのサイン
4 [5] 村田 ストレートで圧して行きたいところ・・・初球142Kもボール、2球目捉えた当たりもレフトフライ
齋藤投手の球の重さが勝って俊足2塁ランナーを返さず済みましたが、気持ちは圧され気味。
2回表(青)
4 [8] 杉本 初球外すも、120K後半外ボール球を連続3球振らせ空振り三振
5 [7] 井上 ストレートは決してストライクには入れず見せ球として上手く使って、1-2から空振り三振に
6 [D] 吉田(正) 1-1から
しっかり捉え、HRかー!の当たりも、落下地点へ俊足活かし真っ直ぐ駆け込みながら
フェンスギリギリで後ろ向きでランニングキャッチ! 捕ったらそこはもうフェンス
少なくとも、
打球の速さから9割がた2塁打の当たりです!
2回裏(日)
5 [3] 齋藤 初球129Kストライク、2球目打ち取り気味も、
力のある斉藤さんなのでショート後方まで飛ばし、
レフトが必死の滑り込みも及ばず、弾いて2塁打に
6 [D] 青山 ランナー2塁で、打者は“DH”・・・DHは打つのが仕事!
しかし、機動力野球の日大はバントから長打まで、その場に応じて対応できる選手多く・・・
3塁へ送る難しいバントも、
初球きっちり決めて、1アウト3塁へ
東洋・駒澤・青学・中央は、このようなシーンで以前はDHには打たせていくシーンが大半
ちなみに亜細亜は、回や投手によって9割以上バント成功専門職人を送ります
2部の楽しい野球、勝つための野球を今でも実行している日大は、3塁にランナーを置く重要性を大切に考えているようですし、DHでバントのサインにしっかり対応できる打者も素晴しい
1アウト3塁
7 [2] 柴原 なぜかここで
“勝負強い男・柴原健介”
にまわってきました
初球145Kボール、2球目145K小さく強く叩き、
基本のセンター返しで
タイムリー
東都2部担当のガスが、2部当時から試合のたびに『柴原くんの勝負強さは半端じゃない!』と言った言葉が思い出されます
1アウト1塁
8 [6] 田村 0-2から左中間へフライはレフトがキャッチ
9 [4] 谷 1-2から135K空振り三振
この回、チーム打撃に徹したDHがチャンスを広げ、勝負強い男が決め、日大が先制
3回表(青)
7 [6] 小林(諭) 初球136Kボール、2球目128K引っ掛けファーストゴロ
8 [5] 安田(紘) 初球打ちはショートゴロ
9 [2] 谷 初球135Kストライク、ファールで合わせ1-2から
右中間へ飛ばします
センターが斜め前に突進捕球でシングルヒット
1 [3] 佐野 1-1から小フライのセカンドフライ
3回裏(日)
1 [8] 井上(彰) 2-2からの7球目134K空振り三振
2 [9] 平 1-1からセカンドゴロ
3 [7] 山口(篤) 初球141Kストライク、2球目111Kボール、3球目111Kストライク、4球目148Kくるも準備が出来ておりファール、5球目145Kショートゴロ
先発ということで、変化球を多く使っていた齋藤投手に対し、111Kの後148Kが来ても反応できるのは凄いと・・・
4回表(青)
2 [4] 筒井 1-1からセカンド深くも、内外野間での守備範囲がしっかり決まっているようで、
サラーっとセカンド落下地点に入り捕球
3 [9] 内藤 2-2から127K空振り三振
4 [8] 杉本 空振りするも、すべてボール球での2-2からの5球目、ここでストライクを持ってきて、129K見逃し三振
空振りさえも恐怖を感じる青学強打者三・四番を、緻密な心理配球で三振にとった日大バッテリー
4回裏(日)
4 [5] 村田 初球100Kストライク、2球目140Kもボール、3球目136Kボールで4球目を叩くもファーストファールフライ
5 [3] 齋藤 初球138Kストライク、
2球目121K叩き
レフトへのヒット
6 [D] 青山 ショートゴロは、
セカンドアウトも、ファーストはセーフに
7 [2] 柴原 得点圏にランナーを置くと、ヒットの確率高く・・・でも、ランナーなしか、1塁だとなぜか別人
1-0から引っ掛けセカンドゴロ
5回表(青)
5 [7] 井上 1-1からレフトへ飛ばし、上がったフライではない2塁打~♪の当たりのはずが、
レフト山口さん落下地点に真っ直ぐバックバックでランニングキャッチされてしまいます・・・2塁打阻止
6 [D] 吉田(正) 1-0から高めボール138K手を出し
ショートフライ
7 [6] 小林(諭) 1-1から左中間レフトフライ
気付くとセンターのカバー速い事!
5回裏(日)
8 [6] 田村 初球ライナーはショート正面
9 [4] 谷 2-2後、引っ掛け内野ゴロもファースト送球こぼし、ファーストエラーで出塁
1アウト1塁
1 [8] 井上(彰) 初球セーフティーの構えで見逃し、2球目140Kフルスイングで2ストライクに・・・
そして0-2からの3球目
捉えた打球は、
右中間破ってフェンス到達の打球に、躊躇なく好走塁で1塁ランナーホームインし、
打者走者も3塁へ
2 [9] 平 1アウトランナー3塁のため、内野前進守備
ゴロゴーのサインだったらしく、
強く叩きつけた打球は
、バウンドしながらショート頭上を越して
レフト前へ
タイムリーヒットに
3 [7] 山口(篤) 1-0からランナースタート・・・瞬時に『盗塁ー!』と思ってカメラを動かすと、“カーン!”って音と共に、
一二塁間を打球がぬけて行き、エンドランだったらしく、
一気に1塁ランナー3塁へ
3塁への送球乱れる間に、
打者走者は2塁へ・・・隙がありません!
1アウト2・3塁・・・畳み掛ける日大ベンチの仕掛けに、好走塁で3塁にランナーを置くことで、本来の投球をさせてもらえない齋藤投手
内野前進守備
4 [5] 村田 2-1から叩き、
左中間への当たりは、
ライトの内藤さんがいつも通りの捕球・・・と思ったら、
延ばしたグラブからこぼれ落ちタイムリーに
ランナーも、内藤さんだったらライトフライ捕球だと判断し、タッチアップ待ちだった為、2塁ランナーは3塁までで、尚も1アウト2・3塁
ここで青学投手交代は福島投手
勝っている所ではなく、4点負けているところで出され・・・
小さな体をめいっぱい使い1年の頃はフル稼働
青学を支えてきた投手がこの場面に登場とは複雑な心境で、翌日の先発として肩慣らしかな?とも(でも、翌日はまたも負けシーンでの起用)
1アウト2・3塁
5 [3] 齋藤 2-2からカットカット後、7球目
ライト線フェアーで
2点タイムリー
6 [D] 青山 2-1からレフトフライ
7 [2] 柴原 0-3からセカンドフライ・・・勝負強い男も、大差だと燃えないみたい。
6回表(青)
8 [5] 安田(紘) 初球133K良い当たりも、抜けず・・・セカンド左へのゴロ
9 [2] 谷 初球これまた良い当たりもセンターフライ
1 [3] 佐野 ピッチャーをユルッと抜けた当たりも、
ショートがカバーに入ってショートゴロ
6回裏(日)
青学大投手交代は高橋投手
新人さんです
8 [6] 田村 一球も振らず3-1から四球
代走 山崎 ・・・日大ベンチ、まだまだ仕掛けてくる予感
9 [4] 谷 初球131Kバントの構えで見逃し、2球目118Kバントの構えで見逃し、3球目120Kバントの構えでボール・・・ってことは、9番打者だしスリーバントね♪って思ったら、
4球目をバントシフトの前に出ているサードに向かってバスターして、サードも怯まず捕球しようとしたのですが、
弾いてサードエラー出塁に
バントのつもりでいたサードの位置を考えると、強襲ヒットでいいじゃん!って当たりでした
ノーアウト1・2塁
1 [8] 井上(彰) 初球バントは3塁線ファール
このとき、わざとバントファール?このファールで内野がどのような動きをするか確かめたのかも。
そして2球目、
きっちり3塁側へバントを決め、
ランナー2・3塁に
長打だけでなく、小技もシフトを頭に入れながらきっちり決めてくるのが凄い!
1アウト2・3塁
2 [9] 平 0-2から
センターへのフライは、
3塁ランナー代走&2塁ランナーも走れる選手ってことで、当然タッチアップオールセーフ
青0対7日
2アウトランナー3塁
3 [7] 山口(篤) 初球115Kボール、2球目
まさかのセーフティスクイズ成功
2アウトの上、長打3番バッターということで、まさかセーフティーしてくるとは・・・と警戒なしの青学だったと思われます。
4 [5] 村田 ランナー1塁に置いて、
一塁左を抜けたゴロは
セカンドよく追いついてアウトに
この回も追加点を上げ、青0対8日と、自慢の機動力と畳み掛けるようなベンチ采配で突き放します
7回表(青)
2 代打 安田(大) 1-2から
137K叩き、強いライナーに山井投手が瞬時に好反応でグラブを出すも、
あまりの速さに一瞬にしてセンターヘ
3 [9] 内藤 3-2から
122K空振り三振
日大ベンチがタイム
何お話してるのかにゃ~?
4 代打 山口 1-2から
126K見逃し三振
5 [7] 井上 1-0から強く叩き
捉えた打球はライナーでライトへ一直線
ライト平さんは打球を見た瞬間すぐフェンスに向かってかまえ素早く好処理
6 [D] 吉田(正) ランナー2塁に置いて、好きな高めを振らせにかかり、キャッチャーファールフライに
7回裏(日)
青学大投手交代は小畑投手
5 [3] 齋藤 2-2からレフトフライ
6 代打 内ノ倉 ショートゴロ
7 [2] 柴原 セカンドフライ
8回表(青)
7 [6] 小林(諭) 初球セーフティーバントを試みるも、
キャッチャー素早く処理
8 [5] 安田(紘)
ライナー性の良い当たりは左中間へ飛ぶも、センターもういるし~
センターフライ
9 代打 宮本(真) 初球捉えるも、ピッチャー好反応でピッチャーライナー
8回裏(日)
8 宮守 0-1からレフトフライ
9 [4] 谷 初球ショートゴロ
1 [8] 井上(彰) 0-1から
127Kピッチャー返しは好反応も、
打球鋭くセンターヘ
2 [9] 平 0-1から4球連続ボールで四球
2アウト1・2塁
3 [7] 山口(篤) 0-2から空振り三振
9回表(青)
1 [3] 佐野 三遊間への当たりに、
サード村田さんが必死に飛びつき、
送球間に合いアウト
2 [4] 吉田(聖) ショートフライ
3 [9] 内藤 3-2からファーストゴロ
試合終了
日大の8点は11本のヒット数もHRはありません
日大勝利・・・数字には見えない、日大ベンチの心理を突いてくる練りに練った策と、基本のセンター返し、そして全員が自分の記録ではなく、チーム打撃を大切にしてこそのものだと思います。
強打者揃いの青学を抑えたのは、柴原捕手の『いつになったらストレートがくるんだ?』という、ほとんど変化球ばかりに見えた山井投手の特徴を逆手にとったような緻密な心理を突いた配球に、そこに迷いなく逃げずに投げきった山井投手の強い気持ちだったように見えました。
打線に関しては、青学に負けないくらいの強い打撃と自慢の機動力を存分に生かした日大ベンチの戦略に尽きると思います。
負けはしましたが、また出てきた新しい投手・・・豊富だニャ~
試合結果 青学大0対8日本大