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ヒットエンドにゃんEX
nekoumeume.exblog.jp
2011年 03月 25日
小坂誠・・・誇り高き男
今日は、“震災 トヨタが米生産一部縮小”の見出しを見て、
     『トヨタっておコメも作ってたの?』
と、ボケをかます飼い主を持つオス猫の“俺ガス”が担当。

昨日、突然飼い主バキが騒ぎ始めた
 
   『おにゃじー、小坂が~
       小坂がたいへ~ん!!!』
と・・・
(おにゃじ→飼い主バキの夫のこと)

小坂とは、当然小坂誠のことである

バキは、(Gが批判を浴びている中、スポーツ報知はなんて書くんだろう?)と意地悪な気持ちいっぱいで、スポーツ報知の記事を覗いてみた

すると、そこにはこんな記事が・・・
           そして2010年7月は、まだ現役だった。。。







小坂育成コーチ避難所暮らし 山元町の実家浸水…楽天


避難所生活をしている小坂育成コーチは、選手会からもらったトレーニングウエアなどが入ったバッグを持ち、知人と話した 楽天の小坂誠育成野手担当コーチ(37)が、宮城県山元町の避難所で生活していることが23日、分かった。この日、島田亨オーナー(46)が激励に訪れた。

 昨年限りで14年間の現役生活に別れを告げた小坂コーチは、コーチ就任を機に仙台市から山元町の実家に引っ越し。年明けから両親と夫人と3人の子供の7人で新生活をスタートさせた。地震があった11日は、Kスタでリハビリ選手の練習に参加。翌12日に実家に帰ったところ、家は床上浸水しており、近くの小学校で避難生活を余儀なくされている。

 見慣れた光景のあまりの様変わりぶりに、小坂コーチは「言葉が出なかった」とポツリ。実家は海から約1キロのところにあるが、「50メートルほど海寄りの家は1階が全部流されていた」と津波の恐ろしさにぼう然としていた。

 実家には多量のヘドロが押し寄せ、流木が刺さった状態。現在は球団の了承を得て、チームを離れ実家近くのがれきの除去などを行っている。「早くどかさないと、まだ避難所に行く道ができていない。本当は若い僕たちがもっと頑張らないといけないんですが…」。朝はご飯と汁物、昼はカップラーメン。避難してから1度風呂に入っただけで、ひげ面の小坂コーチは無力さに唇をかみしめた。

 地震が起きた時、小坂家は長女が幼稚園に通っていた。帰宅を待とうという意見もあったが、避難の準備をして一家総出で幼稚園に長女を迎えに行きそのまま避難。「山の方に逃げたので助かったと思う」と小坂コーチは話した。

 いまだに幼なじみで2歳年下の後輩の行方が分かっていない。現役時代から少年野球大会を開催していたが、その球場もヘドロまみれだという。「野球で元気を与えるとかまだ言えないけれど、近い将来、また元気を与えられたら。もう一度、のどかな街が戻ってほしい」と祈るように話した。

 ◆小坂 誠(こさか・まこと)1973年7月2日、宮城県生まれ。37歳。宮城・柴田高からJR東日本東北を経て、96年ドラフト5位でロッテ入り。97年、新人最多記録の56盗塁に加え、俊敏な遊撃守備が評価され新人王受賞。06年巨人に、09年楽天に移籍した。10年限りで現役引退。通算1371試合に出場、打率2割5分1厘、19本塁打、279盗塁。98、00年に盗塁王、ゴールデングラブ賞4度。オールスター戦出場5度。167センチ、63キロ。右投左打


おにゃじの驚きと悲しみは大きかったが、
『ご家族みんな無事だったんだ~
  小坂らしいな、避難所で過ごしてるなんて』と・・・

その横でバキが、
ホントに~(泣)
      ・・・いつの間に子供3人も~』
と・・・
        そっちかい!

プロ野球コーチが避難所で生活し、瓦礫の撤去
         小坂らしい
先日楽天のファームの子達が早い段階で、被災地での荷物運びのお手伝いをした
今思うと、何となくその理由が見えてくる


       = 小坂 誠 =

2010年7月17日
ロッテ浦和球場にて・・・
 
その日の相手は楽天だった→ (試合の詳細) 

試合前、ひたすら小坂誠をさがす
そして小坂誠を見つける
小坂誠・・・誇り高き男_b0166128_2340869.jpg


すると、小坂誠から目が離せなくなる
ご自慢の守備ではなく、
小坂誠・・・誇り高き男_b0166128_23474014.jpg
それが打撃練習でも・・・

打撃練習が終わるとご自慢の守備・・・ではなく
 
恒例のトンボかけ    
小坂誠・・・誇り高き男_b0166128_23464161.jpg
誠のトンボかけは特別だ♪

彼以上に、浦和の土のグラウンドを愛おしそうにトンボかけする選手を、俺はまだ見たことがない

10分以上経過するも・・・    
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真剣な眼差しで、しっかり、そしてゆっくりと均していく

誰かがその上を踏みつけて過ぎようとも   
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黙々と丁寧に・・・

トンボかけは20分に渡って行なわれた
義務ではない、小坂にとってそれは、日常の歯磨きと同じなのだ
 
そして愛するグラブを手にベンチへ戻って行く    
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走って!それも、芝の上を・・・    
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内野を踏みつけず、ファールゾーンを経由するのだ・・・小坂だから

俺はとても小坂誠が好きという人を何人か知っている
みな共通するのは、小坂の守備が云々を通り過ぎ、その人柄を言う
今回の小坂誠の記事を、とある小坂ファンにお伝えすると、案の定すでにご存知
そして
“ 昨日、記事を見て泣きました。
まこちゃんのことだからきっと仙台にいるんだろうなと思っていたので震災以後大丈夫かしらと思っていたのですがまさか避難生活していたとは…。
その気になれば避難所を出てどこかに身を寄せることが出来るはずなのにその選択はせず地元に残ってボランティア… まこちゃんらしくてうれしかったです”
と、お返事を下さった。
飼い主バキのような薄っぺらい小坂ファンとは違う!
俺だけではなかった・・・誠が自ら地元に残ったのだと思ったのは。
それは小坂誠のプレーを観て、そのプレーを愛していれば、誰もがそう思うだろう。
 
今、この男は地震災害地の真っ只中の避難所で、多くの被災された方々のために
小坂誠・・・誇り高き男_b0166128_013648.jpg
コツコツと、しかし強い気持ちで戦っているのだろう

つづく・・・

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by fujiki-seki | 2011-03-25 00:30 | ガス文庫2《俺は知ってる》
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