帽子が飛んでも気にせず捕球 細谷圭内野手
俺ガス
昨日の続き ・・・前半のグループが終了すると、今度はもう半分のグループが練習に来た
終了したはずの生山くんが、まだ外野に滞在し
『ラスト2本お願いしま~す♪』と・・・
捕球回数が決まっており、その数だけ捕球すれば終了なのだが、自己申告でもある。
俺は(あれ?生山くんまだだったかな~???)
お願いしま~す♪と言いながら、軽快に走って 捕球
そのまま走って
また捕球
彼は背番号3桁の選手である上、年齢もそろそろ・・・
2桁の選手は単に1軍目指してがんばる!で済むが、彼はその前に2桁にならなければならない
この時だけではなかった
練習のたびに、一球でも多く受けたいことがわかった
関西弁で明るく元気な掛け声を出してた彼に対し、コーチ陣に“調子いいな~(笑)”とか言っていたが、俺には彼の笑顔の裏にもの凄い焦りを感じた。
早く支配下に登録してやってくれ!
あの元気の良い声を聞くたびに胸が痛くなる
次のグループは、翔太くん(50)・神戸くん(55)・細谷くん(59)・
岡田くん(66)・角くん(129)・吉田くん(133)
コーチのかける呼び名
翔太くんは“しょうた”、神戸くんは“ぎゅう”、細谷くんは“ケー”
岡田くんは“おか”、角くんは“こうた”、吉田くんは“まさし”
(上記、時折変更していた)
まずはコーチから説明を受けるのだが、入れ替えにメイングラウンドに帰っていった選手に何か聞いて来たのか、何となくドキドキ感がうかがえた
知り合いのご婦人が、青野くんと正人くんにねぎらいの言葉を掛けると、珍しく本気で大変だったと言っていた。この2人の様子から、本当にしんどい練習のようである。
レフトの位置に向かった選手たち 誰からスタートなのだろう?
『お願いしま~す♪』という大きな声が響き渡る 最初に走ったのは岡田くん
ノックしながら佐藤コーチが『いい足してるよな~』と感心・・・横でそれを聞いている代田コーチは誇らしげ
そういえば、昨年育成の時から人一倍練習に熱心だった岡田くんを一番指導していたのは代田コーチ。
ずっと岡田くんを追っていたファンの方に言わせると、彼は“代田コーチの秘蔵っ子”だそうだ。
次は牛・・・(じゃなくて)神戸くん
『お願いしま~す♪』の大きな体からは想像しにくい、ちょっと高い声を聞いた佐藤コーチが『なに・その声は~?』と言いながらノック 俺は心の中で(あの声が愛らしくていいのだにゃん)と、俊足ではないが必死で捕りに行く神戸くんの姿をほのぼの気分で眺めてた
コーチが続けざまに神戸くんに『おまえ全く捕る気な~い!』と・・・厳しいが言われるほうがいい。一番恐いのは何も言われなくなった時だから
細谷くんの番だ!『お願いしま~す♪』という大きな声が聞こえる
そして『ケー』とコーチが言いながら打球が飛ぶ ゴロだったが捕球前までダッシュし正面で捕る
しかし何よりうれしかったのが、声が出ていることだ。その声がまさかこんなに良い声だったとは・・・
佐藤コーチの打球は捕れそうも無かったが細谷くんギリギリまで追い 飛ぶ!・・・も(無理だってば~)
角くんが『お願いしま~す♪』と・・・佐藤コーチ『ちっちゃいな~』
文字にすると失礼な言葉だが、そこまでの経緯を見てると角くんの真っ直ぐな気持ちも含めてのことらしい
変に大人の曲がったところがなく、ひたすら前を見て向かっていく姿はお金をもらってるプロの匂いがしない。
小柄ながら鍛えた体は 誰かさんみたいにプロテインに頼っていないことがわかる良い捕球を魅せる
いよいよ吉田くんの番だ!高校時代は投手中心、昨年は内野中心、今年は外野中心・・・レフトらしい
本来、守備位置が変わることは決心がいることだ。きっと吉田くんも悩んだだろうと俺は心配していた
まずは代田コーチが打つ そして吉田くん何とかキャッチ!
佐藤コーチが『まさし~』と言いながら打ち、吉田くん帽子を落としながらも無事キャッチ! うれしそうである
本人、俺が思ってるほど悩んでないようでちょっと安心&(ちょっとは悩めよー)って気分♪
最後は翔太くん
倒れてた・・・
内野手だけしかやったことがないようで、走りながらのフライはどうも苦手なようで、バウンドするのを待ってから捕っていた。しかし、コーチからフライで捕れと指示が飛び、何とか前に出ようとはしていたが・・・なかなか上手くいかず、これからかにゃ~
後半のグループの時の、センターの位置に立っていたコーチは長島コーチ
吉田くんが捕球し、うれしそうにするも
微動だにせず・・・
しかし、この時ばかりは動いた!・・・っていうか気にしてた 細谷くん、捕球できるか?
お、捕った~ ギャラリーからも、つい声が出たほどだった
続けざまにまた難しい打球をノーバンで捕球した細谷くん 彼の捕球は柔らかいので、その瞬間はいつも格好良い♪
“真っ直ぐな男・角晃多” ナイスキャ~チ!いつも懸命なとこが好きだ♪
吉田くん、良いにつけ悪いにつけ先輩たちを見習う
そして、佐藤コーチが
『まさし~、こーい!』
というと、吉田くん何を思ったのか
『やさしいのお願いしま~す♪』
(よっしー、代田コーチならまだしも、佐藤コーチにそんなことお願いしちゃっていいのか
)ともの凄~く、俺がドキドキしちゃったよ~!
すかさず佐藤コーチ
『そんなこと言ったら、難しいのいくぞー!』
と・・・しかし、吉田くんきり返す
『じゃあ、難しいのお願いしま~す♪』
と、のん気な明るい声で・・・
(よっしー、恐いもの知らずというより、素直ってやつか?)
しっかり育ててもらってニャン、よっしー♪
さすが岡田くんと細谷くん、さっさとノルマをこなし、走って次に移動
次はメイングラウンドで特特打だそうだ・・・
その時、さらっと『吉田まだ疲れてませんよ~♪』と一声コーチに掛けていく先輩方
細谷くんの高校時代の監督さんは、吉田くんの監督さんでもあり、岡田くんの足利時代の監督さんは吉田くんの近所に住んでらっしゃる(自主トレは岡田くんにお世話になったらしい)
身近な関係の良い先輩2人もいるじゃん・・・これもなんかの強運か?
そんな吉田くんも無事終了
佐藤コーチが『まさし、サブ(グラウンド)で座って休んで待ってろ』となぜか優しく声を掛ける
レフトの片隅で、残った選手が苦しみながらも打球を待つ
となりのトラックでは
投手達が足腰鍛えて・・・
終了後投手を見学していたが、どうも吉田くんが気になった
ちょっとサブグラウンドを覗いてみると 角くんと吉田くんがキャッチボール
疲れていても、少しでも体を動かすことが身についてる角くん
俺はこの子を尊敬さえしてしまう♪
佐藤コーチの指示通り座ってた吉田くんが、角くんのボールを捕球
おいおい!コーチの指示守りすぎだよ~♪
しかし、本当のところは立っていられないほど足に来ていたのかもしれない。
角くんもよっしーも踏ん張ってがんばれー♪