ファーストファールフライ・根性で捕る(國學院)
俺ガス
まさか開幕前には、この週のこのカードが首位攻防戦になるとは、誰もが考えられなかったであろう・・・
そして春の1,2位が対戦する東洋大対青学大の今日の試合が最下位攻防戦(2部優勝チームとの入替戦出場を賭けた)になろうとも・・・
4年生の中で・・・今年のドラフト候補 負けはしたけど
國學院の埜口卓哉投手(右腕)
が、掘り出し物かと思われる。もし俺がスカウトだったら、ぜひ欲しい投手だ
追伸・・・訂正です。埜口くんはまだ3年生でしたので、もう1年堪能できます。(10月21日記載)
試合結果 國學院大1対4立正大
立正大が勝利し勝点を上げた
雨で未消化の青学大との試合に勝てば、初優勝となる
詳しくは下記の試合の詳細をクリックしてください
國學院大
1 [9] 神谷 (明徳義塾)
2 [5] 谷内 (金沢西)
H 辻 (駒大苫小牧)
3 [6] 渡辺(貴) (文星芸大附)
4 [D] 山崎(俊) (世田谷学園)
5 [2] 清水 (酒田南)
6 [3] 庄司 (修徳)
7 [7] 石津 (清真学園)
R7 中澤 (駒大苫小牧)
7 伊藤 (中京大中京)
8 [8] 斉田 (星稜)
H 大石 (清峰)
8 田渕 (法政大二)
9 [4] 澤田 (金沢)
P高木(星稜)埜口(つくば秀英)
立正大
1 [4] 黒葛原(横浜)
2 [5] 中嶋 (銚子商業)
3 [7] 神野 (埼玉栄)
7 中井 (千葉敬愛)
4 [3] 近藤(亮) (大宮西)
5 [9] 越前 (横浜)
6 [D] 樋口 (静岡)
7 [8] 赤堀 (掛川西)
8 [2] 椎名 (銚子商業)
9 [6] 早見 (平塚学園)
6 上地 (浦添商業)
P 南(県和歌山商)
立正の先発は1回戦完封勝利の南くん
國學院は高木くん
1回表(國)
ストレートの速さに頼らず、コーナーにボールを散らし三人を打たせて取る南投手
怪我さえなけでば、来年のドラフトに必ずかかる・・・はず
1回裏(立)
1死後、
2番の中島くんが2球目をレフトへ
ホームランで立正が先制する
2回表(國)
三者凡退
2回裏(立)
この回先頭の5番越前くんが初球をレフトへ
打球はレフトスタンドに・・・
ホームランで2対0に
6番樋口くんは、2-2から高木くんの落差のあるカーブに上手く合わせる
この打球が三遊間を抜けてヒットに
バントで1死2塁となり、8番椎名くんを四球で歩かせた所で早くも投手交代
2番手は3連投となる
リリーフエースの埜口くん
ランナーを背負っての場面で、いつも粘り強くしのいで國學院を救ってきた埜口くん
ここでもその力を見せてくれた
9番早見くんをサードゴロに
ボールはこの後、2塁から1塁に渡ってダブルプレーに
3回表(國)
この回先頭の石津くんの高~く上がったフライ
セカンドの黒葛原くんが後ろに下がった・・・手を上げるが、
そこから慌てて前進
ボールはほとんどセカンドの定位置に落下し、
黒葛原くんはグラブにあてるも掴み損ねて落球
続く8番斉田くんは1塁方向へ送りバント
これがピッチャーの脇を抜け、ファーストも拾えず、セカンドの黒葛原くんが捕ることに
黒葛原くんが1塁を振り向くと、ベースの上を打った斉田くんが駆け抜けて行き内野安打に
9番澤田くんが送って1死2,3塁
1番神谷くんは1-3から高めのボールを見送って1塁に歩き1死満塁
2番谷内くんの打球は
ピッチャーの頭上を越えセカンドの前に
この後、黒葛原くんが走ってくる1塁ランナーにタッチしてから1塁送球してダブルプレーに
國學院が追撃のチャンスを逸す
3回裏(立)
この回先頭の黒葛原くんが叩いた打球は
二遊間へ
1塁を駆け抜け内野安打に
バントで1死2塁に
3番神野くんのカウント2-1から
黒葛原くんは三塁にスタート
盗塁成功で1死3塁に
神野くんは思いっきり打ち上げてレフトフライ
黒葛原くんがホームインで3対0に
内野安打で出塁し、バントで進み、3盗し、犠牲フライでホームイン!
まるで超俊足の選手がかき回したように思うが、実は黒葛原くんは、タイム的にはそれほどの俊足というわけでもない。
“彼は、走塁が上手いのである”
ちなみに黒葛原くんは、賢ちゃん(ロッテの佐藤賢治くん)の横浜の先輩である
4回表(國)
この回も三者凡退
4番山崎俊くんには148Kのストレートを投げ込みスピードも乗ってきた
4回裏(立)
5番越前くんがライト前ヒット
(越前くんは、賢ちゃんの同期)
バントで送り、1死2塁から
7番赤堀くんがレフト前ヒット
8番椎名くんの初球にスクイズも空振り
3塁ランナー急ブレーキも、この後挟まれてアウトになり、椎名くんも2-1から三振に倒れここは埜口くんが踏ん張る
5回表(國)
この回先頭の6番庄司くんが捉えた打球は
ジャンプするサードを越えて、レフト線へ、2塁打となり無死2塁
バントで送って1死3塁
3点負けているのに送りバント・・・消極的に思えるかもしれないが、それが國學院の野球なのだ
1点、1点を積み重ねていく全く面白くも無いが、ぶれの無いいつもの作戦なのである
そして8番斉田くんは0-1からスクイズ
しかしこれはファール
この後斉田くんはボールが体に当たり(主審はファール、斉田くんは死球を主張)負傷退場
そして2-2から代打に大石くんが出てくるも三振
ここで9番の澤田くんが
三遊間に転がす
ショートのグラブの下を潜り抜けてボールはレフト前に
國學院が1点を返す
5回裏(立)
この回先頭の9番早見くんの打球は左中間を突破
中継が乱れる間に俊足早見くんは3塁に達し、無死3塁に
國學院ピンチ!
しかし、ここで埜口くんがまたまた踏ん張る
1番黒葛原くんを打たせてファーストゴロに
2番中島くんの0-1からのスクイズバントも
ファールにし、その後ショートゴロに
3番神野くんの1塁側ファールグラウンドへの飛球に
ファーストの庄司くんが追いかけて
落下地点を行き過ぎてしまうが、身を捩ってキャッチ
そして離さず・・・スリーアウト
6回は両チーム三者凡退
7回表(國)
先頭の4番山崎俊くんが
右中間にヒット
5番清水くんはバントを2球ファールにし、2-0となるが3球目を決め1死2塁に・・・これも國學院らしい
ここは南くんが貫禄の投球で押し切る
6番庄司くんはショートゴロ
7番伊藤くんを2-1から外に切れていく変化球で空振りの三振に
7回裏(立)
三者凡退
8回表(國)
三者凡退
8回裏(立)
この回先頭の黒葛原くんが左中間をきれいに割って2塁打
バントで送った1死3塁で
3番神野くんが高々とセンターに打ち上げ
3塁ランナーホームイン
南くんの投球内容からして、試合をほぼ決める4点目であった
9回表(國)
1死から
現時点での東都の首位打者、
3番渡邊くんがライト線に2塁打で出塁
最後の反撃を仕掛けたい國學院であったが、この日の南くんにヒットを重ねるのは難しかった
4番山崎俊くんには2-1からボールになるもこの日最速の150Kを計時
そしてショートゴロを打たせて取り
5番清水くんのバットをへし折ったボールは
サードの前の転がり
試合終了
立正の南昌樹投手は、前々日に完封劇を演じ、中1日で完投
9回にもなって尚、球威が落ちることは無かった。
立正大が3つ目の勝点をあげた